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ハイヒール句会URL(再々掲)

 投稿者:撫子  投稿日:2015年 5月25日(月)22時48分46秒
返信・引用
  ハイヒール句会URL   投稿者:撫子  投稿日:2011年10月 9日(日)03時21分16秒


   猫髭さんがきっこさんに確認されたところ、プロバイダーのリニューアルによって、ハイヒール句会のすべてのリンクが消えてしまったそうです。分かる範囲で句会それぞれのURLをまとめましたのでご参照下さいね。

2003年
1月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoEN
2月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGN
3月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIN
4月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoMN
5月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoQN
6月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoTN
7月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoXN
8月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoON
9月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoRN
10月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoYN
11月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoCM
12月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoDM
WEB句集 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHN
きっこの俳句を批評 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoUN

2004年
迎春 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoWN
1月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGM
2月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHM
3月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIM
4月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoOM
5月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoPM
6月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoQM
6月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoRM
7月  http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoSM
7月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoTM
8月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoAMM
8月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoAMN
9月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoBMM
9月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoBMN
10月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoCMM
10月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoCMN
11月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoDMM
11月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoDMN
12月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoEMM
12月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoEMN

第2WEB句集◆ 満月へハイヒール ◆
http://ip.tosp.co.jp/BK/TosBS100.asp?I=kikkoJM

開けない方はこちらから http://ip.tosp.co.jp/BK/TosBK100.asp?I=kikkoJM&Pid=3161072&BookId=1&PageId=113529&PN1=0&PN2=0&PN3=0&TP=1&SPA=210


2005年
1月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoFMM
1月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoFMN
2月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGNN
2月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGNM
3月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHMM
3月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHMN
4月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIMM
4月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIMN
5月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoJMM
5月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoJNN
6月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoKMM
6月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoKNN
7月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoLMM
7月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoLNN
8月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoOMM
8月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoONN
9月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoPMM
9月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoPNN
10月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoQNM
10月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoQNN
11月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoRMM
11月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoRNN
12月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoSMM
12月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoSNN

2006年
1月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoTMM
1月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoTNN
2月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoUMM
2月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoUNN
3月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoCPP
3月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoCQQ
4月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoDPP
4月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoDQQ
5月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoEPP
5月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoEQQ
6月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoFPP
6月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoFQQ
7月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGPP
7月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGQQ
8月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHPP
8月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHQQ
8月次点 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHRR
9月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIRR
9月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIQQ
9月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIPP
10月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoJRR
10月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoJQQ
10月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoJPP
11月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoKRR
11月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoKQQ
11月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoKPP
12月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoLRR
12月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoLQQ
12月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoLPP


2007年
1月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoORR
1月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoOQQ
2月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoPRR
2月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoPQQ
3月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoQAA
3月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoQBB
4月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoRAA
4月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoRBB
5月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoSAA
5月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoSBB
6月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoTAA
6月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoTBB
7月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoUAA
7月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoUBB
8月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoDAA
8月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoDBB
9月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoFAA
9月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoFBB
10月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGAA
10月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGBB
11月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHAA
11月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHBB
12月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIAA
12月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIBB

2008年
1月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoJAA
1月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoJBB
1月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoJCC
2月 (兼題:数字 未披講)

2009年 (3月より再開)
3月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkokukai
3月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkotokusen3
3月相互選  http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=sougosen3
4月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkokukai4
4月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkotokusen4
4月相互選  http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=sougosen4
5月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkokukai5
5月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkotokusen5
5月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=sougosen5
6月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkokukai6
6月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkotokusen6
6月相互選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=sougosen6
7月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkokukai7
7月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkotokusen7
7月相互選  http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=sougosen7
8月 互選披講掲示板 http://8522.teacup.com/highheel/bbs

でも、これらのURLにもいつの日かアクセス出来なくなる日が来るかもしれません。
やっぱり印刷や、控えておきたいページはそれぞれにバックアップが必要かもしれませんね。
 
 

秋の夜長のチャット句会投句一覧一『秋の雨の巻』

 投稿者:撫子  投稿日:2013年12月16日(月)22時00分12秒
返信・引用
  『秋の雨の巻』

coco 16句
秋雨や紅茶のひもをゆらしつつ coco (10/20 20:01:47)
模造紙も鋏もペンも秋の雨 coco (10/20 20:03:11)
秋雨や額てかてか五時間目 coco (10/20 20:04:17)
秋雨や入場料は割引に coco (10/20 20:08:01)
秋雨や隅に干したる紅白帽 coco (10/20 20:10:26)
秋の雨ライオンキングは腹式呼吸 coco (10/20 20:13:21)
秋雨や錠剤割つて飲みにけり coco (10/20 20:15:49)
秋雨やスズメバチの本かりてゆく coco (10/20 20:16:58)
つけまつげためしてみたく秋の雨 coco (10/20 20:17:50)
秋雨にじんべいざめをあおぎつつ coco (10/20 20:20:12)
秋雨に西郷さんの銅像かな coco (10/20 20:22:49)
秋雨におまわりさん来るベンツかな coco (10/20 20:25:06)
柴犬の次男に似てる秋の雨 coco (10/20 20:26:10)
秋雨や落語絵本の良くうれて coco (10/20 20:28:06)
秋雨にラーメンの湯気上がりけり coco (10/20 20:30:13)
秋雨にアウシュビッツの捕虜番号 coco (10/20 20:34:05)
きっこ 16句
秋の雨やんで句会となりにけり きっこ (10/20 20:00:42)
句のあとの名前忘れて秋の雨 きっこ (10/20 20:02:43)
エナメルの赤てかてかと秋の雨 きっこ (10/20 20:03:28)
秋霖や膝に開きしミステリー きっこ (10/20 20:04:17)
秋霖や幸子てふ名のスナックに きっこ (10/20 20:05:03)
秋雨やネコタイショウはしんがりで きっこ (10/20 20:09:03)
ランドセルカバーは黄色秋の雨 きっこ (10/20 20:10:33)
秋霖に濡れて芦毛の駆け抜けり きっこ (10/20 20:13:00)
秋霖に重たくなりしつけまつげ きっこ (10/20 20:16:09)
まず恋を捨てる断捨離秋の雨 きっこ (10/20 20:18:20)
秋雨や芝もダートも不良馬場 きっこ (10/20 20:20:10)
辻々に私服刑事や秋の雨 きっこ (10/20 20:21:28)
秋霖の煙る川面を白き鳥 きっこ (10/20 20:23:58)
柴犬のぶるりと払ふ秋の雨 きっこ (10/20 20:25:10)
秋の雨あと三分であがります きっこ (10/20 20:27:10)
物の怪の洞に集ひし秋の雨 きっこ (10/20 20:28:31)
てまり 4句
点滴のぽたりぽたりや秋の雨 てまり (10/20 20:14:48)
ハチ公の待てど帰らぬ秋の雨 てまり (10/20 20:21:11)
秋の雨傘の一本ふたりかな てまり (10/20 20:25:19)
かすむ目のならぬ思ひや秋の雨 てまり (10/20 20:30:03)
ぴのこ 34句
秋の雨島の小道の石ひとつ ぴのこ (10/20 20:01:29)
トラックの去る音残し秋の雨 ぴのこ(10/20 20:01:58)
鐘の音の細く響きて秋の雨 ぴのこ(10/20 20:02:39)
秋雨や鞄にゆれるお人形 ぴのこ (10/20 20:03:38)
私も秋雨の中名無しなり ぴのこ (10/20 20:04:14)
ガラス戸の向こうの声や秋の雨 ぴのこ (10/20 20:04:38)
秋雨のサイレン響く高速道  ぴのこ(10/20 20:05:25)
秋雨や無声映画の老婦人 ぴのこ (10/20 20:07:36)
白猫の舌の長さや秋の雨 ぴのこ (10/20 20:08:14)
あらいぐま待っているなり秋の雨 ぴのこ (10/20 20:08:33)
秋の雨プラハに佇ちし女かな ぴのこ (10/20 20:09:13)
しんがりの猫の尻尾や秋の雨 ぴのこ (10/20 20:09:48)
胸元のブローチの艶秋の雨 ぴのこ (10/20 20:11:27)
秋雨やクラリネットの指長き  ぴのこ (10/20 20:13:55)
地下街の花屋の男秋の雨 ぴのこ (10/20 20:14:53)
注射器の針の長さや秋の雨 ぴのこ (10/20 20:15:16)
サーカスのピエロの背中秋の雨 ぴのこ (10/20 20:15:36)
秋雨やピーターパンの羽帽子 ぴのこ (10/20 20:16:18)
秋雨のガイドブックの折り目かな ぴのこ (10/20 20:17:35)
秋黴雨古本の名は「俳愚伝」 ぴのこ (10/20 20:19:03)
秋雨の青鮫の棲む秩父かな ぴのこ (10/20 20:19:44)
秋の雨風呂敷の中あててやる ぴのこ (10/20 20:20:19)
再会の約束ひとつ秋の雨 ぴのこ (10/20 20:20:50)
秋雨のショパンばかりの喫茶店 ぴのこ (10/20 20:21:34)
ぼろぼろの刑事の手帳秋の雨 ぴのこ (10/20 20:22:20)
公安に囲まれている秋の雨 ぴのこ (10/20 20:23:22)
秋雨やチーズケーキを切り分けて ぴのこ (10/20 20:24:38)
秋の雨昨日のカレーかき回す ぴのこ (10/20 20:25:16)
雉猫のしっぽとがりて秋の雨 ぴのこ (10/20 20:26:03)
秋雨の高速バスの毛布かな ぴのこ (10/20 20:26:30)
銀色の雫少年秋の雨 ぴのこ (10/20 20:27:09)
秋の雨のぞいていたるひかりかな ぴのこ (10/20 20:27:42)
秋の雨遠くを見てるお人形 ぴのこ (10/20 20:28:15)
あらいぐま「傘がない」のか秋の雨 ぴのこ (10/20 20:29:18)
ふじけん 3句
秋雨にリハビリロード行く二人 ふじけん (10/20 20:20:46)
秋雨に蹴飛ばす石の襞の苔 ふじけん (10/20 20:23:05)
秋霖やつひに来たのか腰痛み ふじけん (10/20 20:28:43)
一作 11句
濡れしままお通夜へ急ぐ秋の雨 一作 (10/20 20:03:53)
秋雨や近づいてくる救急車 一作 (10/20 20:04:39)
ワンコロの出るに出られぬ秋の雨 一作 (10/20 20:06:35)
礼服に着替えを急ぐ秋の雨 一作 (10/20 20:10:01)
車降りたり秋雨の水溜り 一作 (10/20 20:12:28)
コーヒーの渋くて苦し秋の雨 一作 (10/20 20:15:54)
四十年ぶりの再会秋の雨 一作 (10/20 20:20:21)
秋雨や乗換え急ぐ秋葉原 一作 (10/20 20:25:08)
飛びかかる子犬を払ふ秋の雨 一作 (10/20 20:26:15)
遠くからサイレンの音秋の雨 一作  (10/20 20:28:24)
秋の雨肩に乗るらし浮遊霊 一作 (10/20 20:29:50)
句念庵 17句
一灯の柳に隠れに秋の雨 句念庵   (10/20 20:05:28)
しばらくは又やまぬなり秋の雨 句念庵 (10/20 20:06:36)
山下り峰を横切る秋野雨 句念庵 (10/20 20:08:28)
やがてまた雲の端より秋の雨 句念庵 (10/20 20:12:26)
沖粗朶に一艘寄りぬ秋の雨 句念庵 (10/20 20:13:16)
累代の墓にクルスや秋の雨 句念庵 (10/20 20:14:54)
鉄塔にわたる電線秋の雨 句念庵 (10/20 20:16:14)
巡回車廻る湖畔や秋の雨 句念庵 (10/20 20:17:55)
池の亀あくびしてゐる秋の雨 句念庵 (10/20 20:19:08)
島々に.点る灯りや秋の雨 句念庵 (10/20 20:20:13)
耕作の畝に鍬鋤く秋の雨 句念庵 (10/20 20:21:34)
入江来て海鮮チャンポン秋の雨 句念庵 (10/20 20:22:29)
万葉の島の巡りも秋の雨 句念庵 (10/20 20:24:01)
暮れ六つの鐘は静かに秋の雨 句念庵 (10/20 20:25:42)
まだやっと降りず降らずみ秋の雨 句念庵 (10/20 20:27:06)
三分が待てぬラーメン秋の雨 句念庵 (10/20 20:28:08)
西山にたなびく雲や秋の雨 句念庵 (10/20 20:29:13)
春生 13句
サイレンの近くになりぬ秋の雨 春生 (10/20 20:30:36)
秋雨や8時の鐘の聞こえたる 春生 (10/20 20:02:06)
秋雨や手向けの花に生気あり 春生 (10/20 20:04:17)
秋雨やヒールの高ききっこさん 春生 (10/20 20:06:12)
ベイブリッジ明りが点きぬ秋の雨 春生 (10/20 20:09:01)
秋雨に濡れて女の通りけり 春生 (10/20 20:10:34)
秋雨の喫茶店よりジャズ漏れて 春生 (10/20 20:12:37)
秋雨の道玄坂に傘を買ふ 春生 (10/20 20:15:06)
秋の雨予防注射の針の先 春生 (10/20 20:17:07)
病棟の窓の明るき秋の雨 春生 (10/20 20:18:37)
天仰ぎ河馬の欠伸や秋の雨 春生 (10/20 20:22:02)
上野発秋の雨降る美術館 春生 (10/20 20:25:29)
鐘つきの僧のお経や秋の雨 春生 (10/20 20:26:59)
昭太郎 12句
コンビニは灯火の器秋の雨 昭太郎 (10/20 20:31:18)
秋雨前線首都の時計の数知れず 昭太郎(10/20 20:03:47)
秋雨のベイブリッジにまたたく灯 昭太郎 (10/20 20:06:39)
折り畳む折り畳み傘秋の雨 昭太郎 (10/20 20:10:22)
秋雨の外階段やかんかんと 昭太郎 (10/20 20:11:40)
秋雨や口にちかずく薬包紙 昭太郎 (10/20 20:14:21)
秋雨の音聞いてゐる夕まぐれ 昭太郎 (10/20 20:18:46)
秋雨や塩効き過ぎし卵焼 昭太郎 (10/20 20:21:13)
秋雨やつひに開かぬジャムの瓶 昭太郎 (10/20 20:22:40)
秋雨や炙つて開けるジャムの瓶 昭太郎 (10/20 20:24:31)
秋雨やビニール傘のまた増える 昭太郎 (10/20 20:26:09)
秋雨やレンジに回る鶏の脚 昭太郎 (10/20 20:28:04)
真知貝 17句
秋雨に挨拶もなく手をふりぬ 真知貝 (10/20 20:01:56)
秋雨に打たれて行くか気もそぞろ 真知貝 (10/20 20:02:59)
秋雨に先ず登りゆく石畳 真知貝 (10/20 20:04:12)
木の陰の犬もしおるる秋の雨 真知貝 (10/20 20:06:00)
夕暮るる灯しの滲む秋の雨 真知貝 (10/20 20:07:41)
秋の雨去りゆく人の傘揺れて 真知貝 (10/20 20:08:43)
秋雨やもだしがちなる夫婦いて 真知貝 (10/20 20:10:14)
秋の雨黄色の飛びて傘廻る 真知貝 (10/20 20:11:39)
澄み行くは今秋霖の過ぎし空 真知貝 (10/20 20:14:39)
逢へぬ日を潤む涙や豆花雨 真知貝 (10/20 20:16:10)
行くあての無き旅さへも豆花雨 真知貝 (10/20 20:17:50)
秋の雨止めるを待ちて囀りぬ 真知貝 (10/20 20:18:51)
秋霖や動かぬ亀に降りやまず 真知貝 (10/20 20:21:23)
秋の雨夢より夢のうつつかな 真知貝 (10/20 20:24:08)
宵の酒醒めて音聴く秋の雨 真知貝 (10/20 20:26:00)
秋雨や熱きお茶など所望せり 真知貝 (10/20 20:27:22)
眺めいる煙草の煙秋の雨 真知貝 (10/20 20:28:59)
竹笛 18句
外ばかりみているひと日秋の雨 竹笛 (10/20 20:04:58)
天井の染みのきになる秋の雨 竹笛 (10/20 20:06:28)
名前また忘れてしまふ秋の雨 竹笛 (10/20 20:07:09)
掃除機の音の静かに秋の雨 竹笛 (10/20 20:08:10)
事務室のドアきいと鳴り秋の雨 竹笛 (10/20 20:10:19)
秋霖やカレーの匂ふ喫茶店 竹笛 (10/20 20:11:00)
秋霖や押されて動く猫車 竹笛 (10/20 20:12:20)
地下街をわたり歩いて秋の雨 竹笛 (10/20 20:14:07)
秋雨や赤子の名前またわすれ 竹笛 (10/20 20:15:57)
秋霖や迷路のごとき病棟に 竹笛 (10/20 20:17:16)
秋の雨結び目かたき風呂敷に 竹笛 (10/20 20:19:06)
秋の雨ジグザグにゆく旅鞄 竹笛 (10/20 20:22:40)
秋雨や五倍の辛さといふカレー 竹笛 (10/20 20:24:32)
秋霖やがらんだうなる路線バス 竹笛 (10/20 20:26:00)
骨全部とつてあります秋の雨 竹笛 (10/20 20:27:12)
句のあとにおのが名前を秋の雨 竹笛 (10/20 20:27:49)
最強のパワーショベルや秋の雨 竹笛 (10/20 20:28:31)
秋の雨目視確認おこたらず 竹笛 (10/20 20:30:04)
登美子 12句
秋の雨うねりのままに流したる 登美子 (10/20 20:30:18)
パソコンをしやかしやかと打つ秋の雨 登美子 (10/20 20:03:46)
秋雨にドつトの目立つほととぎす 登美子 (10/20 20:05:50)
白猫の尻尾濡れずや秋の雨 登美子 (10/20 20:07:48)
ブロンズの胸に艶ます秋の雨 登美子 (10/20 20:10:52)
秋雨にウェーブヘアーの波荒く 登美子 (10/20 20:17:51)
秋霖に兵馬俑の爆睡す 登美子 (10/20 20:18:07)
秋霖の曇る硝子に案山子描く 登美子 (10/20 20:21:15)
秋雨や少し歪なオムライス 登美子 (10/20 20:22:44)
秋の雨キャンセルしたい歯医者かな 登美子 (10/20 20:25:01)
秋雨や熱い緑茶にお大福 登美子 (10/20 20:26:19)
秋霖や死海の潮を嘗めてみる 登美子 (10/20 20:27:54)
猫髭 26句
秋雨をトラックの轢く下井草 猫髭 (10/20 20:01:13)
ぷらつはと酒煽りたる秋の雨 猫髭 (10/20 20:03:03)
忘却の年頃ばかり秋の雨 猫髭 (10/20 20:04:21)
秋霖や次には誰ぞいなくなる 猫髭 (10/20 20:05:17)
スナックのママの一服秋の雨 猫髭 (10/20 20:06:04)
しばらくと言うてそのまま秋の雨 猫髭 (10/20 20:06:38)
秋黴雨黴が出て来ぬいま出たか 猫髭 (10/20 20:09:57)
秋雨やぴちぴちちやぷちやぷランドセル 猫髭 (10/20 20:11:23)
するつてえとあなた撫子秋の雨 猫髭 (10/20 20:12:25)
秋雨やサキソフォンより枯葉鳴り 猫髭 (10/20 20:13:29)
cocoさんは勿忘草か秋の雨 猫髭 (10/20 20:14:13)
昭太郎おぬしも名無し秋の雨 猫髭 (10/20 20:15:11)
注射針痛し憎しや秋黴雨 猫髭 (10/20 20:16:02)
つけまつげばちばち伸びる秋黴雨 猫髭 (10/20 20:16:52)
秋雨や甚平鮫も雨の中 猫髭 (10/20 20:18:51)
秋雨や恋を忘れて聞くショパン 猫髭 (10/20 20:20:21)
再会は後悔ばかり秋の雨 猫髭 (10/20 20:21:24)
ラスカルはプリンに夢中秋の雨 猫髭 (10/20 20:22:18)
丸暴に囲まれてゐる秋の雨 猫髭 (10/20 20:22:57)
秋雨やチキンオムレツ食ひたしと 猫髭 (10/20 20:23:41)
白き糞びびつと落とす秋の雨 猫髭 (10/20 20:25:24)
秋雨をみつめる銀の毛並かな 猫髭 (10/20 20:26:10)
秋雨や秋刀魚の刀振り回し 猫髭 (10/20 20:27:15)
秋雨の片側晴れて来たるかな 猫髭 (10/20 20:27:53)
ラーメンにラードの微光秋の雨 猫髭 (10/20 20:29:07)
あ一分か脱糞か秋の雨 猫髭 (10/20 20:30:03)
撫子 10句
秋雨の浪花の端に咲いてます 撫子 (10/20 20:15:36)
秋雨やジンベエザメのうらおもて 撫子 (10/20 20:16:17)
秋雨やくせ毛に赤の花乗せて 撫子 (10/20 20:21:04)
再会の約束もせず秋の雨 撫子 (10/20 20:22:01)
秋雨やおでこのタオル洗ひぐま 撫子 (10/20 20:23:13)
相棒は実は公安秋黴雨 撫子 (10/20 20:23:59)
秋霖の水母ゾーンの薄明かり 撫子 (10/20 20:25:36)
秋霖のサンマ一匹逆行す 撫子 (10/20 20:26:03)
秋霖の回り続けるサンマかな 撫子 (10/20 20:26:21)
秋霖の三分前の既読かな 撫子 (10/20 20:28:39)
眠兎 26句
刻直し降り立つプラハ秋の雨 眠兎 (10/20 20:01:26)
秋霖におにゅーのブーツ濡らせない 眠兎 (10/20 20:30:29)
鎖橋秋雨呑みこむ獅子の像 眠兎 (10/20 20:02:42)
またまたのそれはわたくし秋の雨 眠兎 (10/20 20:03:39)
秋の雨傘もブーツもプラハに求む 眠兎 (10/20 20:04:37)
年頃は聞いちや行けない秋の雨 眠兎 (10/20 20:05:17)
本名を秋雨に名のるサブウエイ 眠兎 (10/20 20:06:25)
秋雨にヒールひつかけドロを追ひ 眠兎 (10/20 20:07:47)
秋の雨プラハ広場に人絶えず 眠兎 (10/20 20:08:26)
秋の雨早寝早起アライグマ 眠兎 (10/20 20:09:27)
秋の雨キュウーブに降るよカフェオリエント 眠兎 (10/20 20:10:32)
河馬の背にぷつぷつぷつと秋雨かな 眠兎 (10/20 20:11:41)
秋の雨ライオンは肉放さない 眠兎 (10/20 20:12:42)
秋雨やにゅーとのびる亀の首 眠兎 (10/20 20:13:41)
サーカスのネオンのゾウが秋霖に 眠兎 (10/20 20:15:01)
秋雨の日ガイドブックにたんとチェック 眠兎 (10/20 20:17:01)
初日から秋霖なんてプラハ好き 眠兎 (10/20 20:17:41)
秋雨やメニュー読めずにスープだけ 眠兎 (10/20 20:20:11)
秋雨やポンコツ愛車又故障 眠兎 (10/20 20:21:15)
秋霖に商ひまとめるカレル橋 眠兎 (10/20 20:22:24)
秋の雨ぬれちやいけないパスポート 眠兎 (10/20 20:23:23)
秋雨の中国境を渡りけり 眠兎 (10/20 20:24:21)
秋霖に羽広げたり大白鳥 眠兎 (10/20 20:25:14)
秋雨のドナウ川でも見てみるか 眠兎 (10/20 20:26:19)
秋雨にけふは休みのパペット達 眠兎 (10/20 20:27:41)
秋霖にならすサイレン三十分 眠兎 (10/20 20:29:19)
遊起 6句
ピザパンに大根葉のせ秋の雨 遊起 (10/20 20:30:45)
ガラス戸に映るのは誰秋の雨 遊起 (10/20 20:04:18)
秋霖やチャット句会の待ちわびて 遊起 (10/20 20:08:44)
秋雨や畑の苗の小さくて 遊起 (10/20 20:11:20)
秋雨の自治会テント畳まれて 遊起 (10/20 20:14:10)
コスモスのさらに生きづく秋の雨 遊起 (10/20 20:20:06)
灌木 11句
秋の雨先生走る通学路 灌木 (10/20 20:04:16)
秋の雨ことし流行のからし色 灌木 (10/20 20:06:20)
秋の雨ラスカルさんはいづこから 灌木 (10/20 20:08:12)
秋の雨撫子さんはどこに咲く 灌木 (10/20 20:09:54)
秋の雨いま親方は風邪模様 灌木 (10/20 20:11:21)
秋の雨ピーターパンは一人きり 灌木 (10/20 20:15:42)
おおさかのおかんがはしる秋の雨 灌木 (10/20 20:16:57)
正直な言い訳なりし秋の雨 灌木 (10/20 20:18:20)
秋雨の葉の傾きに添ひにけり 灌木 (10/20 20:23:56)
秋霖の峠に立ちし地蔵かな 灌木 (10/20 20:28:01)
秋霖の峠に今を立つ地蔵 灌木 (10/20 20:30:02)
 

秋の夜長のチャット句会投句一覧二『小鳥の巻』

 投稿者:撫子  投稿日:2013年12月16日(月)21時59分16秒
返信・引用
  『小鳥の巻』

coco 12句
いろどりのくるくるきたる昇降口 coco (10/20 20:31:46)
小鳥来るフラフープまはす女の子 coco (10/20 20:32:54)
水飲み場はタイル張り小鳥来る coco (10/20 20:38:33)
ぐりぐらの絵本を立てて小鳥来る coco (10/20 20:41:15)
校庭の隅にそろりと稲雀 coco (10/20 20:42:29)
いろどりや吹奏楽部の顧問かな coco (10/20 20:45:33)
小鳥来るウッドデッキのテーブルに coco (10/20 20:50:51)
小鳥来る渡り廊下の向こう側 coco (10/20 20:52:47)
雨漏りの跡薄白く小鳥来る coco (10/20 20:54:28)
かしゃかしゃといろどり写す帰り道 coco (10/20 20:56:59)
背の伸びて裾を伸ばして小鳥来る coco (10/20 20:58:27)
軒先の雨粒ぼたり小鳥来る coco (10/20 20:59:59)
きっこ 12句
くるくるとまあるい空から小鳥くる きっこ (10/20 20:30:35)
鵯の声を真似してゐる懸巣 きっこ (10/20 20:31:28)
啄木鳥や幸子てふ名のスナックに きっこ (10/20 20:34:17)
青空を翼に映す懸巣かな きっこ (10/20 20:35:50)
鵯や庭の餌台はタイル貼り きっこ (10/20 20:37:13)
鶺鴒の叩く月極駐車場 きっこ (10/20 20:39:26)
エアロビクスめきし鵙の早贄 きっこ (10/20 20:40:54)
小鳥くる指を滑らすアイフォーン きっこ (10/20 20:45:32)
メールくる招待状くる小鳥くる きっこ (10/20 20:47:58)
渡り廊下を忙しき女将小鳥くる きっこ (10/20 20:51:03)
旅支度とけば窓辺に小鳥くる きっこ (10/20 20:53:11)
ひよどりのころげて赤き鼻緒かな きっこ (10/20 20:55:47)
てまり 3句
小鳥来て揺らす梢や城址裏 てまり (10/20 20:31:29)
小鳥くる揺るる梢のその奥に てまり (10/20 20:32:33)
名も知らぬ小鳥来てゐる窓辺かな てまり (10/20 20:53:13)
ぴのこ 27句
再びの入室を待ち小鳥来る ぴのこ (10/20 21:00:50)
ひさびさのチャット句会や小鳥来る ぴのこ (10/20 20:30:53)
アンパンマン雲に隠れて小鳥来る ぴのこ (10/20 21:01:15)
登美子さんおかえりなさい小鳥来る ぴのこ (10/20 21:01:38)
小鳥来る塩おむすびのてっぺんに ぴのこ (10/20 21:02:13)
稲雀こぼれていたる青き空 ぴのこ (10/20 20:32:38)
シャガールのポストカードや小鳥来る ぴのこ (10/20 20:34:34)
静かなる隣人の笑み小鳥来る ぴのこ (10/20 20:35:57)
大空の橋をさがしに秋つばめ ぴのこ (10/20 20:36:40)
小鳥来るラスカルさんの掌に ぴのこ (10/20 20:37:05)
小鳥来るはや二杯目のミルクティー ぴのこ  (10/20 20:37:43)
小鳥来る小さき庭の小さき椅子 ぴのこ (10/20 20:38:31)
ぐりぐらの絵本のうたや小鳥来る ぴのこ (10/20 20:39:13)
ホスピスの演奏会や小鳥来る ぴのこ (10/20 20:41:00)
鎌倉の古寺の石段鵙日和 ぴのこ (10/20 20:41:41)
小鳥来るディサービスの水曜日 ぴのこ (10/20 20:43:12)
父に出す切手を選び小鳥来る ぴのこ (10/20 20:44:26)
色鳥やボタンのとれしワンピース ぴのこ (10/20 20:46:49)
小鳥来る少年の乗る一輪車 ぴのこ (10/20 20:48:12)
小鳥来るくるくるまわる風見鶏 ぴのこ (10/20 20:49:16)
色鳥や魔女の箒のストラップ ぴのこ (10/20 20:51:21)
小鳥来るワインのボトル傾けて ぴのこ (10/20 20:52:59)
小鳥来る木造校舎までの道 ぴのこ (10/20 20:53:39)
四十雀女四人の寺巡り ぴのこ (10/20 20:55:46)
河童さんおひさしぶりです小鳥来る ぴのこ (10/20 20:57:51)
小鳥来る見知らぬ町の住人に ぴのこ (10/20 20:58:53)
登美子さんお願いします小鳥来る ぴのこ (10/20 20:59:54)
ふじけん 12句
鴉二羽隙見て降りる小鳥哉  ふじけん (10/20 21:01:30)
お隣の庭にばかりやと鳥来る ふじけん (10/20 20:31:55)
ベランダで小鳥差し出す隣猫 ふじけん (10/20 20:35:28)
餌台に首の入らぬ小鳥かな ふじけん (10/20 20:38:12)
デジカメを向ければ居らぬ小鳥かな ふじけん (10/20 20:40:20)
連れ合ひと口数増える小鳥かな ふじけん (10/20 20:42:27)
小鳥来るそろそろ格安切符出る ふじけん (10/20 20:44:49)
色鳥のとさかと声に幻滅や ふじけん (10/20 20:47:27)
啄木鳥やきこりも赤のヘルメット ふじけん (10/20 20:49:53)
小鳥来る今日も苦みや静岡茶 ふじけん (10/20 20:51:54)
四十雀絵になる庭や竹の春 (10/20 20:54:09)
珍しや秋にハミングバードとは ふじけん (10/20 20:59:16)
一作 4句
静峰の古き石段鵙鳴けり 一作 (10/20 20:37:39)
外壁の塗装の足場小鳥来る 一作 (10/20 20:45:46)
色鳥や古本市へ歩く道 一作 (10/20 20:50:48)
また変わる店の名前や小鳥来る 一作 (10/20 20:54:04)
河童 1句
軒先にをむつ干す家小鳥来る 河童 (10/20 20:56:24)
句念庵 13句
アンテナに乾きて高き鵙の声 句念庵 (10/20 20:31:24)
プラハよりお土産かかえ鳥帰る 句念庵  (10/20 21:01:15)
電柱の帯に懸け巣の営業部 句念庵 (10/20 20:33:12)
小鳥来る入江の奥のちゃんぽん屋 句念庵 (10/20 20:35:44)
小鳥来る城の畔の大濠に 句念庵 (10/20 20:37:29)
剪定の後に呆れる小鳥かな 句念庵 (10/20 20:39:23)
かすみとる網にたじろぐ小鳥かな 句念庵 (10/20 20:43:34)
かりかりと口にウズラの卵かな 句念庵 (10/20 20:45:33)
色鳥や熱帯雨林の高梢 句念庵 (10/20 20:48:27)
小鳥来る沢に一つの筧かな 句念庵 (10/20 20:51:58)
磯鴫や島の入江の遠干潟 句念庵 (10/20 20:53:48)
一望の砂嘴の島影小鳥来る  句念庵  (10/20 20:56:06)
懸け流す露天の風呂や小鳥来る 句念庵 (10/20 20:59:26)
春生 10句
小鳥来る小学校の体育館 春生 (10/20 20:33:33)
鵙猛る杉の天辺揺れ通し 春生 (10/20 20:36:06)
秋燕牧の子牛の目に映り 春生 (10/20 20:38:59)
妻と立つ一坪の庭小鳥来る 春生 (10/20 20:40:49)
赤貧の暮しにも慣れ鵙の贄 春生 (10/20 20:43:03)
要塞の遺跡となれり小鳥来る 春生 (10/20 20:45:10)
小鳥来る色美しき三輪車 春生 (10/20 20:46:41)
くるくるととかげに尻尾秋の風 春生 (10/20 20:50:55)
小鳥来る洗ひ場にある鍋と釜 春生 (10/20 20:54:32)
自転車の少年通る稲雀 春生 (10/20 20:59:27)
昭太郎 9句
小鳥来る卓に名札とナプキンと 昭太郎 (10/20 20:34:09)
硬質な空に迫られ鵙一声 昭太郎 (10/20 20:36:24)
鈍行の三分停車小鳥くる 昭太郎 (10/20 20:38:12)
赤ちやんの靴の小さし小鳥くる 昭太郎 (10/20 20:42:03)
速達にならぶ切手や小鳥くる 昭太郎 (10/20 20:43:30)
万歳のかたちをとって鵙の贄 昭太郎 (10/20 20:45:50)
封筒をはみでる切手小鳥くる 昭太郎 (10/20 20:51:13)
消費税上がらぬうちに小鳥くる 昭太郎 (10/20 20:56:45)
トウシューズ軒に吊され小鳥くる 昭太郎 (10/20 21:00:18)
真知貝 12句
帰りゆく人見送りて片鶉 真知貝 (10/20 21:00:28)
われもまたきみとあらむか石たたき 真知貝 (10/20 20:35:25)
鶺鴒のけざやかにして尾を振りぬ 真知貝 (10/20 20:36:47)
雁が音のかいなく渡りさびしかり 真知貝 (10/20 20:39:10)
待ち来たる人の手を振る鵙日和 真知貝 (10/20 20:41:04)
抱きしに肩越しに指す妹背鳥 真知貝 (10/20 20:43:56)
椋鳥の騒げる木陰過ぎゆきぬ 真知貝 (10/20 20:45:29)
手つなぎ雁字ながむる日和かな 真知貝 (10/20 20:47:31)
向き合ひてもだせば聞こゆ百舌鳥の声 真知貝 (10/20 20:50:35)
迷鳥の飛び立つ空の茜かな 真知貝 (10/20 20:52:10)
青鴫の波に影立つ夕べかな 真知貝 (10/20 20:55:45)
鳴く声の呼ぶや答えず片鶉 真知貝 (10/20 20:58:39)
竹笛 13句
小鳥来て谷津の干潟に泊まりたる 竹笛 (10/20 21:00:26)
鵙鳴いて筆字かすかににじみけり 竹笛 (10/20 20:31:40)
てけてけとあるいてゆける小鳥かな 竹笛 (10/20 20:32:35)
回答の否とこたへて鵙高音 竹笛 (10/20 20:33:41)
小鳥来るカメラ小僧の真ん前に 竹笛 (10/20 20:35:36)
砂山をそろりと崩し小鳥来る 竹笛 (10/20 20:36:14)
またつぎの機会楽しみ小鳥来る 竹笛 (10/20 20:38:14)
ひとことの気になつてゐる鵙日和 竹笛 (10/20 20:44:44)
棒きれを拾ひあつめて小鳥来る 竹笛 (10/20 20:47:58)
ひよどりや団地に庭のついてゐる 竹笛 (10/20 20:52:02)
車座にハンカチおとし小鳥来る 竹笛 (10/20 20:53:45)
一周を歩幅合わせて小鳥来る 竹笛 (10/20 20:55:22)
鵙鳴いて出入りの多き寺院かな 竹笛 (10/20 20:56:42)
登美子 14句
参道に翡翠色見え懸巣かな 登美子 (10/20 20:32:03)
悪声の美青年なり懸巣かな 登美子 (10/20 20:34:21)
敷石に玩具散らかし小鳥来る 登美子 (10/20 20:36:27)
瑠璃色の指輪咥へて懸巣来る 登美子 (10/20 20:39:51)
便り来てお土産届き鵙日和 登美子 (10/20 20:42:08)
桐箱の臍の緒まるで鵙の贄 登美子 (10/20 20:43:48)
三輪車赤しろ黄色小鳥来る 登美子 (10/20 20:45:15)
喋り声の文字になるなり黄鶺鴒 登美子 (10/20 20:48:05)
胸に抱く子の息甘し鶸の声  登美子 (10/20 20:52:26)
帯揚げの彩り揃へ尉鶲 登美子 (10/20 20:54:30)
少年のドアー開けぬ鵙高音 登美子 (10/20 20:56:44)
色鳥来言葉なくした人とゐる 登美子 (10/20 20:59:42)
猫髭 18句
不味さうなこゑで鳴きよる懸巣かな 猫髭 (10/20 21:00:31)
旨そうな小鳥来て鳴くちてぴるぱ 猫髭 (10/20 20:31:30)
鶺鴒の声のみ池を渡りけり 猫髭 (10/20 20:32:44)
翡翠を囲んでゐたるカメラ群 猫髭 (10/20 20:33:26)
小鳥来る静かな時間静かな場所 猫髭 (10/20 20:34:45)
小鳥来るラスカルさんは風邪かしら 猫髭 (10/20 20:36:16)
鵯鳴けり今朝の水嵩増えてゆく 猫髭 (10/20 20:38:09)
小鳥食ふじやなかつたわい小鳥来る 猫髭 (10/20 20:39:52)
追はれても追はれても来る稲雀 猫髭 (10/20 20:40:45)
色鳥の食ひこぼし食ふ雀かな 猫髭 (10/20 20:42:47)
炙りてはことさら旨き鶫かな 猫髭 (10/20 20:44:09)
鳴き方の下手な山雀来たりけり 猫髭 (10/20 20:45:01)
白シャツに黒きタイ締め四十雀 猫髭 (10/20 20:46:14)
鳥渡る太平洋の空広げ 猫髭 (10/20 20:47:34)
黐竿にばらりと目白垂れ下がり 猫髭 (10/20 20:52:59)
大瑠璃の声に囲まれ毘沙門天 猫髭 (10/20 20:54:07)
つつきつつあたりうかがふ目白かな 猫髭 (10/20 20:55:46)
蜜吸うてぶら下がりたる目白かな 猫髭 (10/20 20:57:12)
撫子 21句
退室を見守つてゐる渡り鳥 撫子 (10/20 21:00:13)
朝顔の種を啄む小鳥かな 撫子 (10/20 20:32:44)
小鳥来るラスカルさんはおやすみよ 撫子 (10/20 20:35:36)
小鳥来る伝言板はしりとり2 撫子 (10/20 20:36:03)
小鳥来る準備運動しないまま 撫子 (10/20 20:36:39)
小鳥来るええいとにかく詠みますよ 撫子 (10/20 20:36:50)
小鳥来る小さな靴の真ん前に 撫子 (10/20 20:37:52)
小鳥来るくるんくるんのくせ毛かな 撫子 (10/20 20:38:08)
小鳥来るくせ毛のうへのぽんぽんに 撫子 (10/20 20:38:32)
小鳥来るタイの古城のひび割れに 撫子 (10/20 20:39:18)
小鳥来る絵本は食べるものですか 撫子 (10/20 20:39:39)
小鳥食ふ猫の首根を捕まへて 撫子 (10/20 20:40:27)
かすみ網気になりつつも小鳥来る 撫子 (10/20 20:43:03)
お揃ひのニューバランスや妹背鳥 撫子 (10/20 20:44:37)
すれ違ひざまに尻揉む妹背鳥 撫子 (10/20 20:45:26)
肩もんで腰をもませる嫁鳥 撫子 (10/20 20:47:26)
小鳥来る鍋をはみ出すあれやこれ 撫子 (10/20 20:51:49)
お土産のラスクさくさく小鳥来る 撫子 (10/20 20:53:59)
妹背鳥記念旅行の現像す 撫子 (10/20 20:56:13)
ダイソーのフォトフレームや妹背鳥 撫子 (10/20 20:56:42)
色鳥やラッパの鳴らぬ三輪車 撫子 (10/20 20:59:23)
眠兎 35句
羽広げカメラ目線の小鳥来る 眠兎 (10/20 20:31:22)
色鳥や少女の夢は飼育係 眠兎 (10/20 21:01:31)
色鳥にお昼のパンをプラハ城 眠兎 (10/20 20:32:27)
色鳥や男美しブダペスト 眠兎 (10/20 21:02:43)
小鳥来るアウシュビッツノ鉄格子 眠兎 (10/20 20:33:05)
小鳥来る古き街並み石畳 眠兎 (10/20 21:03:30)
白鳥に鴨も交じりぬドナウ川 眠兎 (10/20 20:34:19)
小さくて深く彫るのが啄木鳥ね 眠兎 (10/20 20:35:27)
色鳥を撃つや猟犬走り出す 眠兎 (10/20 21:05:33)
色鳥やかつては恋人パパとママ 眠兎 (10/20 21:06:39)
人間の顔を付けて小鳥来る 眠兎 (10/20 20:36:39)
小鳥来るラスカルさんを呼びに来る 眠兎 (10/20 20:37:28)
色鳥もエロ鳥もゐる句会かな 眠兎 (10/20 21:07:33)
時差ぼけを色鳥達に起こされり 眠兎 (10/20 21:08:37)
宮殿の餌台に名も無き小鳥 眠兎 (10/20 20:38:35)
小鳥博士メールアドレス消えぬまま 眠兎 (10/20 21:09:32)
もう一度試してみよう小鳥来る 眠兎 (10/20 21:10:11)
窓枠はアールヌーボー小鳥来る 眠兎 (10/20 20:40:28)
お見合の長い沈黙小鳥来る 眠兎 (10/20 21:11:02)
小鳥来る路上駐車に当然糞 眠兎 (10/20 20:42:02)
双眼鏡でやつぱりこれは目白です 眠兎 (10/20 21:12:02)
鵙の声世界第二の要塞に 眠兎 (10/20 20:43:18)
色鳥やつんと澄ましてチェコ美人 眠兎 (10/20 20:44:30)
小鳥来る天文時計のひとひとひと 眠兎 (10/20 20:45:51)
iフォンは旅に欠かせぬ小鳥来る 眠兎 (10/20 20:47:04)
小鳥来るハーフの双子が生まれたよ 眠兎 (10/20 20:49:12)
ボヘミアン商ふ刺繍小鳥くる 眠兎 (10/20 20:50:23)
オペラ座はけふはお休み小鳥来る 眠兎 (10/20 20:51:31)
オリーブとワインとパンと小鳥来る 眠兎 (10/20 20:52:21)
ブダペストつんつんつんと小鳥来る 眠兎 (10/20 20:53:13)
おみやげはカーマンベール小鳥来る 眠兎 (10/20 20:53:54)
異国でも同じ鳴き方小鳥来る 眠兎 (10/20 20:56:34)
ひよどりはどこでもぴーぴープラハでも 眠兎 (10/20 20:57:23)
おみやげは目白に似てるマチョルーシカ 眠兎 (10/20 20:58:48)
小鳥来るあすも旅人あさつても 眠兎 (10/20 20:59:57)
遊起 6句
マチスの絵はがき飾れば小鳥くる 遊起 (10/20 20:33:47)
読み聞かせの子らの眼や小鳥来る 遊起 (10/20 20:38:16)
色鳥や母のきものをみな吊るし 遊起 (10/20 20:45:54)
小鳥来る渋茶ごくりと飲み干して 遊起 (10/20 20:49:04)
小鳥来るオリーブオイルパンにつけ 遊起 (10/20 20:51:08)
肩上げを解いてをれば小鳥来る 遊起 (10/20 20:56:52)
和子 9句
巻き癖のつきし絵地図や小鳥来る 和子 (10/20 21:00:40)
小鳥来るラッパのやう花が咲き 和子 (10/20 20:48:31)
色鳥や煉瓦造りのレストラン 和子 (10/20 20:49:40)
天空の城近々と小鳥来る 和子 (10/20 20:50:44)
色鳥や天鵞絨のよな花の咲き 和子 (10/20 20:52:11)
金色の国会議事堂小鳥来る 和子 (10/20 20:54:03)
ラスク噛む音軽やかに小鳥来る 和子 (10/20 20:54:54)
洗ひ場にちびし束子や小鳥来る 和子 (10/20 20:56:37)
軒先に吊るす木の根や小鳥来る 和子 (10/20 20:57:55)
灌木 9句
ため息を隠す懸巣の晴姿 灌木 (10/20 20:33:25)
小鳥来るラスカルさんはどうしたの 灌木 (10/20 20:35:01)
蒼空の風なき夜の懸巣かな 灌木 (10/20 20:37:40)
祝言の久し在所に小鳥来る 灌木 (10/20 20:39:21)
薄闇の一人ぼつちに小鳥来る 灌木 (10/20 20:42:41)
騒がしきコスプレ男女小鳥来る 灌木 (10/20 20:45:40)
四十雀下向きといふ句のありし 灌木 (10/20 20:51:36)
カシャカシャと中古自転車小鳥来る 灌木 (10/20 20:55:36)
茶の色に呆けし原に小鳥来る 灌木 (10/20 20:58:25)
 

秋の夜長のチャット句会投句一覧三『運動会の巻』

 投稿者:撫子  投稿日:2013年12月16日(月)21時58分29秒
返信・引用
  『運動会の巻』

coco 16句
ありがとうアンパンマンや運動会 coco (10/20 21:01:42)
ほろほろと酢飯かきまぜ運動会 coco (10/20 21:04:07)
運動会大玉転がし有志母 coco (10/20 21:05:58)
運動会線引き直す主任教諭 coco (10/20 21:07:38)
応援の変声期の子運動会 coco (10/20 21:09:52)
えっさっさはだかでうなる運動会 coco (10/20 21:10:26)
こんなにも長きハチマキ運動会 coco (10/20 21:10:57)
運動会子探せぬまま始まりぬ coco (10/20 21:14:46)
子を追い越してしまひし運動会 coco (10/20 21:15:14)
こつそりと練習してた運動会 coco (10/20 21:17:01)
椅子の足拭ぐいて終わる運動会 coco (10/20 21:18:29)
騎馬戦の馬は我が子や運動会 coco (10/20 21:20:09)
ぽんぽんとはねし三つ編み運動会 coco (10/20 21:21:04)
運動会約束事の多くあり coco (10/20 21:23:52)
運動会顔は写らぬようにとる coco (10/20 21:26:50)
運動会明日は代休ばたんきゅう coco (10/20 21:28:42)
きっこ 10句
アンパンマンのかたちの雲や運動会 きっこ (10/20 21:00:44)
運動会幸子てふ名のスナックも きっこ (10/20 21:06:49)
青空のつつむ歓声うんどう会 きっこ (10/20 21:12:04)
水筒の中はカルピス運動会 きっこ (10/20 21:14:18)
悔しくて悔しくて泣く運動会 きっこ (10/20 21:15:36)
玉入れに秘策のありて運動会 きっこ (10/20 21:16:25)
声援の海まで届く運動会 きっこ (10/20 21:18:38)
ゆるキャラも走つてゐたる運動会 きっこ (10/20 21:19:19)
勝敗なき運動会となりにけり きっこ (10/20 21:22:10)
運動会おにぎりいつも俵型 きっこ (10/20 21:28:16)
ぴのこ 36句
運動会用具係の長き影 ぴのこ (10/20 21:04:05)
運動会くしゃくしゃになりプログラム ぴのこ (10/20 21:04:54)
玉入れの声を放ちて運動会 ぴのこ (10/20 21:06:22)
絶叫のアナウンスあり運動会 ぴのこ (10/20 21:06:45)
参加賞忘れてきたる運動会 ぴのこ (10/20 21:07:36)
運動会町内会長ひた走る ぴのこ (10/20 21:07:54)
魚屋と鮨屋のリレー運動会 ぴのこ (10/20 21:08:24)
運動会公務のひとつ雅子さま ぴのこ (10/20 21:08:44)
ぐにゃぐにゃのむかで競争運動会 ぴのこ (10/20 21:09:27)
騎馬戦の兵士となりし運動会 ぴのこ (10/20 21:10:02)
はちまきの色の自慢や運動会 ぴのこ (10/20 21:10:23)
お弁当覗き込んでる運動会 ぴのこ (10/20 21:10:39)
挨拶の長きながきや運動会 ぴのこ (10/20 21:11:14)
倍返しされし得点運動会 ぴのこ (10/20 21:11:41)
今はなきちょうちんブルマ運動会 ぴのこ (10/20 21:13:12)
整列の影の長きや運動会 ぴのこ (10/20 21:14:12)
運動会迷子とともに始まりぬ ぴのこ (10/20 21:15:10)
逆転の奇跡を信じ運動会 ぴのこ (10/20 21:15:46)
先輩を目で追うばかり運動会 ぴのこ (10/20 21:16:15)
運動会ひらひら落ちる万国旗 ぴのこ (10/20 21:17:01)
運動会ダンスはうまくおどれない ぴのこ (10/20 21:17:37)
得点の字の大きさや運動会 ぴのこ (10/20 21:18:30)
声援のひとりは君や運動会 ぴのこ (10/20 21:19:10)
ゆるキャラの意外に速き運動会 ぴのこ (10/20 21:19:51)
アンカーのいないリレーや運動会 ぴのこ (10/20 21:20:35)
せんせいの意外な特技うんどうかい ぴのこ (10/20 21:21:32)
引き分けの競技ばかりや運動会 ぴのこ (10/20 21:22:35)
チャット句会今宵言葉の運動会 ぴのこ (10/20 21:23:04)
運動会最後のリレー始まれり ぴのこ (10/20 21:23:37)
運動会得点集計混乱中 ぴのこ (10/20 21:24:48)
町内のオリンピックよ運動会 ぴのこ (10/20 21:25:30)
裏方の体育教師や運動会 ぴのこ (10/20 21:26:13)
運動会こっそり君のアップ撮る ぴのこ (10/20 21:27:16)
おじいちゃんのようなパパいて運動会 ぴのこ (10/20 21:28:24)
逆転の絶叫絶叫運動会 ぴのこ (10/20 21:29:53)
仕出屋の手作り弁当運動会 ぴのこ (10/20 21:30:21)
ふじけん 8句
騎馬戦の大将老ひて五七五 ふじけん (10/20 21:09:32)
お袋のむすびや遠き運動会 ふじけん (10/20 21:12:41)
借り物に恥ずかし遠き運動会 ふじけん (10/20 21:14:14)
競走の相手は逝くや秋の暮 ふじけん (10/20 21:19:48)
棒倒し人の頭はかぼちゃかな ふじけん (10/20 21:22:04)
朝花火上る昔の運動会 ふじけん (10/20 21:24:40)
運動会いやに張り切る教諭おり ふじけん (10/20 21:27:25)
斉藤さんあの頃もおり運動会 ふじけん (10/20 21:28:56)
一作 11句
若き日の知人と駆ける運動会 一作 (10/20 21:05:16)
手抜きして運動会の一人かな 一作 (10/20 21:07:48)
長距離でならした男運動会 一作 (10/20 21:09:43)
班長のまた出てきたる運動会 一作  (10/20 21:13:22)
関心は最後のリレー運動会 一作 (10/20 21:14:55)
運動会筋肉痛が楽しみで 一作 (10/20 21:17:02)
風に乗り運動会の音少し 一作 (10/20 21:22:09)
オリンピック選手になれず運動会 一作 (10/20 21:25:08)
運動会国語教師はのんだくれ 一作 (10/20 21:26:01)
飼い犬と覗いてみたり運動会 一作 (10/20 21:28:08)
稲荷寿司いよいよ出でし運動会 一作 (10/20 21:29:58)
河童 5句
早朝に場所取り行くや運動会 河童 (10/20 21:21:15)
町長の長き話や運動会 河童 (10/20 21:21:21)
しんがりの我が子に拍手集まりぬ 河童 (10/20 21:21:43)
号砲の知らせありけり運動会 河童 (10/20 21:21:54)
ビデオ撮る父に警告運動会 河童 (10/20 21:22:11)
句念庵 10句
一等はノート鉛筆運動会 句念庵 (10/20 21:04:54)
箒持て一周廻る運動会 句念庵 (10/20 21:06:14)
鞭入れて第三コーナー運動会 句念庵 (10/20 21:07:56)
フイナーレは町が対抗運動会 句念庵 (10/20 21:10:32)
鞭声粛々夜河を渡る運動会 句念庵 (10/20 21:13:13)
意気高し健児はここに運動会 句念庵 (10/20 21:16:48)
突っ込んで残る一騎の運動会 句念庵 (10/20 21:19:52)
まだ茣蓙に霜の残るや運動会 句念庵 (10/20 21:23:03)
花火揚げけふはあるらし運動会 句念庵 (10/20 21:24:09)
重箱に並ぶ馳走や運動会 句念庵 (10/20 21:25:24)
春生 9句
運動会大学生はライン引き 春生 (10/20 21:07:33)
分校の部落総出の運動会 春生 (10/20 21:09:10)
運動会行進曲に押し出され 春生 (10/20 21:12:22)
運動会隣の子どもと敵になり 春生 (10/20 21:14:04)
運動会子どもより親はりきつて 春生 (10/20 21:16:01)
声援に爆発しさう体育祭 春生 (10/20 21:22:27)
六年の差の確かなる運動会 春生 (10/20 21:24:30)
弁当の時間がうれし運動会 春生 (10/20 21:26:55)
運動会声援山を越えてゆく 春生 (10/20 21:30:42)
昭太郎 10句
先生が一番小柄運動会 昭太郎 (10/20 21:02:30)
運動会校長先生借り出され 昭太郎 (10/20 21:03:57)
五等にも賞品のでる運動会 昭太郎 (10/20 21:06:06)
オキシフル傷に泡立つ運動会 昭太郎 (10/20 21:07:23)
運動会真智子先生借り出され 昭太郎 (10/20 21:09:18)
運動会眼鏡預かる係にて 昭太郎 (10/20 21:11:50)
五等の子なんと褒めやう運動会 昭太郎 (10/20 21:14:21)
白線の薄れて終る運動会 昭太郎 (10/20 21:16:02)
騎馬戦の眼鏡預かる運動会 昭太郎 (10/20 21:24:19)
教室と違う子目立ち運動会 昭太郎 (10/20 21:27:09)
真知貝 3句
草に寝て運動会を聴きし日よ 真知貝 (10/20 21:24:37)
行く雲や遠く遠くに運動会 真知貝 (10/20 21:24:50)
運動会ホイッスルにや目覚めたる 真知貝 (10/20 21:25:03)
竹笛 24句
先生の腰にてぬぐい運動会 竹笛 (10/20 21:01:01)
ご近所の応援部隊運動会 竹笛 (10/20 21:01:52)
マンションの五階より見る運動会 竹笛 (10/20 21:02:52)
運動会メールアドレス不要です 竹笛 (10/20 21:03:15)
雲梯に手持ち無沙汰や運動会 竹笛 (10/20 21:04:44)
擦り傷に救護班出て運動会 竹笛 (10/20 21:06:14)
誇らしくくぐる校門運動会 竹笛 (10/20 21:06:51)
応援の足踏み鳴らす運動会 竹笛 (10/20 21:08:05)
行進の曲はあまちやん運動会 竹笛 (10/20 21:11:08)
運動会がぶりと海苔のおむすびを 竹笛 (10/20 21:12:33)
直角に手足をあげて運動会 竹笛 (10/20 21:13:21)
大玉の制御不可能運動会 竹笛 (10/20 21:14:20)
デジカメの狙ふゴールや運動会 竹笛 (10/20 21:15:35)
声援に手を振り返す運動会 竹笛 (10/20 21:17:22)
順番はみんな一番うんどうかい 竹笛 (10/20 21:19:08)
運動会つぎは東京音頭かな 竹笛 (10/20 21:20:03)
顔つきのみな大人びて運動会 竹笛 (10/20 21:21:09)
運動会赤帽子取る白帽子 竹笛 (10/20 21:23:03)
運動会騎馬支へてゐたるかな 竹笛 (10/20 21:24:04)
放送のますます煽る運動会 竹笛 (10/20 21:25:49)
運動会バックネットの裏に猫 竹笛 (10/20 21:26:32)
歌舞伎揚げつまみつつ見る運動会 竹笛 (10/20 21:27:47)
鉢巻の色は紫紺や運動会 竹笛 (10/20 21:29:18)
はればれと運動会の文字踊る 竹笛 (10/20 21:30:21)
登美子 13句
運動会雅子さまの涙かな 登美子 (10/20 21:08:16)
お騒がせ一番乗りの運動会 登美子 (10/20 21:10:31)
手庇に子を追ひかける運動会 登美子 (10/20 21:12:35)
青空とおにぎり味方運動会 登美子 (10/20 21:16:25)
白線を直す教頭運動会 登美子 (10/20 21:17:39)
薩摩芋の賞品町の運動会 登美子 (10/20 21:20:05)
麻呂麻呂のよちよちに笑む運動会 登美子 (10/20 21:21:58)
町騒と思ふ轟き運動会 登美子 (10/20 21:23:19)
棒倒し鬱憤晴らす運動会 登美子 (10/20 21:25:02)
兄弟の同じ三等運動会 登美子 (10/20 21:26:31)
ジーンズに付ひたるガムや運動会 登美子 (10/20 21:28:14)
絵を描くような弁当運動会 登美子 (10/20 21:29:31)
弁当はネットを見本運動会 登美子 (10/20 21:30:48)
猫髭 29句
新米の塩おにぎりと運動会 猫髭 (10/20 21:01:22)
登美子さんアドレス消して運動会 猫髭 (10/20 21:02:48)
眠兎さん運動会に焼鳥だめ 猫髭 (10/20 21:04:27)
運動会うつむき族がぞろぞろと 猫髭 (10/20 21:05:56)
エロ兎運動会を全裸にて 猫髭 (10/20 21:06:31)
時差ボケのままで兎の運動会 猫髭 (10/20 21:07:06)
スナックのママも来てゐる運動会 猫髭 (10/20 21:07:53)
メルアドを消して「変更」運動会 猫髭 (10/20 21:09:51)
眠兎好き鶏の唐揚運動会 猫髭 (10/20 21:12:21)
時差ボケの馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿運動会 猫髭 (10/20 21:13:03)
先生は必死で走る運動会 猫髭 (10/20 21:14:28)
運動会ソルティ・ライチごくごくと 猫髭 (10/20 21:15:28)
嬉しくて嬉しくて泣く運動会 猫髭 (10/20 21:16:08)
〆張鶴呑んでるのんべ運動会 猫髭 (10/20 21:17:19)
アキレス腱ゆつくり伸ばし運動会 猫髭 (10/20 21:17:53)
登美子さんよく出来ました運動会 猫髭 (10/20 21:18:22)
運動会ママは盥よ日本人 猫髭 (10/20 21:19:18)
ロリコンのパパは嬉しや運動会 猫髭 (10/20 21:20:04)
騎馬戦に親の怒声も運動会 猫髭 (10/20 21:20:31)
PTAみんなくたばれ運動会 猫髭 (10/20 21:21:29)
河童さん今のお題は運動会 猫髭 (10/20 21:22:30)
子より親熱くなりたる運動会 猫髭 (10/20 21:23:38)
どの組もバトン落とすな運動会 猫髭 (10/20 21:24:44)
オリンピック目指す親あり運動会 猫髭 (10/20 21:25:49)
いつせいにビデオの動く運動会 猫髭 (10/20 21:26:30)
運動会ひれふすやうな主婦ありき 猫髭 (10/20 21:27:29)
爆弾のやうなおにぎり運動会 猫髭 (10/20 21:28:46)
最終リレーみんな勝て勝て運動会 猫髭 (10/20 21:29:28)
遠くから目立つ靴下運動会 猫髭 (10/20 21:30:28)
撫子 29句
いくたびも来るのと聞いて運動会 撫子 (10/20 21:00:54)
運動会再入場をきつちりと 撫子 (10/20 21:03:13)
運動会初恋の人老け込んで 撫子 (10/20 21:03:41)
運動会どこにいたつて目が合つて 撫子 (10/20 21:04:28)
いまどきは全員ノート運動会 撫子 (10/20 21:05:20)
運動会ママの出番はまだですか 撫子 (10/20 21:05:32)
運動会だつていふのに鳥追うて 撫子 (10/20 21:06:06)
あの赤い靴が目印運動会 撫子 (10/20 21:06:46)
満月の稲荷が運動会に出て 撫子 (10/20 21:07:23)
運動会赤ちやんだつて走りたい 撫子 (10/20 21:07:54)
大玉のすつ飛んでくる運動会 撫子 (10/20 21:08:36)
おにぎりの争奪戦や運動会 撫子 (10/20 21:09:51)
妹を見せ合ふてゐる運動会 撫子 (10/20 21:11:48)
入り口の露店にぎわふ運動会 撫子 (10/20 21:13:20)
運動会ママもやる気はまんまんで 撫子 (10/20 21:13:59)
ヤクルトをちゆつと一気に運動会 撫子 (10/20 21:15:17)
運動会ちよいとおつちやん禁酒やで 撫子 (10/20 21:15:51)
得点を窓いつぱいに運動会 撫子 (10/20 21:18:01)
のんべえが実はうらめし運動会 撫子 (10/20 21:18:44)
先生の暴走したる運動会 撫子 (10/20 21:20:44)
自転車を押して帰宅の運動会 撫子 (10/20 21:21:22)
自転車に空の水筒運動会 撫子 (10/20 21:23:04)
カメラなんか放つぽりだして運動会 撫子 (10/20 21:25:44)
運動会イケメン教師をりませぬ 撫子 (10/20 21:26:47)
歓声の低学年や運動会 撫子 (10/20 21:27:31)
じつとしてをらぬ赤子や運動会 撫子 (10/20 21:28:20)
おにぎりの具の当てつこや運動会 撫子 (10/20 21:28:50)
お昼だけ子の戻りたる運動会 撫子 (10/20 21:29:30)
先生の弁当覗く運動会 撫子 (10/20 21:29:47)
眠兎 15句
いつの間に運動会の始まりぬ 眠兎 (10/20 21:12:44)
兎寝て猫はねられぬ運動会 眠兎 (10/20 21:13:47)
運動会チアーガールの足が攣り 眠兎 (10/20 21:15:36)
作戦は二ヶ月前に漏れ運動会 眠兎 (10/20 21:17:21)
運動会パパはビア樽チェコの人 眠兎 (10/20 21:18:23)
運動会一番ちびの一等賞 眠兎 (10/20 21:19:19)
運動会じいちゃんパンにぶら下がり 眠兎 (10/20 21:20:33)
今は昔日本も早熟運動会 眠兎 (10/20 21:21:42)
運動会終へて分別ゴミ収集 眠兎 (10/20 21:22:29)
先生は目立つちやだめね運動会 眠兎 (10/20 21:24:01)
運動会数学教師の二面性 眠兎 (10/20 21:25:17)
運動会突然崩れピラミッド 眠兎 (10/20 21:26:40)
ヤンママがやつぱりいいね運動会 眠兎 (10/20 21:27:23)
デジカメで判定もめり運動会 眠兎 (10/20 21:28:33)
運動会おにぎり珍しイギリス人 眠兎 (10/20 21:30:39)
遊起 6句
弁当のおかずあげつこ運動会 遊起 (10/20 21:11:47)
応援の超ミニスカート運動会 遊起 (10/20 21:13:29)
手作りの法被の飛龍運動会 遊起 (10/20 21:16:26)
鉢巻を長々垂らし運動会 遊起 (10/20 21:18:46)
運動会後のヒーローもてはやし 遊起 (10/20 21:23:45)
三歳児お遊戯に泣く運動会 遊起 (10/20 21:31:01)
和子 15句
涙目でゴールを踏みし運動会 和子 (10/20 21:02:08)
島中の人集まるる運動会 和子 (10/20 21:04:19)
潮焼けの腕で綱引く運動会 和子 (10/20 21:05:21)
運動会はち切れさうな稲荷鮨 和子 (10/20 21:06:33)
先生の声裏返り運動会 和子 (10/20 21:08:33)
来賓の人も借り出し運動会 和子 (10/20 21:09:46)
襁褓の子砂場で遊ぶ運動会 和子 (10/20 21:13:29)
カメラ向けわが子を探す運動会 和子 (10/20 21:15:33)
子供より親熱くなり運動会 和子 (10/20 21:16:31)
町内の印半纏運動会 和子 (10/20 21:17:22)
沖をゆく豪華客船運動会 和子 (10/20 21:19:35)
玉入れを数える声や運動会 和子 (10/20 21:21:11)
自転車に弁当積んで運動会 和子 (10/20 21:22:10)
運動会茣蓙につきたる山の塵 和子 (10/20 21:26:27)
裏方の教師色黒運動会 和子 (10/20 21:28:07)
灌木 8句
参加して意義の転倒運動会 灌木 (10/20 21:10:18)
運動会組体操の相似形 灌木 (10/20 21:12:09)
運動会がんばれがんばピントずれ 灌木 (10/20 21:18:49)
ファインダーゆれる頑張れ運動会 灌木 (10/20 21:20:34)
がんばれの拍手の痛さ運動会 灌木 (10/20 21:23:03)
ぴのこさん納得言葉の運動会 灌木 (10/20 21:24:32)
集合のときまで仲間運動会 灌木 (10/20 21:27:43)
運動会おにぎりお茶で押し込んで  灌木 (10/20 21:29:54)
 

秋の夜長のチャット句会投句一覧四『山粧ふの巻』

 投稿者:撫子  投稿日:2013年12月16日(月)21時57分36秒
返信・引用
  『山粧ふの巻』

coco 9句
山粧うそろそろ子に明け渡す coco (10/20 21:32:49)
重箱の底の冷たき山粧う coco (10/20 21:35:21)
山粧う番台の人白衣かな coco (10/20 21:38:20)
山粧うホットワインの湯気立ちぬ coco (10/20 21:39:53)
山粧ふ万歳のまま眠りたる coco (10/20 21:43:22)
山粧ふペットボトルに受く清水 coco (10/20 21:47:26)
山粧ふロープウェイに車掌いて coco (10/20 21:52:07)
山粧ふ色セロファンの向こう側 coco (10/20 21:58:49)
山粧ふ二日で増える体重計 coco (10/20 21:59:59)
きっこ 10句
分水嶺くつきり山の粧へり きっこ (10/20 21:30:26)
山粧ふ湯上りの母少女めき きっこ (10/20 21:33:18)
幸子てふ名のスナックや山粧ふ きっこ (10/20 21:33:44)
かの人と吊橋効果山粧ふ きっこ (10/20 21:35:24)
粧ひし山をハーレーダビッドソン きっこ (10/20 21:37:11)
山ガール粧へば山も粧ひけり きっこ (10/20 21:40:16)
式神の眠りし庭や山粧ふ きっこ (10/20 21:50:39)
山粧ふお狐様もほんのりと きっこ (10/20 21:57:09)
草の戸に森の来客山粧ふ きっこ (10/20 21:58:20)
山粧ふ朝からご飯三杯目 きっこ (10/20 21:59:14)
ぴのこ 29件
上州の空見上げおり山粧ふ ぴのこ (10/20 21:31:51)
ロープウェイ緩々とゆく山粧う ぴのこ (10/20 21:33:26)
山粧う銀の鈴鳴る上州路 ぴのこ (10/20 21:34:35)
山粧う石段登る伊香保の湯 ぴのこ (10/20 21:37:14)
山粧う髭の男のツーリング ぴのこ (10/20 21:37:42)
山粧うゆっくりはずす腕時計 ぴのこ (10/20 21:38:52)
山粧うむかしむかしの分かれ道 ぴのこ (10/20 21:39:35)
山粧う山荘名物焼きカレー ぴのこ (10/20 21:40:59)
山ガール集いしカフェや山粧う ぴのこ (10/20 21:41:39)
山粧うデイサービスの軽ワゴン ぴのこ (10/20 21:42:43)
大欠伸してる赤子や山粧う ぴのこ (10/20 21:43:59)
にっぽんの色のいろいろ山粧う ぴのこ (10/20 21:44:30)
山粧う歴女鉄女に山ガール ぴのこ (10/20 21:45:06)
山粧うラスカルさんの欠伸かな ぴのこ (10/20 21:45:48)
山粧う蛇笏の鳴らす鈴ひとつ ぴのこ (10/20 21:46:29)
山粧うわたらせ渓谷鉄道も ぴのこ (10/20 21:47:11)
ねこさまの美しき口紅山粧う ぴのこ (10/20 21:47:48)
山粧う古式ゆかしき色のあり ぴのこ (10/20 21:48:30)
山粧ういずともなしにいろはうた ぴのこ (10/20 21:49:40)
山粧うラスカルさんは寝る時間 ぴのこ (10/20 21:50:13)
手鏡の中の女や山粧う ぴのこ (10/20 21:50:44)
皇女の眠りし古寺山粧う ぴのこ (10/20 21:51:42)
山粧う縁切り寺の観音像 ぴのこ (10/20 21:52:40)
山粧うドラキュラの城はるかなり ぴのこ (10/20 21:53:14)
稜線をたどる帽子や山粧う ぴのこ (10/20 21:53:59)
亡き祖母の紅の色なり山粧う ぴのこ (10/20 21:56:04)
十一面観音の眼や山粧う ぴのこ (10/20 21:57:29)
山粧う色なき色もパレットに ぴのこ (10/20 21:59:04)
卵かけご飯三杯山粧う ぴのこ (10/20 22:00:11)
ふじけん 6句
さやけしや今年は早ひ山の色 ふじけん (10/20 21:35:46)
思ひでは高尾のあたり山装ふ ふじけん (10/20 21:43:06)
山ガールの年齢不詳山装ふ  ふじけん (10/20 21:51:18)
稜線のやさしきうねり山装ふ ふじけん (10/20 21:53:15)
トラックも道具も売りて山装ふ ふじけん (10/20 21:56:04)
30年の車庫を壊して山装ふ  ふじけん (10/20 22:01:31)
一作 13句
飯館に馬消えて山粧へり 一作 (10/20 21:33:09)
湯けむりは鉄の匂ひや山粧ふ 一作 (10/20 21:35:20)
山粧ふ手を握り合ふロープウェイ 一作 (10/20 21:37:02)
運転を変われば山の粧へり 一作 (10/20 21:38:09)
山粧ふむかしむかしの先祖の地 一作 (10/20 21:39:05)
山粧ふ八幡太郎来しといふ 一作 (10/20 21:41:12)
山粧ふ歴女の話とめどなく 一作 (10/20 21:44:32)
山粧ふ小便失礼つかまつる 一作 (10/20 21:49:17)
懐かしきまでいの村や山粧ふ 一作 (10/20 21:51:36)
佐藤さんばかりの山の粧へり 一作 (10/20 21:53:32)
湖のほとりの歌碑や山粧ふ 一作 (10/20 21:55:15)
山粧ふ宿の女将の付けまつげ 一作 (10/20 21:57:26)
山粧ふ河童の像に迎へられ 一作 (10/20 21:58:59)
河童 3句
駅弁の蓋の飯とり山粧ふ 河童 (10/20 21:57:41)
弁当のセロファン飛んで山粧ふ 河童 (10/20 21:57:55)
故郷を目指す列車や山粧ふ 河童 (10/20 21:58:08)
句念庵 8句
借杖を返し一礼粧ふ山 句念庵 (10/20 21:37:36)
粧ひし山に別れのケルンかな 句念庵 (10/20 21:39:38)
粧ひの山を遥かに露天の湯 句念庵 (10/20 21:41:11)
粧ひの山に呆けて山ボーイ 句念庵 (10/20 21:43:17)
ラスカルさん山粧へどお大事に 句念庵 (10/20 21:48:52)
ラスカルさん山の装ひ見た気きかな 句念庵 (10/20 21:52:33)
庭園の山の装ひ苔の石 句念庵 (10/20 21:54:42)
奥の院山粧ひに暮れにけり 句念庵 (10/20 21:58:27)
春生 6句
県境の川澄み山の粧へり 春生 (10/20 21:35:53)
高き山低き山々粧へり 春生 (10/20 21:39:41)
山粧ふ遍路ころがしてふ山も 春生 (10/20 21:41:56)
山粧ふ蛇笏龍太の亡きあとも 春生 (10/20 21:45:30)
山粧ふ姿を湖に映すべく 春生 (10/20 21:47:48)
山粧ふ今日より明日が良かれとて 春生 (10/20 21:51:29)
昭太郎 10句
粧ふは高き山より山粧ふ 昭太郎 (10/20 21:32:13)
地獄谷ふところにして山粧ふ 昭太郎 (10/20 21:37:16)
露天湯は年寄りばかり山粧ふ 昭太郎 (10/20 21:39:41)
止まらないかつぱえびせん山粧ふ 昭太郎 (10/20 21:42:29)
格式は山にもありて山粧ふ 昭太郎 (10/20 21:48:07)
手鏡のやうな湖抱き山粧ふ 昭太郎 (10/20 21:49:49)
粧へる山に惚れ込み山男 昭太郎 (10/20 21:52:15)
山粧ふ男体山に真向かひて 昭太郎 (10/20 21:54:08)
クレパスの72色山粧ふ 昭太郎 (10/20 21:58:34)
山粧ふクレヨンにある金と銀 昭太郎 (10/20 22:00:28)
真知貝 14句
木曽駒のロープウェイや山装ふ 真知貝 (10/20 21:32:09)
登り来て山装へる中に立つ 真知貝 (10/20 21:33:15)
山装ふ雲のしろきを知りぬべし 真知貝 (10/20 21:34:56)
山装ふ息上がれると並びたつ 真知貝 (10/20 21:36:58)
頂きに山装ふを鳥瞰す 真知貝 (10/20 21:37:48)
握り飯頬張る昼や山装ふ 真知貝 (10/20 21:39:27)
山装ひやさしき風に包まるる 真知貝 (10/20 21:41:44)
山装ふ要所要所に赤き実のあり 真知貝 (10/20 21:44:10)
暫らくは石に端坐す山装ふ 真知貝 (10/20 21:48:02)
山装ふ一歩踏み出す石に影 真知貝 (10/20 21:51:03)
確かむる君のまなこや山装ふ 真知貝 (10/20 21:52:32)
遠くより滝の音して山装ふ 真知貝 (10/20 21:54:30)
山装ふ追憶もまた装へり 真知貝 (10/20 21:57:23)
装ふ山下れば暮れぬ伊那の里 真知貝 (10/20 21:59:55)
竹笛 18句
富士山の見えて箱根の山粧ふ 竹笛 (10/20 21:31:21)
つぎつぎとヘアピンカーブ山粧ふ 竹笛 (10/20 21:32:49)
銀婚のつぎは金婚山粧ふ 竹笛 (10/20 21:33:48)
真つ黒なゆで卵喰べ山粧ふ 竹笛 (10/20 21:37:58)
山粧ふ地獄谷てふ大涌谷 竹笛 (10/20 21:39:12)
湖に赤き鳥居や山粧ふ 竹笛 (10/20 21:40:08)
川音のしゆろろろろろと山粧ふ 竹笛 (10/20 21:41:44)
おひさまを仰ぎ日本の山粧ふ 竹笛 (10/20 21:43:59)
ペットボトルの水をふふみて山粧ふ 竹笛 (10/20 21:46:39)
山粧ふ下地クリーム変へたれば 竹笛 (10/20 21:48:18)
山粧ふいろはにほへとちりぬるを 竹笛 (10/20 21:49:02)
うたた寝をするまもなくて山粧ふ 竹笛 (10/20 21:50:31)
山粧ふ肩の力の抜けてきて 竹笛 (10/20 21:52:29)
返却の遅れしビデオ山粧ふ 竹笛 (10/20 21:53:51)
吸ひこめる朝の空気や山粧ふ 竹笛 (10/20 21:55:29)
一両の電車粧ふ山を見て 竹笛 (10/20 21:56:42)
トンネルの向かうのひかり山粧ふ 竹笛 (10/20 21:57:42)
山粧ふ味付け海苔のひつついて 竹笛 (10/20 22:00:12)
登美子 13句
富士山の世界遺産に山粧ふ 登美子 (10/20 21:34:09)
カクテルの艶ある名に山粧ふ 登美子 (10/20 21:38:58)
山粧ふソプラノアルトコーラス部 登美子 (10/20 21:43:54)
山粧ふ世界遺産のためにある  登美子 (10/20 21:48:23)
七〇才以上の淑女山粧ふ 登美子 (10/20 21:50:02)
青空に吸いつくボール山粧ふ 登美子 (10/20 21:52:51)
ドラキュラに大蒜供へ山粧ふ 登美子 (10/20 21:54:29)
山粧ふ取り残された地蔵尊 登美子 (10/20 21:55:25)
湖に社を映し山粧ふ 登美子 (10/20 21:56:29)
山粧ふ大門少し引き下がる 登美子 (10/20 21:57:40)
山粧う母が残した髪飾り 登美子 (10/20 21:58:22)
山粧ふ山家に食べる茸鍋 登美子 (10/20 21:59:27)
山粧ふ空つぽになる絵具箱 登美子 (10/20 22:00:37)
猫髭 14句
山粧ふ下をぞろぞろうつむき族 猫髭 (10/20 21:32:04)
山粧ふ川の光を太らせて 猫髭 (10/20 21:34:47)
颱風の倒したままに山粧ふ 猫髭 (10/20 21:36:36)
利根川の濁りに濁り山粧ふ 猫髭 (10/20 21:38:28)
ふるさとの地酒ふふみて山粧ふ 猫髭 (10/20 21:39:47)
始めから全部ロムして山粧ふ 猫髭 (10/20 21:44:05)
百歳の腐女子もをりぬ山粧ふ 猫髭 (10/20 21:46:51)
煎餅を四つに割りて山粧ふ 猫髭 (10/20 21:47:57)
山粧ふ金木犀の香の彼方 猫髭 (10/20 21:50:17)
鎌倉の水鏡にも山粧ふ 猫髭 (10/20 21:51:47)
豊穣の乳を吸ふ子や山粧ふ 猫髭 (10/20 21:52:42)
山粧ふ山装ふと書きをれば 猫髭 (10/20 21:53:41)
ここよりは神の閾なり山粧ふ 猫髭 (10/20 21:54:21)
野鼠の畔飛ぶ如し山粧ふ 猫髭 (10/20 21:58:34)
撫子 8句
両親の結婚記念山粧ふ 撫子 (10/20 21:32:59)
無意識におやつの棚や山粧ふ 撫子 (10/20 21:33:45)
行列のスナック幸子山粧ふ 撫子 (10/20 21:34:20)
銀婚の写真晴れやか山粧ふ 撫子 (10/20 21:34:53)
旅先の母より山の粧ふらし 撫子 (10/20 21:38:58)
老犬のまあるく眠り山粧ふ 撫子 (10/20 21:41:55)
山粧ふ祖母の遺影の青空に 撫子 (10/20 21:43:17)
山粧ふ赤子の尻のうんちつち 撫子 (10/20 21:43:56)
眠兎 20句
要塞の遠くに低き山粧ふ 眠兎 (10/20 21:31:58)
山粧へり癖なきながれドナウ川 眠兎 (10/20 21:33:34)
ケーブルカー粧おふ山の天辺に 眠兎 (10/20 21:35:27)
山粧ふ麓でホットシャングリラ 眠兎 (10/20 21:37:08)
吊り橋の揺れとどまらず山粧ふ 眠兎 (10/20 21:38:48)
大きなお城小さなお城山粧ふ 眠兎 (10/20 21:39:39)
山粧ふ紙のコップのホットワイン 眠兎 (10/20 21:41:30)
山粧ふペットボトルに売るワイン 眠兎 (10/20 21:43:52)
汽車ですぐ三つの国や山粧ふ 眠兎 (10/20 21:44:58)
山粧ふ列車の揺れにカフェラッテ 眠兎 (10/20 21:46:48)
山粧ふここから先はハンガリー 眠兎 (10/20 21:47:48)
ブダペスト山粧おひて腐貴ワイン 眠兎 (10/20 21:49:11)
山粧ふ世界遺産に漏れし街 眠兎 (10/20 21:50:27)
リタイアの夫婦の一歩山粧ふ 眠兎 (10/20 21:51:46)
戦いは鎮まり古城山粧ふ 眠兎 (10/20 21:52:44)
カモシカの角ある頭骨山粧ふ 眠兎 (10/20 21:53:34)
パペットが鞄にひとつ山粧ふ 眠兎 (10/20 21:56:12)
山粧ふ隣に座る人形師 眠兎 (10/20 21:57:30)
草の戸や明日は出国山粧ふ 眠兎 (10/20 21:58:52)
山粧ふ能登にも熊が出たと言ふ 眠兎 (10/20 22:00:00)
遊起 6句
地平線ふるへてゐたり山粧ふ 遊起 (10/20 21:36:59)
胸突きの石ごろごろと山粧ふ 遊起 (10/20 21:39:44)
老眼の目にもやはらか山粧ふ 遊起 (10/20 21:45:36)
うつ病の薬をやめて山粧ふ 遊起 (10/20 21:48:21)
山粧ふ牛の寝転ぶ眼の緑 遊起 (10/20 21:53:54)
山粧ふ梅干ちらす握飯 遊起 (10/20 21:58:10)
和子 11句
搾乳の手のしなやかに山粧ふ 和子 (10/20 21:32:38)
湯上りの髪に手櫛や山粧ふ 和子 (10/20 21:34:42)
山粧ふ牛の匂ひの濃くありて 和子 (10/20 21:37:07)
山よそおう錫杖の音まざとあり 和子 (10/20 21:38:54)
湖に倒木あまた山粧ふ 和子 (10/20 21:41:22)
山粧ふ子牛の尻に泥乾び 和子 (10/20 21:43:27)
白壁に日の影深く山粧ふ 和子 (10/20 21:48:35)
山粧ふ教会の鐘海に抜け 和子 (10/20 21:50:58)
海峡を繋ぐ吊り橋山粧ふ 和子 (10/20 21:53:14)
山粧ふ母の形見のペンダント 和子 (10/20 21:57:31)
手のひらで掬ふ湧水山粧ふ 和子 (10/20 21:59:38)
灌木 11句
それなりの老いを纏ふや山粧ふ 灌木 (10/20 21:33:05)
山粧ふ無垢のこころを思ひ出す 灌木 (10/20 21:34:53)
山粧ふ重ね引く茶のアイシャドー 灌木 (10/20 21:37:32)
山粧ふ幾度も下る登り坂 灌木 (10/20 21:41:45)
山粧ふねじをまた巻く古時計 灌木 (10/20 21:43:43)
山粧ふ何時になればくるのかな 灌木 (10/20 21:44:58)
縦柄に滝を織り込み山粧ふ 灌木 (10/20 21:48:20)
鉄塔の脚を顕に山粧ふ 灌木 (10/20 21:52:58)
山粧ふ自転車を組む無人駅 灌木 (10/20 21:54:34)
外出しに重ねるシャツや山粧ふ 灌木 (10/20 21:58:46)
山粧ふ空ひろびろとひろがれり 灌木 (10/20 22:00:04)
 

秋の夜長のチャット句会投句一覧五『蟋蟀の巻』

 投稿者:撫子  投稿日:2013年12月16日(月)21時56分40秒
返信・引用
  『蟋蟀の巻』

coco 2句
耳鳴りかちちろ虫かな風吹かば coco (10/20 22:04:30)
ちちろ鳴くみなさんおやすみありがとう coco (10/20 22:11:27)
きっこ 12句
つづれさせ森の奥へと九十九折 きっこ (10/20 22:00:44)
つづれさせ幸子てふ名のスナックに きっこ (10/20 22:02:59)
パンプスの先とがらせてちちろ虫 きっこ (10/20 22:04:57)
菊花賞果ててちちろの鳴きにけり きっこ (10/20 22:08:39)
黒々と閻魔蟋蟀憤怒せり きっこ (10/20 22:10:46)
お茶碗を伏せて待ちたるちちろかな きっこ (10/20 22:12:12)
つづれさせとろりとろりとバーボンを きっこ (10/20 22:12:48)
蟋蟀が蝙蝠になる秋の暮 きっこ (10/20 22:14:20)
蟋蟀に包囲されたる外厠 きっこ (10/20 22:17:04)
つづれさせ田舎の信号LED きっこ (10/20 22:19:35)
二十二時二十二分やつづれさせ きっこ (10/20 22:22:52)
長靴の大中小やちちろ鳴く きっこ (10/20 22:24:02)
ぴのこ 30句
うすうすと土蔵の影やちちろ虫 ぴのこ (10/20 22:01:00)
つづれさせ昭和の色の硝子窓 ぴのこ (10/20 22:03:33)
ちちろ虫眠る女のイヤリング ぴのこ (10/20 22:04:23)
つづれさせ静かに窓を閉めており ぴのこ (10/20 22:05:57)
蟋蟀の正面の顔なにか変 ぴのこ (10/20 22:06:21)
ハイヒール踵のとれてちちろ虫 ぴのこ (10/20 22:07:53)
手探りでシャンプー探しちちろ虫  ぴのこ (10/20 22:08:50)
ちちろ虫ブタペストにもいるかしら ぴのこ (10/20 22:09:28)
ちちろ虫闇に放残りし父の声 ぴのこ (10/20 22:10:29)
ちちろ虫チェロで始まるジャズトリオ ぴのこ (10/20 22:11:34)
飲みかけのスペインワインちちろ虫 ぴのこ (10/20 22:13:47)
ちちろ鳴く厨の母のひとりごと ぴのこ (10/20 22:14:51)
つづれさせ転がって読むモーニング ぴのこ (10/20 22:16:01)
つづれさせ書き散らしたるノートかな ぴのこ (10/20 22:16:22)
玄関でかくれんぼしてつづれさせ ぴのこ (10/20 22:17:18)
つづれさせチャット句会のBGM ぴのこ (10/20 22:17:48)
つづれさせほろほろ地酒空ける夜 ぴのこ (10/20 22:18:53)
チャット句会カレー定番ちちろ虫 ぴのこ (10/20 22:19:20)
ちちろ虫二階の窓の老婦人 ぴのこ  (10/20 22:20:16)
ちちろ虫ちろちろちろろちょろちょろと ぴのこ (10/20 22:20:47)
つづれさせつれづれぐさにひそみおり ぴのこ (10/20 22:22:27)
ちちろ虫無声映画の弁士かな ぴのこ (10/20 22:23:12)
猫髭さん足お大事にちちろ虫 ぴのこ (10/20 22:23:41)
蟋蟀の一徹の顔星一徹 ぴのこ (10/20 22:24:05)
ちちろ鳴くレインコートのLサイズ ぴのこ (10/20 22:25:37)
題名を忘れし映画ちちろ虫 ぴのこ (10/20 22:26:23)
つづれさせ星を見上げるひとといて ぴのこ (10/20 22:27:42)
目薬のぽちんとさしてちちろ虫 ぴのこ (10/20 22:28:10)
物知りの猫さんのいてちちろ虫 ぴのこ (10/20 22:29:24)
ちちろ虫オンザロックの三杯目 ぴのこ (10/20 22:29:51)
ふじけん 7句
マルハンに追い出されたるちちろ ふじけん (10/20 22:03:31)
マルハンの建設早しつづれさせ ふじけん (10/20 22:05:50)
釣り道を登れば線路ちちろ哉 ふじけん (10/20 22:09:40)
灯り消し真夜中風呂やちちろ虫 ふじけん (10/20 22:15:50)
つづれさせ床下並ぶ一升瓶  ふじけん (10/20 22:20:25)
ビニールのプール廃物ちちろ鳴く ふじけん (10/20 22:25:16)
蟋蟀の居らぬ異国の棲家かな ふじけん (10/20 22:28:32)
一作 9句
ちちろ聞く通夜饅頭を食べながら 一作 (10/20 22:05:01)
風呂桶に首まで浸かりつづれさせ 一作 (10/20 22:07:48)
蟋蟀や犬に夜食を差し入れて 一作 (10/20 22:09:11)
明日へと仕事を残しちちろ虫 一作 (10/20 22:11:04)
録画せしドラマを点けりつづれさせ 一作 (10/20 22:12:24)
座禅組むころころ子犬踊るなか 一作 (10/20 22:20:41)
蟋蟀やカレーの箱の旭日旗 一作 (10/20 22:24:36)
蟋蟀や靴のかかとをのぼる癖 一作 (10/20 22:26:54)
つづれさせオンザロックの融けるまま 一作 (10/20 22:29:24)
河童 6句
黄昏て募る故郷やつづれさせ 河童 (10/20 22:21:28)
ちちろ鳴く時はやはらかき母の膝 河童 (10/20 22:21:44)
回廊を巫女見下ろしてつづれさせ 河童 (10/20 22:21:59)
雨ふれどどこかで鳴きしちちろ虫 河童 (10/20 22:24:38)
ペン皿に小銭投げ入れつづれさせ 河童 (10/20 22:26:29)
シャープ芯こちこち出してちちろ鳴く 河童 (10/20 22:29:51)
句念庵 13句
火走るや間一発にちちろ跳び 句念庵 (10/20 22:01:29)
四阿に風吹き抜けてちちろ鳴く 句念庵 (10/20 22:04:05)
看板の褪せて空地のちちろかな 句念庵 (10/20 22:05:46)
仕舞湯の窓に聞こゆるちちろかな 句念庵 (10/20 22:08:13)
人去って闇のしじまにつづれさせ 句念庵  (10/20 22:09:25)
灯を消せば夜の帳やつづれさせ 句念庵 (10/20 22:10:13)
一郷に夜の帳やつづれさせ 句念庵 (10/20 22:11:21)
一閃の響く的場やちちろ鳴く 句念庵 (10/20 22:15:51)
虫籠に忘れられたるちちろ虫 句念庵 (10/20 22:17:16)
暗がりの一木一草ちちろ虫 句念庵 (10/20 22:21:18)
方丈の咳の一声つづれさせ 句念庵 (10/20 22:24:26)
上り待つベンチに独り鳴くちちろ 句念庵 (10/20 22:26:16)
鎖張るけふの終はりやつづれさせ 句念庵 (10/20 22:28:57)
狐福 5句
ちちろ虫こっちこっちと闇の中 狐福 (10/20 22:22:38)
蟋蟀に似ている顔がやって来る 狐福 (10/20 22:23:21)
外灯の下でごろりとつづれさせ 狐福 (10/20 22:24:00)
掌のちちろがスカイダイビング 狐福 (10/20 22:24:29)
好みはねあっちとこっちちちろ虫 狐福 (10/20 22:29:11)
春生 7句
蟋蟀や山の子どものかくれんぼ 春生 (10/20 22:07:01)
ちちろ鳴くあたりに忘れ物したり 春生 (10/20 22:09:07)
房総の友より便りつづれさせ 春生 (10/20 22:13:24)
病室の灯の届く辺りつづれさせ 春生 (10/20 22:16:51)
願はくはわが通夜にこそちちろ鳴け 春生 (10/20 22:21:28)
公民館祭片付けちちろ虫 春生 (10/20 22:21:44)
蟋蟀や和尚と小僧飴舐めて 春生 (10/20 22:26:12)
昭太郎 12句
鈍行の三分停車ちちろ鳴く 昭太郎 (10/20 22:02:24)
鉛筆を尖らせて聴くつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:06:32)
湯の宿に終ひ湯は無しつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:08:22)
筆談のしばし途切れてつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:13:12)
玄関に傘とブーツとつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:15:52)
中庭は家のポケットつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:19:12)
終バスは行つてしまひぬつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:21:07)
打明けて帰る家路やつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:25:31)
打明けて一人で帰るつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:25:53)
眠薬のなかなか効かずつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:27:28)
つづれさせ目覚まし時計確かめて 昭太郎 (10/20 22:29:23)
諍ひの沈黙を埋めつづれさせ 昭太郎 (10/20 22:31:59)
真知貝 10句
月落ちて朝餉支度にちちろ鳴く 真知貝 (10/20 22:02:56)
戸開きにこおろぎ飛ぶや里の朝 真知貝 (10/20 22:06:53)
ちちろむし追ひて見つくるこぞのふみ 真知貝 (10/20 22:09:33)
ふでつむしふみのかよはぬ人を恋ふ 真知貝 (10/20 22:11:54)
宵闇のちちろ恋しや一人酒 真知貝 (10/20 22:14:22)
一人酒ちちろ止む闇振り返る 真知貝 (10/20 22:17:01)
四つ這いにえんま蟋蟀追ひし頃 真知貝 (10/20 22:19:35)
ちちろ追ふ子の肩にともしあり 真知貝 (10/20 22:22:09)
追ひゆけど姿なきままちちろかな 真知貝 (10/20 22:23:55)
誰が袖か迷ひてひそとちちろ鳴く 真知貝 (10/20 22:26:51)
竹笛 18句
イヤホンの片耳はずれつづれさせ 竹笛 (10/20 22:02:21)
帰りゆく一人一人やちちろ鳴く 竹笛 (10/20 22:03:27)
ケータイを点しゆく人つづれさせ 竹笛 (10/20 22:04:25)
つづれさせ風呂場に窓のなかりけり 竹笛 (10/20 22:05:22)
ちちろ鳴く仮面ライダージャンプして 竹笛 (10/20 22:06:58)
蟋蟀や踵にクリームすり込んで 竹笛 (10/20 22:08:13)
石段に落とす鍵束つづれさせ 竹笛 (10/20 22:10:51)
近づけば閻魔蟋蟀声を消し 竹笛 (10/20 22:13:02)
つづれさせ寝転んで読む少年ジャンプ 竹笛 (10/20 22:14:58)
蟋蟀やトイレの蓋の自動なる 竹笛 (10/20 22:15:55)
ちちろ鳴く道を曲がりてスカイツリー 竹笛 (10/20 22:17:44)
靴音の響いてゐたりちちろ虫 竹笛 (10/20 22:19:35)
市境の道のはしつこちちろ鳴く 竹笛 (10/20 22:21:45)
キーボード指をすべらせちちろ鳴く 竹笛 (10/20 22:25:16)
休憩をちよいちよいはさみつづれさせ 竹笛 (10/20 22:27:13)
つづれさせ慌てて何か忘れたる 竹笛 (10/20 22:27:52)
つづれさせ口より早き腹時計 竹笛 (10/20 22:29:24)
蟋蟀の覚悟の顔をしてゐたる 竹笛 (10/20 22:31:05)
登美子 16句
バジルの香残るキッチンちちろ鳴く 登美子 (10/20 22:03:03)
板前の足駄の辺りちちろ鳴く 登美子 (10/20 22:06:35)
冗舌の電話終わりてちちろ鳴く 登美子 (10/20 22:10:11)
居酒屋の昼の蟋蟀鳴かせませう 登美子 (10/20 22:12:33)
こおろぎの鳴く止む間にページ繰る 登美子 (10/20 22:15:42)
猫さんの眼力強しちちろ虫 登美子 (10/20 22:17:03)
蟋蟀の挟まれてゐる厠窓 登美子 (10/20 22:18:23)
高層のマンション暮しちちろ虫 登美子 (10/20 22:19:18)
中庭に覗きの癖のちちろ虫 登美子 (10/20 22:20:32)
バス停にじつと待ってるつづれさせ 登美子 (10/20 22:22:19)
骨盤の曲がりも加齢つづれさせ 登美子 (10/20 22:23:43)
果実酒の発酵進むつづれさせ 登美子 (10/20 22:25:14)
クラシックギター少年ちちろ虫 登美子 (10/20 22:26:21)
いつ鳴くか框の下のつづれさせ 登美子 (10/20 22:27:48)
磨きたる天窓に這ふちちろ虫 登美子 (10/20 22:29:43)
あと一分あれば恋するちちろ虫 登美子 (10/20 22:30:27)
猫髭 20句
耳聾すあれは閻魔蟋蟀よ 猫髭 (10/20 22:01:16)
耳聾す彼方の閻魔蟋蟀よ 猫髭 (10/20 22:02:42)
つづれさせ幸子の幸はどこにある 猫髭 (10/20 22:04:14)
蟋蟀が歌ふよ星に願ふとよ 猫髭 (10/20 22:06:03)
鉦叩蟋蟀馬追轡虫 猫髭 (10/20 22:07:55)
左足攣つて痛しよつづれさせ 猫髭 (10/20 22:11:28)
骨盤もずれてをりますつづれさせ 猫髭 (10/20 22:12:52)
焼酎の古酒のとろとろつづれさせ 猫髭 (10/20 22:17:30)
寝転ぶは読書にあらずつづれさせ 猫髭 (10/20 22:18:42)
左腿攣つてをりますちちろ虫 猫髭 (10/20 22:19:18)
耳鳴りの囃してゐたりちちろ虫 猫髭 (10/20 22:19:48)
ちちろ鳴く愛の終りのカツカレー 猫髭 (10/20 22:20:51)
十一年物の焼酎ちちろ鳴く 猫髭 (10/20 22:21:37)
骨盤にホッカイロ貼りつづれさせ 猫髭 (10/20 22:22:27)
足攣つて痛かぺよおつづれさせ 猫髭 (10/20 22:23:10)
長距離の深夜バス内ちちろ鳴く 猫髭 (10/20 22:25:11)
温湿布効いてきたつぺつづれさせ 猫髭 (10/20 22:26:08)
雨合羽二重に羽織りつづれさせ 猫髭 (10/20 22:26:35)
つづれさせ加齢臭には竹酢液 猫髭 (10/20 22:28:45)
温湿布●痙攣にもつづれさせ 猫髭 (10/20 22:29:59)
撫子 24句
つづれさせ今宵スナック幸子へと 撫子 (10/20 22:03:38)
ジョギングの呼気の合間のつづれさせ 撫子 (10/20 22:05:08)
丼と賽子三個つづれさせ 撫子 (10/20 22:08:09)
ちちろ鳴く子の鉛筆を削りつつ (10/20 22:09:33)
つづれさせ子の鉛筆を削りつつ 撫子 (10/20 22:09:46)
母さんの電話の奥のちちろかな 撫子 (10/20 22:10:42)
次女寝かせ長女寝かせて筆津虫 撫子 (10/20 22:11:39)
ちちろ鳴く三和土に姉の三輪車 撫子 (10/20 22:13:49)
飲みかけのワインを盗むちちろ虫 撫子 (10/20 22:14:21)
つづれさせ蟋蟀やcoco壱番屋 撫子 (10/20 22:14:54)
猫さんの爆笑を待つちちろかな 撫子 (10/20 22:15:19)
ちちろ鳴く骨盤枕体操中 撫子 (10/20 22:16:38)
ちちろ鳴く加齢臭やらカレー臭 撫子 (10/20 22:18:50)
蟋蟀に前歯はきつとありますよ 撫子 (10/20 22:19:10)
便箋のぴつと離るるつづれさせ 撫子 (10/20 22:21:11)
ちちろ鳴く加齢臭さへ愛しくて 撫子 (10/20 22:21:31)
ちちろ鳴く打ち明けられぬ加齢臭 撫子 (10/20 22:21:58)
ちちろ鳴く打ち明けられぬ華麗主婦 撫子 (10/20 22:22:27)
バス停のメイとさつきとつづれさせ 撫子 (10/20 22:22:59)
ちちろ鳴くマウスの妙に黒光り 撫子 (10/20 22:23:59)
おやこんなとこにあおたんつづれさせ 撫子 (10/20 22:25:20)
蟋蟀や雨合羽から加齢臭 撫子 (10/20 22:27:29)
つづれさせ母のエプロンちよつと借り 撫子 (10/20 22:28:17)
ころころよあと一分のいのちだぞ 撫子 (10/20 22:29:34)
眠兎 22句
寝つかれぬ帰国の床やつづれさせ 眠兎 (10/20 22:02:11)
時差ぼけの枕に響くちちろ虫 眠兎 (10/20 22:03:12)
掌の逃げぬちちろの細き足 眠兎 (10/20 22:05:08)
ちちろ虫郵便物の間から 眠兎 (10/20 22:06:16)
蟋蟀も入れぬチェコのアパートメント 眠兎 (10/20 22:08:42)
古民家の土間がふるさとちちろ鳴く 眠兎 (10/20 22:12:57)
とろとろのカーマンベールつづれさせ 眠兎 (10/20 22:13:46)
蟋蟀や水洗トイレに滑り落つ 眠兎 (10/20 22:15:06)
土壁は煤で真つ黒つづれさせ 眠兎 (10/20 22:16:03)
チャット句会今夜はひときわつづれさせ 眠兎 (10/20 22:17:17)
蟋蟀に前頭葉はありますか 眠兎 (10/20 22:18:34)
蟋蟀のホップステップジャンプププ 眠兎 (10/20 22:19:41)
ワンDKにちちろ虫飼ふ目下独身 眠兎 (10/20 22:22:13)
果実酒のキウイを少しちちろちやん 眠兎 (10/20 22:23:08)
二並びの部屋の番号つづれさせ 眠兎 (10/20 22:23:48)
階段の転んだところにつづれさせ 眠兎 (10/20 22:24:22)
つづれさせ題名決まらぬ私小説 眠兎 (10/20 22:25:30)
発酵を促す温度つづれさせ 眠兎 (10/20 22:26:10)
蟋蟀がワイングラスにこの野郎 眠兎 (10/20 22:27:03)
つまらないラジオのDJちちろ虫 眠兎 (10/20 22:28:01)
蟋蟀の次つぎ出てくる客間かな 眠兎 (10/20 22:29:32)
あと一秒生きていたいのつづれさせ 眠兎 (10/20 22:30:22)
遊起 4句
つづれさせ湯舟なみなみ浸たりをり 遊起 (10/20 22:04:45)
空つぽの部屋には閻魔蟋蟀の 遊起 (10/20 22:12:27)
北側の書肆満杯につづれさせ 遊起 (10/20 22:15:59)
蟋蟀や風呂より声の電子音 遊起 (10/20 22:25:09)
和子 14句
昼と夜間違ふ母やちちろ虫 和子 (10/20 22:02:16)
擦り切れし旅の鞄やちちろ虫 和子 (10/20 22:03:24)
卓袱台を囲む笑顔やちちろ虫 和子 (10/20 22:05:14)
パンプスの紐千切れさうちちろ虫 和子 (10/20 22:06:34)
灯台へ一本道やちちろ虫 和子 (10/20 22:08:19)
手術傷撫でる湯舟やちちろ虫 和子 (10/20 22:09:23)
鉛筆が上手に削れちちろ虫 和子 (10/20 22:10:31)
ちちろ鳴く土間に煤けし時計かな 和子 (10/20 22:15:07)
病窓に映るネオンやちちろ虫 和子 (10/20 22:17:44)
中庭に立派な壺やちちろ虫 和子 (10/20 22:20:00)
果実酒を寝かす戸棚やちちろ虫 和子 (10/20 22:21:46)
疼きたる足摩る夜やちちろ虫 和子 (10/20 22:22:58)
埃浮く靴が三和土にちちろ虫 和子 (10/20 22:25:10)
天窓に星の煌めきちちろ虫 和子 (10/20 22:28:41)
灌木 8句
分別のつく前よりのちちろ虫 灌木 (10/20 22:03:05)
一行の日記をつつむつづれさせ 灌木 (10/20 22:05:04)
蟋蟀やジャズの拍子の腹鼓 灌木 (10/20 22:10:06)
ちちろ虫無人の駅の通過まち 灌木 (10/20 22:12:10)
ふかぶかと太古の祈りつづれさせ 灌木 (10/20 22:17:06)
ちちろ虫サブトーンをば掻き乱す 灌木 (10/20 22:20:37)
夜の庭の明るさ集めつづれさせ 灌木 (10/20 22:26:33)
膝コキと鳴る石段のちちろ虫 灌木 (10/20 22:28:26)
 

秋の夜長のチャット句会投句一覧六『夜食の巻』

 投稿者:撫子  投稿日:2013年12月16日(月)21時55分12秒
返信・引用
  『夜食の巻』

きっこ 11句
幸子てふ名のスナックで夜食かな きっこ (10/20 22:30:23)
梵鐘の遠く流るる夜食かな きっこ (10/20 22:34:20)
母さんのメモ添へらるる夜食かな きっこ (10/20 22:35:33)
ミルク粥ことことことと夜食かな きっこ (10/20 22:37:32)
根詰める母へ夜食を届けをり きっこ (10/20 22:39:08)
夜食かな短波ラジオはガーピーと きっこ (10/20 22:44:57)
三分間まてば夜食のできあがり きっこ (10/20 22:46:05)
猫が膝のぼつてきたる夜食かな きっこ (10/20 22:47:07)
アンパンマン顔をちぎつて夜食かな きっこ (10/20 22:51:23)
大薬缶かけて合宿所の夜食 きっこ (10/20 22:58:08)
夜食かな東京沢庵まつ黄色 きっこ (10/20 22:59:12)
ぴのこ 30句
夜食にもセレブ食あり残業日 ぴのこ (10/20 22:31:24)
定番はカップ焼きそば夜食かな ぴのこ (10/20 22:31:57)
お伺い待ちかねている夜食かな ぴのこ (10/20 22:32:28)
ひとつからふたつに増えし夜食かな ぴのこ (10/20 22:33:11)
みっつからひとつになりし夜食かな ぴのこ (10/20 22:33:58)
二階へと夜食を運ぶ午前二時 ぴのこ (10/20 22:35:03)
SLの汽笛きこえる夜食かな ぴのこ (10/20 22:35:46)
焦げ焦げのホットケーキの夜食かな ぴのこ (10/20 22:36:09)
ひとつずつラップをはずず夜食かな ぴのこ (10/20 22:36:45)
汁物の湯気立ち上る夜食かな ぴのこ (10/20 22:37:18)
玉葱の夜食食べたき午後十時 ぴのこ (10/20 22:38:24)
ごそごそと戸棚を探す夜食かな ぴのこ (10/20 22:38:45)
根詰める父の図面と夜食かな ぴのこ (10/20 22:39:44)
階段の音を立てたる夜食かな ぴのこ (10/20 22:40:15)
夕飯を取り分けている夜食かな ぴのこ (10/20 22:41:21)
置手紙はさんで眠る夜食かな ぴのこ (10/20 22:42:16)
メール読む合間に啜る夜食かな ぴのこ (10/20 22:43:03)
16人夜食ほしいなチャット句会 ぴのこ (10/20 22:43:49)
夜食かなFMラジオ聴きながら ぴのこ (10/20 22:45:43)
夜食とるラジオボリュームあげながら ぴのこ (10/20 22:47:16)
つぶやきのスパイスいれる夜食かな ぴのこ (10/20 22:49:01)
定番の夜食となりしメロンパン ぴのこ (10/20 22:50:05)
めをこする回数増えて夜食かな ぴのこ (10/20 22:51:26)
アンパンマンずっと待ってる夜食かな ぴのこ (10/20 22:53:18)
午前二時夜食の箸を割っている ぴのこ (10/20 22:54:33)
割り箸の減りの早さや夜食取る ぴのこ (10/20 22:55:05)
夜食食みそろそろ次のお題かな ぴのこ (10/20 22:57:21)
カナダでも夜食あるかなふじけんさん ぴのこ (10/20 22:59:05)
夜食かな上州名物焼き饅頭 ぴのこ (10/20 22:59:44)
おやかんの笛で目覚める夜食かな ぴのこ (10/20 23:00:08)
ふじけん 6句
近頃は夜食に太田胃散かな ふじけん (10/20 22:31:37)
駅そばの手順をまねる夜食かな ふじけん (10/20 22:36:02)
たぬきそば相手はイタリアン夜食 ふじけん (10/20 22:39:18)
労働者豪華夜食に騙されて ふじけん (10/20 22:41:10)
だらだらと呑んでの〆の朝夜食 ふじけん (10/20 22:50:07)
お隣にマルハン開店夜食の可  ふじけん (10/20 22:54:44)
一作 10句
キーボード打つ手の止まぬ夜食かな 一作 (10/20 22:31:35)
残り物集めて今日の夜食とす 一作 (10/20 22:32:29)
今日もまたノンアルコール夜食にて 一作 (10/20 22:36:51)
かぐわしき孤独と夜食噛みしめて 一作 (10/20 22:42:17)
いたずらに時間を潰す夜食かな 一作 (10/20 22:43:55)
しみじみと季寄せをなぞる夜食かな 一作 (10/20 22:45:47)
しよつぱいとわがままを言ふ夜食かな 一作 (10/20 22:48:03)
手始めに犬の機嫌をとる夜食 一作 (10/20 22:49:46)
メールへの返事を出せぬ夜食かな 一作 (10/20 22:52:59)
UFOか星かわからぬ夜食かな 一作 (10/20 22:55:42)
河童 4句
夕食の余りものなる夜食かな 河童 (10/20 23:01:59)
夜食欲るチャット俳句を追いかけつ 河童 (10/20 23:02:24)
貧乏は不徳の至り夜食汁 河童 (10/20 23:02:49)
夜食にと俎板の菜を叩きけり 河童 (10/20 23:02:53)
句念庵 11句
パン一つ袋に入るる夜食かな 句念庵 (10/20 22:32:36)
引き継ぎを終へて独りの夜食かな 句念庵 (10/20 22:34:12)
暮れ六つの鐘が合図の夜食かな 句念庵 (10/20 22:35:29)
小夜食におにぎり一つ配らるる 句念庵 (10/20 22:37:30)
小夜食やいつも予報士出ていたり 句念庵 (10/20 22:40:42)
スポーツのハイライト見る夜食かな 句念庵 (10/20 22:43:17)
温かやいつもと違ふ夜食かな 句念庵 (10/20 22:46:38)
期待せぬ妻の不機嫌夜食なし くえん庵 (10/20 22:48:03)
学館を出て学食の夜食かな 句念庵 (10/20 22:54:07)
生協の地下の込み合ふ夜食かな 句念庵 (10/20 22:58:06)
チンと言ふ音が合図の夜食かな 句念庵 (10/20 23:01:05)
狐福 4句
夜食めく獣のような腹の虫 狐福 (10/20 22:51:25)
妄想の夜食の麺に湯気を立て 狐福 (10/20 22:51:55)
とっておきこの好物のこの夜食 狐福 (10/20 22:58:26)
こっそりと誰にもやらぬこの夜食 狐福 (10/20 22:59:38)
春生 6句
夜食とる工場の明り赤々と 春生 (10/20 22:38:36)
油の手洗ふ音する夜食かな 春生 (10/20 22:41:50)
宿直の一回りして夜食かな 春生 (10/20 22:44:34)
夜食とる地下の食堂人一人 春生 (10/20 22:49:03)
夜食とる湯の沸きにけり警備室 春生 (10/20 22:56:44)
カップラーメン研究室の夜食かな 春生 (10/20 22:59:04)
昭太郎 6句
真ん中に内職の傘夜食摂る 昭太郎 (10/20 22:35:52)
二階にも運んでゆける夜食かな 昭太郎 (10/20 22:39:37)
黙々と夜食の後の作業かな 昭太郎 (10/20 22:41:43)
夜食とる背中に影を長く引き 昭太郎 (10/20 22:48:55)
夜食とる背にサイレン聞きながら 昭太郎 (10/20 22:51:12)
音声でテレビのニュース夜食摂る 昭太郎 (10/20 22:58:15)
真知貝 14句
句を詠みて眠気覚ましに夜食食ふ 真知貝 (10/20 22:36:24)
残り物引き出してみる夜食かな 真知貝 (10/20 22:37:38)
小夜食に海苔の佃煮握り飯 真知貝 (10/20 22:39:06)
句を詠みつ酒の合間の夜食かな 真知貝 (10/20 22:40:49)
チャンネルを変えてもむなし夜食食ふ 真知貝 (10/20 22:42:07)
寝ながらに夜食ねだりて睨まるる 真知貝 (10/20 22:44:39)
酒の無き夜食はみたり雨止みぬ 真知貝 (10/20 22:46:35)
独り言いふもかひなき夜食かな 真知貝 (10/20 22:48:33)
夜食食み語る人なし犬眠る 真知貝 (10/20 22:50:25)
ペンと箸持ちてセルフの夜食とる 真知貝 (10/20 22:53:01)
夜食終え酒のきれたる夜の更けぬ 真知貝 (10/20 22:54:23)
夜食終え酒を捜せる夜更けかな 真知貝 (10/20 22:55:41)
聴き居れば夜食終えたる腹の音 真知貝 (10/20 22:57:13)
夜食抜く人もあるべし夜句会 真知貝 (10/20 22:58:41)
竹笛 14句
夜食の灯テレビの音を消してをり 竹笛 (10/20 22:33:28)
ポイントをカードに貯めて夜食かな 竹笛 (10/20 22:35:40)
居心地の良き部屋の椅子夜食かな 竹笛 (10/20 22:38:28)
くるぶしのすうすうすうと夜食かな 竹笛 (10/20 22:41:40)
デジタルの時計を見つつ夜食かな 竹笛 (10/20 22:44:00)
室温と湿度確認して夜食 竹笛 (10/20 22:46:12)
夜食とる合間も止めぬパズルかな 竹笛 (10/20 22:47:52)
非常用食料を開け夜食かな 竹笛 (10/20 22:49:35)
文字化けの原因不明なる夜食 竹笛 (10/20 22:50:37)
入室の合図を決めて夜食終ふ 竹笛 (10/20 22:52:03)
夜食まであと五分なりアンパンマン 竹笛 (10/20 22:55:00)
天気予報の晴れの並びて夜食かな 竹笛 (10/20 22:57:05)
たかだかと聞こゆる鼾夜食とる 竹笛 (10/20 22:58:13)
ひとり用土鍋ふつふつ夜食かな 竹笛 (10/20 23:00:05)
登美子 12句
一日のピリオドのごと夜食とる 登美子 (10/20 22:32:32)
子の刻に電車帰宅の夜食かな 登美子 (10/20 22:33:42)
夜食には鯛の刺身の外される 登美子 (10/20 22:34:17)
金曜の車騒音夜食かな 登美子 (10/20 22:37:40)
留守番の主の夜食抓み食ぶ 登美子 (10/20 22:40:09)
焼肉の彼女の夜食メール来る 登美子 (10/20 22:42:12)
夜食終へ犬の散歩の主かな 登美子 (10/20 22:44:18)
高三の戦ふ時間夜食かな 登美子 (10/20 22:49:19)
楽しさもなくお決まりの夜食取る 登美子 (10/20 22:53:00)
発狂のゴッホの生涯見る夜食 登美子 (10/20 22:56:00)
高校の重い鞄投げ夜食かな 登美子 (10/20 22:58:26)
三毛猫の眉目秀麗夜食かな 登美子 (10/20 22:59:31)
猫髭 19句
チャットする句会夜食はカツカレー 猫髭 (10/20 22:32:06)
モツ煮込み一本饂飩の夜食かな 猫髭 (10/20 22:33:39)
玉葱をことこと煮たる夜食かな 猫髭 (10/20 22:36:28)
獅子唐と蒟蒻煮たる夜食かな 猫髭 (10/20 22:38:11)
ふうふうとふたりですする夜食かな 猫髭 (10/20 22:39:02)
母ちやんは昼寝し過ぎて夜食とる 猫髭 (10/20 22:40:16)
夜食には大根卸たつぷりと 猫髭 (10/20 22:43:17)
そのことよ夜食に合ふは下り酒 猫髭 (10/20 22:44:08)
新米に新酒ぶつかけ夜食かな 猫髭 (10/20 22:45:07)
夜食とるジャズヴォーカルはオーラトーン 猫髭 (10/20 22:46:16)
サンクスはおらの夜食屋暮の秋 猫髭 (10/20 22:48:15)
エルショップおらの酒蔵夜食とる 猫髭 (10/20 22:49:44)
この酒がおらの夜食よべらぼうめ 猫髭 (10/20 22:50:45)
夜食とるどこまでロムつていたかしら 猫髭 (10/20 22:54:35)
だんだんと胃もたれしたる夜食かな 猫髭 (10/20 22:55:11)
夜食終え御腹グルジア共和国 猫髭 (10/20 22:56:07)
あと三分夜食待たれよお女中よ 猫髭 (10/20 22:58:17)
大鍋に芋煮の湯気の夜食かな 猫髭 (10/20 22:59:08)
あと全部おめえが食へよこの夜食 猫髭 (10/20 23:00:19)
撫子 25句
ああもう我慢できなくて夜食かな 撫子 (10/20 22:30:34)
今宵十七人分の夜食かな 撫子 (10/20 22:32:29)
幸子からまだ届かない夜食かな 撫子 (10/20 22:32:55)
遊起さんと今日最後まで夜食かな 撫子 (10/20 22:34:37)
加齢臭部屋へカレーの夜食かな 撫子 (10/20 22:36:01)
留守番の勝手につまむ夜食かな 撫子 (10/20 22:37:29)
お夜食を待ちわびてゐる仮眠かな 撫子 (10/20 22:38:38)
お夜食の汁の染み込む英和辞書 撫子 (10/20 22:39:47)
お夜食の合間に綴るラブレター 撫子 (10/20 22:40:31)
お夜食を見つかつてゐるサザエかな 撫子 (10/20 22:41:55)
お夜食に添ふる愛情一本を 撫子 (10/20 22:42:41)
お夜食を作つてほしいママだつて 撫子 (10/20 22:43:15)
お夜食のずらりチャットdeハイヒール 撫子 (10/20 22:43:59)
夜食食ふこうなつたら絶対に食ふ 撫子 (10/20 22:45:47)
とりあへず卵をまぜる夜食かな 撫子 (10/20 22:46:18)
もう一度歯磨きをする夜食かな 撫子 (10/20 22:47:17)
手のひらに塩とごはんの夜食かな 撫子 (10/20 22:48:01)
夜食かなおこげの匂ふトースター 撫子 (10/20 22:49:31)
もこみちの浅見を見つつ夜食かな 撫子 (10/20 22:51:02)
そのへんの割り箸使ふ夜食かな 撫子 (10/20 22:54:08)
給食の献立見つつ夜食かな 撫子 (10/20 22:54:55)
iPhoneの笑顔繰りつつ夜食かな 撫子 (10/20 22:57:31)
iPhoneの写真繰りつつ夜食かな 撫子 (10/20 22:58:00)
夜食まだあと一分の猶予かな 撫子 (10/20 22:58:31)
お夜食のあと一分でチンとなり 撫子 (10/20 22:59:16)
眠兎 19句
九キロも太つた元美女夜食かな 眠兎 (10/20 22:31:50)
もうやめて夜食とる癖爪噛む癖 眠兎 (10/20 22:34:27)
窯の火を落とし夜食のケーキかな 眠兎 (10/20 22:35:41)
夜食には必ず付ける合ひ言葉 眠兎 (10/20 22:37:09)
寝たふりで夜食をすする音聞いて 眠兎 (10/20 22:38:17)
猫見てるこつそり夜食と通帳と 眠兎 (10/20 22:43:11)
介護士の夜食の時間午前二時 眠兎 (10/20 22:45:06)
夜食に誰も手を付けず通夜の席 眠兎 (10/20 22:46:34)
三時間つづけてキー打ち夜食かな 眠兎 (10/20 22:47:39)
このところ夜食の好きな猫のチャベ 眠兎 (10/20 22:48:50)
コンビニと遠く離れて夜食かな 眠兎 (10/20 22:49:35)
お夜食はセルフでお願ひいたします 眠兎 (10/20 22:51:12)
時差ぼけの次は困つた夜食癖 眠兎 (10/20 22:52:10)
夜食から眠れぬ夜の短波かな 眠兎 (10/20 22:53:38)
借物の本に夜食のこぼれけり 眠兎 (10/20 22:54:20)
部活やめ夜食にはまる中学生 眠兎 (10/20 22:55:47)
UFOを探しに夜食終へてから 眠兎 (10/20 22:56:41)
美味しそうフェイスブックに夜食かな 眠兎 (10/20 22:58:30)
電子レンジぐるりと回り夜食かな 眠兎 (10/20 22:59:57)
遊起 9句
針箱のぐちやぐちやになり夜食かな 遊起 (10/20 22:32:21)
今夜こそ最後まで付き合ふ夜食 遊起 (10/20 22:33:47)
夜食にはヨーグルトなどおすすめよ 遊起 (10/20 22:35:30)
撫子の声のかかれば夜食かな 遊起 (10/20 22:36:53)
夜食とは母の愛情とぞ思ふ 遊起 (10/20 22:39:44)
ついついと摘み食ひしてをり夜食 遊起 (10/20 22:42:33)
草田男の評論楽し夜食食ふ 遊起 (10/20 22:44:37)
もこもこの靴下履いて夜食かな 遊起 (10/20 22:49:58)
アイーダの激しき歌を聴く夜食 遊起 (10/20 22:52:21)
和子 13句
消毒の匂ひ濃くある夜食かな 和子 (10/20 22:31:37)
船笛の遠ざかりゆく夜食かな 和子 (10/20 22:35:29)
残りもの細かく刻み夜食かな 和子 (10/20 22:38:51)
油臭濃き机で啜る夜食かな 和子 (10/20 22:40:24)
謝りの手紙を添えて夜食かな 和子 (10/20 22:43:18)
たこ焼きのソース染みたる夜食かな 和子 (10/20 22:47:39)
階下より甘き香りの夜食かな 和子 (10/20 22:48:24)
病院の廊下静かや夜食とる 和子 (10/20 22:50:06)
箸使ひ下手なるままや夜食とる 和子 (10/20 22:54:29)
アンパンマン上手に書けて夜食かな 和子 (10/20 22:55:11)
畑のものたつぷり入れる夜食かな 和子 (10/20 22:56:44)
歯並びのよき介護士の夜食かな 和子 (10/20 22:58:24)
夜食とる寮に凹みし薬缶かな 和子 (10/20 22:59:40)
灌木 10句
夜食には猫髭さんの手料理を 灌木 (10/20 22:32:54)
もうやめて夜食とる癖寝言癖 灌木 (10/20 22:36:29)
宝くじよもやとおもふ夜食かな 灌木 (10/20 22:39:56)
部屋ひとつ貧乏神と夜食かな 灌木 (10/20 22:41:48)
夜食とる信号削る風のなか 灌木 (10/20 22:43:56)
棘のある葉が光りだす夜食かな 灌木 (10/20 22:45:55)
夜食食ふこうなつたら肥えていい 灌木 (10/20 22:49:13)
夜食とるすきますきまにペンをとる 灌木 (10/20 22:51:53)
自衛隊警戒警邏夜食抜き 灌木 (10/20 22:57:48)
夜食抜き警戒警邏の自衛隊 灌木 (10/20 22:59:18)
 

秋の夜長のチャット句会投句一覧七『われからの巻』

 投稿者:撫子  投稿日:2013年12月16日(月)21時52分54秒
返信・引用
  『われからの巻』

きっこ 11句
われからの揺れて満ちたる別府湾 きっこ (10/20 23:00:27)
われからやスナック幸子のお通しは きっこ (10/20 23:02:48)
万葉のわれから一葉のわれから きっこ (10/20 23:03:26)
われからや我から恋を告白す きっこ (10/20 23:06:26)
われからに万葉の恋成就せり きっこ (10/20 23:08:04)
われからや勝負下着は藤色と きっこ (10/20 23:08:53)
恋果てて藻に鳴く虫となりにけり きっこ (10/20 23:10:14)
われからの鳴けば漣たちにけり きっこ (10/20 23:11:48)
あまちやんの腕にわれから一二匹 きっこ (10/20 23:13:05)
割殻や渡せぬ文を書き続け きっこ (10/20 23:17:39)
われからの増殖したるチャットかな きっこ (10/20 23:24:09)
ぴのこ 27句
われからやあわてて引くや広辞苑 ぴのこ (10/20 23:01:29)
古今集歌にあるとやわれからは ぴのこ (10/20 23:04:01)
われからを知らずに瀬戸の海育ち ぴのこ (10/20 23:05:11)
われからや知らざる言葉多かりき ぴのこ (10/20 23:06:23)
われからや万葉の世に思いはせ ぴのこ (10/20 23:07:13)
われかれやかなのなまえの美しき ぴのこ (10/20 23:07:47)
われからの藻に棲む虫の容かな ぴのこ (10/20 23:09:12)
われからの古人の名付け親 ぴのこ (10/20 23:10:26)
われからの恨みの歌の古今集 ぴのこ (10/20 23:11:40)
われからや沖より来る渡来人 ぴのこ (10/20 23:12:45)
われからの海女の首筋つかまえて ぴのこ (10/20 23:14:01)
われからの星の数ほど漂えリ ぴのこ (10/20 23:15:20)
荒磯のわれからの棲む日本海 ぴのこ (10/20 23:15:52)
われからの海女見習いの少女かな ぴのこ (10/20 23:16:29)
われからやあまちゃんだけが知っている ぴのこ (10/20 23:17:55)
割殻や一生続く片思い ぴのこ (10/20 23:19:35)
割殻という名生き物とは知らず ぴのこ  (10/20 23:20:06)
われからの漂うものとなりにけり ぴのこ (10/20 23:21:03)
われからやせをはやみの歌聴こえおり ぴのこ (10/20 23:22:10)
われからの片割れ探す恋ひとつ ぴのこ (10/20 23:22:59)
われからのウイルスのごと増えており ぴのこ (10/20 23:24:38)
われからの姿を知らず詠みにけり ぴのこ (10/20 23:25:41)
われからや古式ゆかしき帯の柄 ぴのこ (10/20 23:26:53)
われからの海の宇宙に棲みにけり ぴのこ (10/20 23:28:04)
われからに生まれわれからきえてゆく ぴのこ (10/20 23:28:29)
われからはどこのゆるキャラかとおもう ぴのこ (10/20 23:29:26)
われからの波と戯れ波に消え ぴのこ (10/20 23:30:20)
ふじけん2句
割殻は住宅補強壁となり ふじけん (10/20 23:25:00)
われからは料理の器どてら焼き ふじけん (10/20 23:31:51)
りん 7句
われからに戸惑いページめくりをり りん (10/20 23:10:56)
われからを獲りに太平洋渡る りん (10/20 23:17:18)
われからや好きと言えない恋もある りん (10/20 23:18:54)
われからの重なつてゐる恋心 りん (10/20 23:22:26)
割殻のつぎつぎ波に乗りにゆく りん (10/20 23:25:04)
われからに生まれてよしと納得す りん (10/20 23:26:18)
われからの波と揺れたる透明感  りん (10/20 23:29:32)
一作 7句
われからのスープに味噌を加へたり 一作  (10/20 23:04:17)
われからの朝餉に今日の勝負服 一作 (10/20 23:09:33)
われからやそんな女と別れろと 一作 (10/20 23:12:46)
われからや縄文弥生和の日本 一作 (10/20 23:13:57)
われからや日本マンモス居たといふ 一作 (10/20 23:15:54)
われからや泣いて別れを惜しむ宿 一作 (10/20 23:23:30)
われからに沸騰したる湯を注ぎ 一作 (10/20 23:29:59)
句念庵 7句
われからと聞いてなんじゃと首ひねり 句念庵 (10/20 23:05:22)
われからやまずは一口したみして 句念庵 (10/20 23:10:02)
藻に遊ぶうちに喪にくれわれからに 句念庵 (10/20 23:13:05)
われからの藻づくと消へし油揚げ 句念庵 (10/20 23:16:03)
割殻や我から揚げて食しみん 句念庵 (10/20 23:19:55)
割殻やテトラポットに藻の滴 句念庵 (10/20 23:23:59)
磯の香に割殻そっと附いて来し 句念庵 (10/20 23:28:02)
狐福 4句
われからも一度は見たいエイリアン 狐福 (10/20 23:24:11)
この星のわれもわれからも同僚 狐福 (10/20 23:24:36)
われからの悪口はわれの悪口 狐福 (10/20 23:27:19)
われからを見習って吾も藻に入る 狐福
春生 6句
われからのわれからと鳴く海の底 春生 (10/20 23:07:21)
われからの貼りつく岩を波洗ふ 春生 (10/20 23:09:55)
海女の手にわれから零れ落ちにけり 春生 (10/20 23:13:39)
われからの小さきは海に戻しやる 春生 (10/20 23:16:14)
われからの皿に盛られて競られけり 春生 (10/20 23:20:37)
割殻の孤独を知つてしまひけり 春生 (10/20 23:31:46)
昭太郎 1句
昭太郎> われからといふを知らずに詠む俳句 昭太郎 (10/20 23:03:42)
真知貝 11句
破殻の虫の音知らずねに鳴けり 真知貝 (10/20 23:03:48)
破殻の写真にわれを忘れけり 真知貝 (10/20 23:05:37)
たゆたえる藻のわれからはこととせず 真知貝 (10/20 23:08:30)
われからと定めてつらし秋の夜 真知貝 (10/20 23:10:18)
われからも歌にのこせり恋しきと 真知貝 (10/20 23:13:26)
あら磯にわれから袖を濡らしつつ 真知貝 (10/20 23:15:15)
藻にすまぬわれから恋に身をやどし 真知貝 (10/20 23:19:50)
玉の藻のうきわれからのうらみかな 真知貝 (10/20 23:21:26)
ほしわびてわれから身をもくだくかな 真知貝 (10/20 23:23:57)
われからと裳裾をかえす秋の風 真知貝 (10/20 23:26:03)
破殻の虫と鳴きたり濡れにけり 真知貝 (10/20 23:29:38)
竹笛 15句
われからと海女に習うてゐたるかな 竹笛 (10/20 23:02:03)
われからのつぎつぎこぼれ落ちにけり 竹笛 (10/20 23:03:52)
われからとソプラノ歌手の詠みにけり 竹笛 (10/20 23:06:32)
われからや髪振り乱すコンダクター 竹笛 (10/20 23:07:40)
われからやさざれこなみにさざれ石 竹笛 (10/20 23:09:32)
われからのこれから呼んでくるところ 竹笛 (10/20 23:10:50)
われからやいにしえ人の言の葉に 竹笛 (10/20 23:12:20)
われからにひとの集まる道の駅 竹笛 (10/20 23:13:56)
われからのバリトンコロラトゥーラかな 竹笛 (10/20 23:16:24)
われからや海の底なる声を聞き 竹笛 (10/20 23:19:39)
われからに微笑んでゐる女学生 竹笛 (10/20 23:22:16)
われからや辛抱強きみちのくに 竹笛 (10/20 23:26:05)
われからのひとつひとつの宇宙かな 竹笛 (10/20 23:27:19)
われからを多方面より解釈す 竹笛 (10/20 23:28:32)
われからを好きてふ婆のやさしかり 竹笛 (10/20 23:30:15)
登美子 13句
われからのつるつる滑り岩に付く 登美子 (10/20 23:04:58)
われからを千鳥酢につけ純米酒 登美子 (10/20 23:06:06)
時化の日のわれからの出る小料理屋 登美子 (10/20 23:08:34)
われからに熟年の恋始まりぬ 登美子 (10/20 23:10:10)
われからの席題にアドレスを取る 登美子 (10/20 23:12:11)
われからに平安美人なりにけり 登美子 (10/20 23:13:45)
われからや見習い海女の白き腕 登美子 (10/20 23:15:31)
われからの美魔女製造販売機 登美子 (10/20 23:17:27)
割殻や些細な喧嘩忘れたし 登美子 (10/20 23:23:28)
割殻の佃煮も良き夫も良き 登美子 (10/20 23:26:00)
われからの流れ着く果てロカ岬 登美子 (10/20 23:27:43)
われからや灯台目指すジョギング 登美子 (10/20 23:29:12)
われからの悪酔いのない吟醸酒 登美子 (10/20 23:31:00)
猫髭 16句
ふるさとの磯の藻につくわれかれよ 猫髭 (10/20 23:01:10)
われかれの唐揚幸子のスペシャルと 猫髭 (10/20 23:02:09)
ふるさとの磯の藻につくわれからよ 猫髭 (10/20 23:05:52)
魚の腹裂けばわれから固まりて 猫髭 (10/20 23:06:50)
われからや沖つ石より波の寄る 猫髭 (10/20 23:08:20)
われからや枯れ藻に宿る恋もなし 猫髭 (10/20 23:09:55)
われからの小指の先に乗りにけり 猫髭 (10/20 23:13:00)
アラスカにわれからをるやをらざるや 猫髭 (10/20 23:14:04)
われからのわれからくだくるあはれかな 猫髭 (10/20 23:15:52)
じえじえじえじえじえこれがわれからじえじえじえじえじえ 猫髭 (10/20 23:17:16)
藻に分かれわれから波に攫はれぬ 猫髭 (10/20 23:18:48)
われからのわれてもすゑにあはんとぞ 猫髭 (10/20 23:21:00)
われからを食うてしもうたひじきごと 猫髭 (10/20 23:23:59)
われからの思ひは海女の恋の糸 猫髭 (10/20 23:26:09)
嵐過ぎ刈り藻にすがるわれからの 猫髭 (10/20 23:27:32)
我よおと破殻くれし漁師の子 猫髭 (10/20 23:29:57)
撫子 11句
われからはスナック幸子にありますか 撫子 (10/20 23:01:11)
海越えてアラスカからもわれからが 撫子 (10/20 23:07:57)
われからの挟まつてゐる奥歯かな 撫子 (10/20 23:09:48)
われからの浮かぶ能登より来たる椀 撫子 (10/20 23:12:26)
われからやうちの嫌ひは好きやねん 撫子 (10/20 23:19:37)
ひそひそと藻になく虫はあの辺り 撫子 (10/20 23:21:43)
われからの音を聞く海のカフェテラス 撫子 (10/20 23:22:20)
われからを乗せる海色ネイルかな 撫子 (10/20 23:24:16)
ほつぺたのわれからふいにつままれて 撫子 (10/20 23:25:33)
われからを拡大すれば「ふなっしー」 撫子 (10/20 23:26:31)
われから末に会はむとぞ思ふ 撫子 (10/20 23:29:19)
眠兎 20句
真つ黒な東京湾のわれからぞ 眠兎 (10/20 23:02:03)
われからの小さな命味噌に溶け 眠兎 (10/20 23:02:50)
われからの佃煮ママから勧められ 眠兎 (10/20 23:05:08)
われからの付いた海藻能州紬 眠兎 (10/20 23:06:27)
われからの響きに海のにほひあり 眠兎 (10/20 23:07:47)
われからやちいさな皿にちよつこりと 眠兎 (10/20 23:08:56)
われからや半透明の下着つけ 眠兎 (10/20 23:09:59)
われからに戸惑ふてゐるハンガリアン 眠兎 (10/20 23:11:53)
われからは古き生物古き友 眠兎 (10/20 23:12:45)
われからを知らぬ能登の兎かな 眠兎 (10/20 23:13:29)
われからや干し若布についたまま 眠兎 (10/20 23:16:18)
日本海けふは鎮かにわれからも 眠兎 (10/20 23:17:43)
渤海の海をわれからと渡りける 眠兎 (10/20 23:18:43)
割殻や北前船が行き来する 眠兎 (10/20 23:20:04)
引き揚げし珠洲焼に付く割殻や 眠兎 (10/20 23:21:58)
われからや恋路海岸悲恋伝説 眠兎 (10/20 23:23:13)
大漁旗われから揺れる能登荒れる 眠兎 (10/20 23:25:11)
われからの姿張り付く干し昆布 眠兎 (10/20 23:27:11)
割殻の表示珍し道の駅 眠兎 (10/20 23:28:33)
われからの味も知らずに幾十年 眠兎 (10/20 23:30:28)
遊起 5句
われからや伊勢神宮の込み合へり 遊起 (10/20 23:06:12)
われからや水底ふかく恋に落ち 遊起 (10/20 23:08:35)
われからや引き潮の待つ袖にをり 遊起 (10/20 23:15:37)
割殻や今も沖には憂ひあり 遊起 (10/20 23:20:50)
われかれと棲む海の清らかなりし 遊起 (10/20 23:30:27)
和子 12句
われからのつきし流木海晴れて 和子 (10/20 23:05:17)
われからを煮詰める夜の波の音 和子 (10/20 23:06:46)
われからに古代の音を聞きにけり 和子 (10/20 23:10:15)
われからのつきし漁衣を乾しにけり 和子 (10/20 23:14:46)
われからや妙齢の海女脚長く 和子 (10/20 23:16:31)
われからの乾びし岩で昼餉かな 和子 (10/20 23:18:26)
割殻や胸に秘めたる恋ひとつ 和子 (10/20 23:20:02)
割殻や流れ着くもの数多なり 和子 (10/20 23:21:57)
割殻や流刑の島の幽かなり 和子 (10/20 23:24:09)
割殻を手探りで詠むチャットかな 和子 (10/20 23:26:34)
古戦場跡にわれから漂ひて 和子 (10/20 23:27:55)
割殻の着きたる網を干しにけり 和子 (10/20 23:30:01)
灌木 6句
われからや流木に聴く星の数 灌木 (10/20 23:12:57)
われからや激し御陣乗太鼓果つ 灌木 (10/20 23:18:10)
割殻やこころの芯をうごかさず 灌木 (10/20 23:21:34)
割殻や海へとつづく道遠し 灌木 (10/20 23:23:52)
われからの声やアラスカよりの声 灌木 (10/20 23:26:37)
われからの海から上がるメトロかな 灌木 (10/20 23:30:25)
 

秋の夜長のチャット句会投句一覧八『冬支度の巻』 止

 投稿者:撫子  投稿日:2013年12月16日(月)21時51分37秒
返信・引用 編集済
  『冬支度の巻』

きっこ 16句
連山の影くろぐろと冬支度 きっこ (10/20 23:30:23)
日だまりを占領したる冬支度 きっこ (10/20 23:32:58)
野良猫の集まつてくる冬支度 きっこ (10/20 23:33:54)
水槽の魚と目の合ふ冬支度 きっこ (10/20 23:35:30)
冬支度エステサロンを梯子して きっこ (10/20 23:37:53)
深呼吸して伸びをして冬支度 きっこ (10/20 23:38:38)
ゆるキャラの空気を抜いて冬支度 きっこ (10/20 23:41:43)
母が着る息子のジャージ冬支度 きっこ (10/20 23:43:02)
冬支度猫のあふれる島を出て きっこ (10/20 23:44:31)
飼葉桶ならべ干さるる冬支度 きっこ (10/20 23:46:15)
歳時記をぱたんと閉ぢて冬支度 きっこ (10/20 23:50:32)
冬支度季語から死語へ変わりけり きっこ (10/20 23:53:29)
冬支度そろそろ艀つく時間 きっこ (10/20 23:54:52)
ゆるゆると時間の過ぎる冬支度 きっこ (10/20 23:56:03)
番犬の鼻濡れてゐる冬支度 きっこ (10/20 23:56:47)
冬支度スナック幸子閉店す きっこ (10/21 00:00:20)
ぴのこ 36句
父の椅子動かしており冬支度 ぴのこ (10/20 23:31:19)
長靴の泥を払いて冬支度 ぴのこ (10/20 23:32:39)
現像に出さぬ写真や冬支度 ぴのこ (10/20 23:33:15)
カレンダー薄くなりゆく冬支度 ぴのこ  (10/20 23:33:57)
空き箱の重なってゆく冬支度 ぴのこ  (10/20 23:34:19)
野良猫の顔を憶えて冬支度 ぴのこ (10/20 23:34:49)
青空の青を尽くして冬支度 ぴのこ (10/20 23:35:19)
母の持つ箒の反りや冬支度 ぴのこ (10/20 23:35:56)
愛用のハンドクリーム冬支度 ぴのこ (10/20 23:38:16)
口紅の色を変えるも冬支度 ぴのこ (10/20 23:40:00)
おさがりは娘からなり冬支度 ぴのこ (10/20 23:40:27)
その前に転居通知や冬支度 ぴのこ (10/20 23:40:47)
上州の達磨ストーブ冬支度 ぴのこ (10/20 23:41:20)
マグカップ厚手に替えて冬支度 ぴのこ (10/20 23:41:50)
シンプルの極みの暮らし冬支度 ぴのこ (10/20 23:42:35)
パスワードひとつ変えてる冬支度 ぴのこ (10/20 23:43:33)
本棚の本の並びも冬支度 ぴのこ (10/20 23:44:28)
期限切れ確かめている冬支度 ぴのこ (10/20 23:45:35)
出せぬ文出したい文や冬支度 ぴのこ (10/20 23:45:58)
温泉の予約ひとつの冬支度 ぴのこ (10/20 23:46:29)
選定の庭を残して冬支度 ぴのこ (10/20 23:46:55)
留守宅の庭の草丈冬支度 ぴのこ (10/20 23:47:36)
雑巾をきつく絞りて冬支度 ぴのこ (10/20 23:48:17)
人形の持ち主代わる冬支度 ぴのこ (10/20 23:49:01)
パソコンの中に降る雪冬支度 ぴのこ (10/20 23:50:48)
来年の手帳を決めて冬支度 ぴのこ (10/20 23:51:55)
冬支度冷めた珈琲飲み干して ぴのこ (10/20 23:53:01)
冬支度明日の日付またぎつつ ぴのこ (10/20 23:53:47)
冬支度古季語の仲間またふえて ぴのこ (10/20 23:54:24)
冬支度考えている十七人 ぴのこ (10/20 23:55:17)
冬支度始末をつける時間かな ぴのこ (10/20 23:55:56)
何もせず何も動かず冬支度 ぴのこ (10/20 23:56:44)
長き夏のまま終わる冬支度 ぴのこ (10/20 23:57:45)
避難所の人々思う冬支度 ぴのこ (10/20 23:58:47)
チャット句会次回を待ちて冬支度 ぴのこ (10/20 23:59:49)
冬支度貫く棒の欲しき夜 ぴのこ (10/21 00:00:41)
ふじけん 9句
職引きてこの身に何の冬支度 ふじけん (10/20 23:36:40)
チムニーの壁にペンキや冬支度 ふじけん (10/20 23:38:28)
お隣のエドは薪割冬支度 ふじけん (10/20 23:40:03)
チムニーの中はガス火へ冬支度 ふじけん(10/20 23:41:57)
よき人とピンク共有冬支度 ふじけん (10/20 23:46:09)
冬支度今年は幕張ヨーカードウー ふじけん (10/20 23:53:34)
リハビリの妻をなだめて冬支度 ふじけん (10/20 23:55:31)
つき棒の日課体操冬支度 ふじけん (10/20 23:58:22)
毎日も待てば海路の冬支度 ふじけん (10/21 00:00:12)
りん 26句
穴掘つて穴掘つて冬支度かな りん (10/20 23:32:28)
おつちやんの足音を聞く冬支度 りん (10/20 23:33:44)
目張りする布を捜して冬支度 りん (10/20 23:34:36)
アラスカはぬるい秋だよ冬支度 りん (10/20 23:35:59)
たつぷりと塩を蓄え冬支度 りん (10/20 23:37:08)
段ボール箱を重ねて冬支度 りん (10/20 23:38:33)
チムニーの中はどうした冬支度 りん (10/20 23:38:56)
ファブリーズ使い切る犬冬支度 りん (10/20 23:40:41)
貼るカイロかたまつてゐる冬支度 りん (10/20 23:41:21)
チェンソーの幹に食い込む冬支度 りん (10/20 23:42:22)
うちはまだ薪を焚くのよ冬支度 りん (10/20 23:43:22)
冬支度路上生活者を思ふ りん (10/20 23:44:11)
庭に眠るペロを思いて冬支度 りん (10/20 23:45:00)
かんかんと薪を積む音冬支度 りん (10/20 23:46:34)
冬支度ジャックナイフを研ぎに出す りん (10/20 23:48:49)
人形の供養に集ふ冬支度 りん (10/20 23:50:10)
言われても口答えせず冬支度 りん (10/20 23:50:41)
最近はウエットワイプ冬支度 りん (10/20 23:51:22)
オーバーオールばりばり歩く冬支度 りん (10/20 23:53:24)
冬支度冷めた味噌汁温める りん (10/20 23:54:27)
冬支度俳句の会がありますよ りん (10/20 23:55:17)
冬支度長い長いメール書く りん (10/20 23:55:57)
冬支度お伽噺の終結す りん (10/20 23:57:24)
毎日を繰り返してゆく冬支度 りん (10/20 23:58:19)
冬支度ちいさなつづら受け取りて りん (10/20 23:58:58)
冬支度タイムキーパーありがとう りん (10/21 00:00:19)
一作 11句
穴空きし靴下洗ひ冬支度 一作 (10/20 23:34:26)
庭を掃くまた庭を掃き冬支度 一作 (10/20 23:35:24)
下駄箱の上の布袋や冬支度 一作 (10/20 23:36:34)
伝来のまさかり光る冬支度 一作 (10/20 23:39:08)
曽祖父の肖像画あり冬支度 一作 (10/20 23:40:32)
犬小屋の未だに建たず冬支度 一作 (10/20 23:41:47)
デパートの商品券や冬用意 一作 (10/20 23:45:04)
ささくれし畳のありて冬支度 一作 (10/20 23:46:38)
冬用意いよいよつぶれかけの蔵 一作 (10/20 23:49:46)
離婚せし友の来れり冬支度 一作 (10/20 23:51:24)
エネルギーうんぬんかんぬん冬支度 一作 (10/20 23:56:20)
佳音 24句
冬支度をはりし卓のキーボード 佳音 (10/20 23:32:24)
OLと上司の写真冬支度 佳音 (10/20 23:33:45)
アラスカの夜空をおもふ冬支度 佳音 (10/20 23:34:29)
猫の背をパチパチ撫づる冬支度 佳音 (10/20 23:34:50)
冬支度ガムテープ貼る芋の箱 佳音 (10/20 23:37:31)
雪支度防水スプレー振つてみる 佳音(10/20 23:40:15)
鳥の絵の徳用マッチ冬用意 佳音 (10/20 23:41:02)
米袋立てて並べて冬支度 佳音 (10/20 23:42:04)
半眼のセキセイインコ冬支度 佳音 (10/20 23:43:51)
冬支度ゆつくりと選るビッグイシュー 佳音 (10/20 23:46:46)
きゆつと締める鍋蓋のネジ冬支度 佳音 (10/20 23:47:35)
冬支度こけしの肩の薄埃 佳音 (10/20 23:48:42)
冬支度毛玉取り器の電池切れ 佳音 (10/20 23:49:05)
母と子の二人羽織や冬支度 佳音 (10/20 23:49:55)
冬支度おしりふきとはなつかしや 佳音 (10/20 23:50:31)
我が名前入れ忘れたるふ(ゆ)ようい 佳音 (10/20 23:51:13)
冬用意せよと峠の寒暖計 佳音 (10/20 23:53:00)
冬支度大きカップの飲みごたへ 佳音 (10/20 23:55:21)
終電の踏切の音冬支度 佳音 (10/20 23:56:20)
抽斗をそのままかへる冬支度 佳音 (10/20 23:57:05)
冬支度舌切雀はなぜ喋る 佳音 (10/20 23:58:10)
塩ふつて今一度ふる冬支度 佳音 (10/20 23:58:48)
冬用意中指の早やぱつくりと 佳音 (10/20 23:59:46)
しぐれ忌のをはれば伊賀も冬支度 (10/21 00:00:28)
句念庵 12句
種海苔に急ぐ一艘冬仕度 句念庵 (10/20 23:32:56)
神官の幣の一振り冬仕度 句念庵 (10/20 23:34:50)
加賀路来て百万石の冬仕度 句念庵 (10/20 23:36:28)
油売りけふも又来る冬仕度 句念庵 (10/20 23:38:20)
ノウサバを干して鐘崎冬支度 句念庵 (10/20 23:40:55)
参道の松に菰かけ冬支度 句念庵 (10/20 23:43:05)
三連の止まる水車や冬支度 句念庵 (10/20 23:45:07)
剪定の庭すつきりと冬仕度 句念庵 (10/20 23:46:33)
取り替へて納屋より出せり冬支度 句念庵 (10/20 23:48:28)
生垣を刈って公園冬仕度 句念庵 (10/20 23:53:42)
築山の松の手入れや冬支度 句念庵 (10/20 23:54:57)
灌木にいまだ間のある冬支度 句念庵 (10/20 23:56:39)
春生 5件
ぎつしりと土中に野菜冬仕度 春生 (10/20 23:36:47)
深呼吸して始めたる冬仕度 春生 (10/20 23:40:19)
鐘楼の板塀を塗る冬支度 春生 (10/20 23:46:44)
冬仕度海風強き海鼠壁 春生 (10/20 23:56:13)
何もかもさびしきものよ冬仕度 春生 (10/21 00:00:36)
真知貝 14句
限りある命と思えど冬支度 真知貝 (10/20 23:38:05)
不確かの恋の行方や冬支度 真知貝 (10/20 23:38:51)
定めなき行く末なれど冬支度 真知貝 (10/20 23:39:40)
取りあへず冬支度する夜更けかな 真知貝 (10/20 23:40:32)
月出でて人来ぬままに冬支度 真知貝 (10/20 23:41:13)
手に持てば重き物あり冬支度 真知貝 (10/20 23:42:47)
恋文を捨つる夜更けや冬支度 真知貝 (10/20 23:45:16)
新たなる恋文を待ち冬支度 真知貝 (10/20 23:46:19)
冬支度やぶれし恋のみを捨つる 真知貝 (10/20 23:47:52)
温かき想ひを待つや冬支度 真知貝 (10/20 23:49:28)
冬支度梢を過ぐる風よみて 真知貝 (10/20 23:51:45)
冷ゆる身を包むこころや冬用意 真知貝 (10/20 23:55:12)
涙にも季節巡れり冬用意 真知貝 (10/20 23:56:38)
鳴く虫に急かれて泣けり冬用意 真知貝 (10/20 23:59:39)
竹笛 22句
羽織るもの黒き色して冬支度 竹笛 (10/20 23:32:07)
冬支度建築中のビルに窓 竹笛 (10/20 23:33:02)
冬支度歩道の広くひろくあり 竹笛 (10/20 23:33:57)
カーテンの色の重厚冬支度 竹笛 (10/20 23:35:38)
うつすらと積もる埃や冬支度 竹笛 (10/20 23:37:04)
シーリングライトを変へて冬支度 竹笛 (10/20 23:37:40)
逆さまに仕舞ふ言の葉冬支度 竹笛 (10/20 23:39:34)
短冊をふくさに包み冬支度 竹笛 (10/20 23:40:56)
新しき暗証番号冬支度 竹笛 (10/20 23:42:54)
自転車の倒れしままに冬支度 竹笛 (10/20 23:44:30)
冬支度夢のランドに土産買ひ 竹笛 (10/20 23:45:55)
一直線に雑巾をかけ冬支度 竹笛 (10/20 23:47:20)
冬用意長き廊下の窓を拭き 竹笛 (10/20 23:48:17)
言ふこと咀嚼してゐる冬用意 竹笛 (10/20 23:50:08)
冬支度一気に済ませカフェラッテ 竹笛 (10/20 23:50:51)
気に入りのコーヒーカップ冬支度 竹笛 (10/20 23:52:10)
鉄瓶に湯の湧きたちて冬支度 竹笛 (10/20 23:53:50)
冬支度することのなき昼さがり 竹笛 (10/20 23:56:14)
冬支度寝袋に身を沈めたる 竹笛 (10/20 23:57:31)
冬支度二十四時間店開き 竹笛 (10/20 23:59:01)
冬支度盛り上がりたる気分かな 竹笛 (10/21 00:00:26)
冬支度いつせいに閉づる窓 竹笛 (10/21 00:01:26)
登美子 18句
冬支度世界遺産の町に住み 登美子 (10/20 23:33:31)
冬支度とやもう死に支度と言う 登美子 (10/20 23:35:02)
死に支度と話す媼の冬支度 登美子 (10/20 23:36:16)
厚切りのベーコン焼ひて冬支度 登美子 (10/20 23:37:29)
猫の来る庭のだんだん冬支度 登美子 (10/20 23:40:18)
控え目な色の着てゐる冬支度 登美子 (10/20 23:41:31)
トーストに蜂蜜たつぷり冬支度 登美子 (10/20 23:43:07)
自転車に磨きをかける冬支度 登美子 (10/20 23:44:23)
朝食に赤いパブリカ冬支度 登美子 (10/20 23:45:27)
北海の白鳥の来て冬支度 登美子 (10/20 23:47:11)
小机に赤いクロスを冬支度 登美子 (10/20 23:48:42)
パソコンの埃拭きおる冬支度 登美子 (10/20 23:50:20)
赤いシャツ夫婦お揃ひ冬支度 登美子 (10/20 23:52:12)
夕飯に汁もの欲しい冬支度 登美子 (10/20 23:56:23)
冬支度少し多めに鰹節 登美子 (10/20 23:57:52)
冬支度賢治の童話送りたる 登美子 (10/20 23:58:37)
田舎より荷物の届く冬支度 登美子 (10/20 23:59:22)
もう少し話をしたい冬支度 登美子 (10/21 00:00:17)
猫髭 26句
雨合羽二枚重ねて冬支度 猫髭 (10/20 23:30:47)
自転車のサドルにカバー冬支度 猫髭 (10/20 23:32:51)
ダンボール隙間に立てて冬支度 猫髭 (10/20 23:33:43)
見尽くせぬ空の青さや冬支度 猫髭 (10/20 23:34:45)
亀の子の動き鈍りて冬支度 猫髭 (10/20 23:36:27)
恐ろしく長き夏過ぎ冬支度 猫髭 (10/20 23:38:34)
猫にまでファブリーズ吹き冬支度 猫髭 (10/20 23:39:52)
冬支度百円ショップのホッカイロ 猫髭 (10/20 23:40:36)
シンプルに生きてみなはれ冬支度 猫髭 (10/20 23:42:08)
おつちやんのちやんちやんこ出て冬支度 猫髭 (10/20 23:42:41)
新米の晩稲買ひ込み冬支度 猫髭 (10/20 23:43:33)
あんたはん冬眠する気か冬支度 猫髭 (10/20 23:44:32)
簾巻き上げて縛つて冬支度 猫髭 (10/20 23:45:51)
粘りつく薪割る匂冬支度 猫髭 (10/20 23:47:17)
縁側の乾拭き光り冬支度 猫髭 (10/20 23:49:23)
潮汐表大きく貼りて冬支度 猫髭 (10/20 23:51:27)
琺瑯の便器を磨き冬支度 猫髭 (10/20 23:52:19)
リハビリのおむつ買ひ込み冬支度 猫髭 (10/20 23:53:08)
限定の新酒溜め込み冬支度 猫髭 (10/20 23:54:17)
冬支度便器の蓋のカバー替へ 猫髭 (10/20 23:55:05)
大鍋にお湯をたつぷり冬支度 猫髭 (10/20 23:55:55)
真綿入り褞袍を干して冬支度 猫髭 (10/20 23:56:29)
長き夏短き秋や冬支度 猫髭 (10/20 23:57:18)
無精髭剃らずに伸ばし冬支度 猫髭 (10/20 23:58:29)
捨てられぬ物ばかり出て冬支度 猫髭 (10/21 00:00:29)
スナックのチーママきつこ普冬支度 猫髭 (10/21 00:01:23)
撫子 27句
冬支度しつつ加齢臭洗ふ 撫子 (10/20 23:31:28)
今日までを現像に出す冬支度 撫子 (10/20 23:32:32)
おつちやんと合流しつつ冬支度 撫子 (10/20 23:32:58)
冬支度終へてスナック幸子かな 撫子 (10/20 23:34:28)
アラスカも伊賀も浪花も冬支度 撫子 (10/20 23:34:57)
ゆつくりと食パンを切る冬支度 撫子 (10/20 23:36:23)
冬支度膝つ小僧と相談す 撫子 (10/20 23:37:06)
われからを想像しつつ冬支度 撫子 (10/20 23:37:36)
冬支度クーポン券の仕分けして 撫子 (10/20 23:38:43)
おさがりのおさがりを出す冬支度 撫子 (10/20 23:39:34)
パソコンの壁紙変へて冬支度 撫子 (10/20 23:40:33)
冬支度フォトフレームの塵ぬぐひ 撫子 (10/20 23:41:12)
チムニーを検索したる冬支度 撫子 (10/20 23:42:17)
冬支度スリッパ立てのぎうぎうと 撫子 (10/20 23:43:05)
冬支度かばんの底のハイソフト 撫子 (10/20 23:45:46)
スカートの紐を伸ばして冬支度 撫子 (10/20 23:46:16)
妹に人形ゆずる冬支度 撫子 (10/20 23:47:45)
パペットの毛玉をむしる冬支度 撫子 (10/20 23:48:23)
おしりふきウォーマー入れる冬支度 撫子 (10/20 23:49:51)
母さんの毛染め明るき冬支度 撫子 (10/20 23:52:45)
冬支度ルージュこつくりぽつてりと 撫子 (10/20 23:53:20)
冬を待つ用意もこもこわさわさと 撫子 (10/20 23:56:19)
ほんたうはなんにもしない冬支度 撫子 (10/20 23:57:27)
加齢臭の広告流れ冬支度 撫子 (10/20 23:58:09)
冬支度わづか二分で終はりかな 撫子 (10/20 23:58:40)
もうちよつとみんなで冬の支度かな 撫子 (10/20 23:59:26)
終了へあと三十秒の冬支度 撫子 (10/20 23:59:53)
眠兎 21句
思ひ出は真空パックに冬支度 眠兎 (10/20 23:33:22)
パペットに色を継ぎ足し冬支度 眠兎 (10/20 23:34:50)
冬支度旅の余韻に遅れ気味 眠兎 (10/20 23:36:47)
冬支度間近に控へリタイアー 眠兎 (10/20 23:37:35)
隙間には青のガムテープ冬支度 眠兎 (10/20 23:39:21)
その前に喪中の葉書冬支度 眠兎 (10/20 23:40:22)
ふつくらと猫も兎も冬支度 眠兎 (10/20 23:42:07)
積みあげし薪に皹入り冬支度 眠兎 (10/20 23:43:31)
天井の蜂の巣静か冬支度 眠兎 (10/20 23:44:42)
冬支度始まるプラハ飛び立ちぬ 眠兎 (10/20 23:45:42)
パプリカのホットなシチュー冬支度 眠兎 (10/20 23:46:36)
玄関から薪でびつしり冬支度 眠兎 (10/20 23:47:43)
分別のゴミの日チェック冬支度 眠兎 (10/20 23:48:57)
パソコンの買ひ換え迷ふ冬支度 眠兎 (10/20 23:49:59)
宅配に母の好物冬支度 眠兎 (10/20 23:50:56)
冬支度フェイスオイルはボタニコで 眠兎 (10/20 23:54:22)
鉄瓶の錆の臭ひや冬支度 眠兎 (10/20 23:55:34)
貝殻は庭の片隅冬支度 眠兎 (10/20 23:56:59)
猟犬の細きウエスト冬支度 眠兎 (10/20 23:58:00)
伝説の館閉じらる冬支度 眠兎 (10/20 23:59:16)
バスタブに深層塩水冬支度 眠兎 (10/21 00:00:47)
遊起 6句
足元の始末はじめる冬支度 遊起 (10/20 23:32:23)
捨てるものどんどん決めて冬支度 遊起 (10/20 23:36:55)
特養の母を思ひて冬支度 遊起 (10/20 23:48:59)
冬支度なれどいつものたつきなり 遊起 (10/20 23:53:27)
冬支度空の青さに涙して 遊起 (10/20 23:56:28)
貝殻の思ひ出並べ冬支度 遊起 (10/20 23:58:30)
和子 13句
牧場の柵塗り替えて冬支度 和子 (10/20 23:32:04)
馬の首薬塗りこみ冬支度 和子 (10/20 23:34:54)
透き通る牛の眼や冬支度 和子 (10/20 23:37:20)
薪割る音軽やかに冬支度 和子 (10/20 23:40:42)
お下がりの服を見直し冬支度 和子 (10/20 23:44:14)
搾乳缶丁寧に洗ひ冬支度 和子 (10/20 23:48:17)
家中のカーテン洗ひ冬支度 和子 (10/20 23:50:04)
床柱艶やかなるや冬支度 和子 (10/20 23:51:04)
人形の埃を払ひ冬支度 和子 (10/20 23:51:54)
本棚の塵を拭ひて冬支度 和子 (10/20 23:55:23)
冬支度大漁の船戻り来て 和子 (10/20 23:56:27)
冬支度馬の鼻息手に受けて 和子 (10/20 23:58:24)
畑のもの萎れていたる冬支度 和子 (10/21 00:01:06)
灌木 10句
冬支度iPodへと曲五百 灌木 (10/20 23:34:56)
冬支度冒険足した服を買ふ 灌木 (10/20 23:37:12)
雑巾を縫ふ妻のゐて冬支度 灌木 (10/20 23:45:44)
コーヒーを粗びきにして冬支度 灌木 (10/20 23:47:41)
もう一度歳時記めくる冬支度 灌木 (10/20 23:49:25)
冬支度ザックのなかを検める 灌木 (10/20 23:52:17)
冬支度アイゼン爪を二本研ぐ 灌木 (10/20 23:54:58)
あとがきに心が残る冬支度 灌木 (10/20 23:57:00)
りんさんも佳音さんも来て冬支度 灌木 (10/20 23:59:21)
冬支度咲きたることを良しとして 灌木 (10/21 00:00:35)
 

nqkhqzfw

 投稿者:nqkhqzfw  投稿日:2013年 8月 4日(日)05時00分28秒
返信・引用
  sjrrr9432, http://www.wtylxcuiru.com/ aviwrkcxxd

http://www.ptfvmsgymc.com/

 

ppvncnor

 投稿者:ppvncnor  投稿日:2013年 6月27日(木)03時13分34秒
返信・引用
  ziwyd9432, wpuvwphjlx

http://www.vzeyicuing.com/

 

ytxurmsy

 投稿者:ytxurmsy  投稿日:2013年 6月25日(火)01時27分46秒
返信・引用
  qfgvm9432, http://www.muzafchyym.com lgxnvyazdl

http://www.fvlfvutsyz.com/

 

psyexhtt

 投稿者:psyexhtt  投稿日:2013年 6月24日(月)21時21分57秒
返信・引用
  cqgoh9432, http://www.nrbjfmwrhm.com tgqpziuxle

http://www.bnodcffyij.com/

 

pshvutbm

 投稿者:pshvutbm  投稿日:2013年 6月24日(月)15時39分49秒
返信・引用
  apkmy9432, oyxmihxarv

http://www.myoqihtlcc.com/

 

nyqiibxr

 投稿者:nyqiibxr  投稿日:2013年 6月24日(月)11時32分43秒
返信・引用
  cgvzy9432, lnwwgdzrjn

http://www.svmkypytuv.com/

 

Re: ハイヒール句会URL

 投稿者:撫子  投稿日:2013年 5月10日(金)09時41分59秒
返信・引用 編集済
  > No.295[元記事へ]

ハイヒール句会URL一覧、以前の書き込みが古くなりましたので、探しやすいように再度掲載しておきますね。

> 猫髭さんがきっこさんに確認されたところ、プロバイダーのリニューアルによって、ハイヒール句会のすべてのリンクが消えてしまったそうです。分かる範囲で句会それぞれのURLをまとめましたのでご参照下さいね。
>
> 2003年
> 1月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoEN
> 2月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGN
> 3月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIN
> 4月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoMN
> 5月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoQN
> 6月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoTN
> 7月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoXN
> 8月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoON
> 9月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoRN
> 10月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoYN
> 11月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoCM
> 12月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoDM
> WEB句集 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHN
> きっこの俳句を批評 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoUN
>
> 2004年
> 迎春 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoWN
> 1月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoGM
> 2月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoHM
> 3月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoIM
> 4月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoOM
> 5月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoPM
> 6月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoQM
> 6月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoRM
> 7月  http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoSM
> 7月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoTM
> 8月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoAMM
> 8月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoAMN
> 9月 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoBMM
> 9月特選 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kikkoBMN
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ハイヒール新春チャット句会八「春近しの巻」きっこ選評

 投稿者:四季守猫之介  投稿日:2013年 3月19日(火)07時59分59秒
返信・引用
       【きっこ特選 6句】

  象の鼻まつすぐのびて春隣  眠兎

まっすぐに伸びた象の鼻の先には、いったい何があるのでしょうか。そこには、3歳くらいの幼い男の子が差し出しているリンゴがあったのです。動物園の象の柵は、どんなに鼻を伸ばしても見学者の体に届かないように、ちゃんと計算されて作られています。でも、象のおやつタイムになると、用意された果物やクッキーなどを見学者が順番に手を伸ばして食べさせることができるのです。

男の子は背が届かないので、専用の台に乗って手を伸ばすのですが、それでも届きません。大人が精いっぱい腕を伸ばして、ようやく象は鼻の先でリンゴを掴むことができるような距離なので、台に乗っても男の子の腕の長さでは届きません。一生懸命に手を伸ばす男の子。一生懸命に鼻を伸ばす象。それでも、まだ50センチほどの距離があります。

そこで、お父さんは後ろから両手で我が子の体を抱き上げ、そのまま前へと突き出しました。男の子は、アンパンマンが空を飛んでいるような体勢になりました。一生懸命に手を伸ばす男の子。一生懸命に鼻を伸ばす象。次の瞬間、象の鼻の先がリンゴを器用に掴み、一瞬のうちにパクッと食べてしまいました。

「うわっ!」

男の子は叫び声をあげ、リンゴを持っていた自分の手を見ています。象の鼻先が触れてベトベトになってしまった手を見て、思わず匂いを嗅いでみる男の子。

「わっ!くちゃ~い!」

泣きそうな顔になった男の子の手を、案内係のお姉さんが濡れタオルで拭いてあげながら、笑顔で言いました。

「ボク、偉かったね!アンパンマンみたいで、すごくかっこよかったわよ!」

そのとたん、男の子もパッと笑顔になりました。

「だってボク、もうすぐ幼稚園だもん!」

春から幼稚園に通う男の子にとって、自分の何十倍もある巨大な象にリンゴを食べさせることは、ちょっとだけお兄ちゃんになるための試練だったのかもしれません。まっすぐに伸びた象の鼻の先には、いったい何があったのでしょうか。そこには、もうすぐ訪れる「春」があったのです。


  あらかぶの根がかる磯や春近し  句念庵

「あらかぶ」とは、関東で「カサゴ」、関西で「ガシラ」と呼ばれている根魚(ねざかな)ですが、九州でも県や地域によって複数の呼び名があり、「あらかぶ」と呼んでいるのは、句念庵さんがお住まいの福岡県の博多湾周辺です。「カサゴ」は冬に美味しくなる魚なので、歳時記によっては冬の季語としているものもあれば、春によく釣れるようらなるため、春の季語にしている歳時記もあります。しかし、「メバル」のようにスーパーの鮮魚コーナーに並ぶほどはポピュラーでないことと、一年中ずっと釣れる魚であるため、季語として掲載していない歳時記も多いのです。このような魚である上に、この句では、その地域に限定した呼び名を使っているので、季重ねであるという印象は極めて薄く、ほとんど気になりません。

それよりも、この句の優れている点は、その描写力です。博多湾のアラカブは、主に志賀島(しかのしま)の周辺で釣れるのですが、冬場は水深の深い場所にいるため、乗合の釣船などで少し沖に出て釣るのです。あたしが、なぜ、こんなことを知っているのかと言うと、毎週楽しみに観ている大阪の毎日放送の「ロケみつ」という番組で、稲垣早希ちゃんという女性がブログを書きながらいろいろな場所を旅する「ブログ旅」という企画があるのですが、この企画で早希ちゃんが福岡県に行った時に、クリアしなくてはならない通過ポイントが「志賀島でアラカブを釣る」というものだったのです。

真冬に志賀島に行った早希ちゃんが、地元の人にどうしたらアラカブが釣れるかと聞くと、「春になれば磯から釣れるけど、今の時期は船で少し沖に出ないと釣れないね」と教えられたのです。もちろん、冬場でも磯から釣れないことはありませんが、この周辺の人たちは、冬場は沖釣り、春から秋までは磯釣り、というのがパターンだそうです。

この句は、厳密に言えば「冬」ですが、もう手の届くところまで「春」が近づいている、という背景ですから、磯からアラカブを釣っていても何の不思議もありません。しかし、せっかく釣り針に食いついたアラカブは、残念なことに根掛かりしてしまいました。この描写から読み取れることは、「春が近づいて海藻類が成長し始めて根掛かりしやすい状況になっていた」ということと「根に潜られるほどの大物だった」ということです。そして、それなりの大物が沖の深場から磯の浅場に上がってきたということは、それだけ「春」が近づいてきていた、ということを感じさせてくれました。

寒い時期は人間のほうからアラカブのいる沖へと船で近づいていって釣っていたのに、この句ではアラカブのほうから人間のいる磯へと近づいてきているのです。まるで、このアラカブが「春」そのもののようではありませんか。北海道ではニシン、瀬戸内海ではサワラのことを「春告魚(はるつげうお)」と呼びますが、全国的にはメバルのことを「春告魚」と呼ぶことが多いです。しかし、この句では、メバルと同じ場所で釣れるアラカブが、見事に「春告魚」の役割を果たしてくれました。


  春近き猫の香箱座りかな  猫髭

猫が前足を胸の下に入れて座ることを、その見た目の形から「香箱座り」「香箱を作る」「香箱を組む」などと言いますが、あたしの好きな芥川龍之介の小説にも、香箱座りをしている猫がよく登場します。『老年』という短編では、料理屋の炬燵の脇で小さな白猫が香箱座りをしているシーンで話が終わりますが、あたしがこの句を読んですぐに連想したのは、大きなオスの三毛猫が香箱座りをしているシーンから始まる『お富の貞操』です。

芥川龍之介の『お富の貞操』は、明治維新の動乱期の上野戦争を背景にした作品で、官軍が上野に立てこもった旧幕臣の彰義隊を攻撃するので周辺の住民は巻き込まれないように立ち退け、という御達しが出たところから始まります。周辺の住民は皆、慌てて立ち退きましたが、ある小間物屋では、置き去りにされた一匹の大きな三毛猫が、何も知らずに暗い台所のいつもの場所で香箱座りをしていました。その空き家に忍び込んだ男と、この三毛猫を助けに戻った小間物屋の娘のお富さんとの、手に汗握るやりとりを描いた作品ですが、最後には、二十数年後のお富さんが、子宝にも恵まれて幸せに上野の桜の中を家族と歩いているシーンで終わります。

官軍が彰義隊を攻撃した明治元年の初夏、自分の貞操を犠牲にしても三毛猫を助けようとしたお富さんは、もうその三毛猫がいない二十数年後の春を謳歌しているのです。あたしには、目を細めて香箱座りをしていた三毛猫が、二十数年後のお富さんの「春」を予見していたように思えてならないのです。

脳の前頭葉が小さい猫などの動物には、「未来」という概念がないと言われていますが、そのぶん、人間とは比較にならないほどの直感や予知能力を持っているとも言われています。ネズミたちが逃げ出した大型船が数時間後に沈没したり、鳥たちが逃げ出した山が数時間後に山火事になったり、こうした例はたくさん確認されています。あたしは、一見、何も考えていないように見える香箱座りした猫が、人間には予想もつかない遠い未来のことを漠然と、しかし的確に予見しているように思えてならないのです。

この句の「春近き」は、猫ではなく詠み手の猫髭さんが感じている感覚ですが、何も考えていないように見える猫のほうは、実はもっと先の何かを具体的に予見しているのではないでしょうか。猫髭さんが感じた、単に季節としての「春」ではなく、未曾有の大震災を経験した人たちにとっての、本当の意味での「春」の訪れを、香箱座りした猫が予見しているように感じられた一句でした。

※芥川龍之介の『お富の貞操』は、以下のリンクから読むことができます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/126_14861.html


  春隣君の隣にゐる明日  真知貝

「春近し」や「春隣」と言えば、もう手の届くところまで春が来ている、という意味の季語ですが、それでも「明日、春になる」という直近のイメージではなく、少なくとも「数日後、春になるだろう」「一週間ほどで春になるだろう」という柔らかいイメージです。ですから、この句の上五に置かれた「春隣」からは、数日後から一週間ほど先の「春」がイメージされます。しかし、詠み手は、「自分は明日、君の隣りにいる」と言っています。つまり、春が来る前に、ひと足早く、詠み手のところにだけ「個人的な春」がやってくる、と詠んでいるのです。

あたしは、いつも、「俳句は巡りくる季節に対する挨拶である」と言ってきましたが、この句は「君」に対しての挨拶です。でも、「明日、君に会えることが、もうすぐ訪れる春を待つよりもワクワクする」と詠んでいるのですから、間接的には「季節に対する挨拶」にもなっているのです。巡りくる季節に対する挨拶をベースにして、その上で「君」に対しての挨拶を重ねた句、ということになります。

古(いにしえ)の貴族たちは、女性を見染めると、まずは自分の熱い思いを詠んだ和歌を送りました。女性は、その和歌の内容で、お付き合いをするかどうかを判断しました。どんなに外見の良い男性でも、和歌が下手であったり、文字が下手であったりすると、女性には鼻も引っ掛けてもらえませんでした。そのため、当時の男性にとっては、恋愛において和歌こそが何よりも重要だったのです。

貴族たちは自分の思いを伝えるために、いろいろと工夫をこらした和歌を詠みました。たとえば、雨が降り続いている時期であれば、「ながめ暮しつ」というような表現を織り込み、降り続く「長雨」と、愛するあなたを「眺め」ていたい、ということをかけたりします。こうした言葉遊びが上手に使われていればいるほど、その和歌は上手な「愛の告白」と見なされたのです。

真知貝さんのこの句は、この「長雨」と「眺め」のようなダブルミーニングではありませんが、数日後の春の訪れを予感させる「春隣」と、それよりひと足先に訪れる明日の「君の隣」とを並べることによって、「好き」や「愛している」、「楽しみ」や「嬉しい」などの主観的な表現を一切使わずに「君への思い」を見事に表現しています。言うなれば、この句は「俳句の形式と手法を使った恋の和歌」であり、これは、真知貝さんならではの世界観だと思いました。


  頬紅をすこし濃く刷き春隣  はづき

頬紅は、大きく分けると、パウダータイプのものと練りタイプのものがあります。パウダータイプのものは専用のチークブラシを使い、練りタイプのものはメイク用のスポンジを使います。この句は「刷き」と言っていますので、ブラシを使っていることが分かり、パウダータイプの頬紅だということが分かります。乾燥しやすい冬場は練りタイプを使い、春からは使い心地が軽いパウダータイプにする、という女性も多いので、季語ともよく響き合っています。

女性にとってのメイクが、「身だしなみ」や「おしゃれ」という意味しかなければ、メイク後の顔にしか意味がありません。しかし、女性にとってのメイクは、「メイクする」という行為そのものにも大きな意味があるのです。たとえば、仕事をしている女性なら、毎朝のメイクの時間が気持ちの切り替えの時間であり、メイクが完成した時に「よし、今日もがんばろう!」という気持ちになります。たとえば、恋人とデートの待ち合わせをしている女性なら、メイクをしながら恋人への思いを募らせていきます。

この句が、仕事に行く前の「身だしなみとしてのメイク」ではなく、恋人とのデートのための「自分を少しでもきれいに見せるためのメイク」であることは、「(いつもより)すこし濃く刷き」という描写と、「春隣」という季語から伝わってきます。そして、そのウキウキとした気持ちを感じさせてくれているのが、「頬紅」の「ホ」、「刷き」の「ハ」、「春隣」の「ハ」、この「ホ・ハ・ハ」というハ行の音が生み出しているリズムなのです。

久しぶりの恋人とのデートで、あまりにもウキウキしながらメイクしていたため、この楽しいリズムは17音を飛び出してしまい、句のあとの俳号の「はづき」の「ハ」のところまで飛んでいってしまったようにも見えますね。そう思って鑑賞すると楽しさが倍増しますし、真知貝さんの句と対にして鑑賞すると、さらに楽しさが倍増しました。


  江ノ島の猫とたはむる春隣  竹笛

あたしは、江ノ島の猫たちが大好きで、これまで何度も会いに行っています。小田急線の江ノ島駅を降り、江ノ島への長い橋を渡り、お土産屋さんや食堂などが両側に犇めく階段を上っていき、途中から有料の「江ノ島エスカー」というエスカレーターに乗って、島の上までいきます。すると、神社や公園など、いろいろな場所にたくさんの猫がいます。

江ノ島の猫の特徴は、どの猫も丸々と太っていて毛艶が良く、とても人なつっこいので、誰でも簡単に撫でることができるということです。これは、江ノ島で暮らす人たちが、皆で猫の世話をしているからです。入口の階段の脇には猫のための募金箱があり、ここに集まった善意のお金で、江ノ島の人たちは猫の避妊手術などをしています。これ以上、不幸な猫を増やさないためです。

「江ノ島の猫」と聞くと、今はどうしてもパソコンの遠隔操作事件を思い浮かべてしまいますが、あのような事件が起こらなければ、この句の「島」と「たはむる」という言葉から真っ先に思い浮かぶのは、石川啄木の次の短歌でしょう。

  東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる 啄木

啄木は、今から100年ほど前の1912年(明治45年)に、わずか26歳の若さで亡くなってしまいましたが、その啄木の処女歌集である『一握の砂』の巻頭の一首がこの歌です。100年を超えても多くの人々に愛され続けている歌ですが、この歌は啄木が函館の大森浜を訪れた時のイメージを元にして詠まれたと言われています。「東海」とは「東海地方」のことではなく「世界の東の果ての海」、「小島」とは「日本」、という解釈が定説になっている、マクロの視点で詠まれた非常にスケールの大きな歌です。

一方、竹笛さんの句は、「江ノ島」という固有名詞で地図上のピンポイントを示しているのですから、実際には島そのものは大きくても、世界地図や日本地図で見ればミクロの視点で詠まれた非常に繊細な句ということになります。これが、短歌と俳句の視点の違いなのです。同じ一本の巨木を写生する場合でも、離れた場所から見て、広大な景の中に立つ巨木を詠むことで、その大きさを表現するのが短歌、近くから双眼鏡などで拡大して見て、巨木のてっぺんの枝の先だけを詠むことで、その大きさを表現するのが俳句、ということです。

眠兎さんの句の「象の鼻」が伸びた先の一点、句念庵さんの句の「あらかぶ」が特定している博多湾の志賀島、猫髭さんの句の「香箱座り」した猫が予兆している未来図、真知貝さんの句の「明日」という時間と「君の隣」という場所の特定、はづきさんの句の「頬紅」が表現している数時間後の景、これらはすべて、全体を大きく捉えた視点ではなく、全体のほんの一部にだけ焦点を合わせたミクロの視点、俳句的な視点です。

人なつっこい江ノ島の猫たちと触れ合っていると、眼前に広がる太平洋というマクロの世界と、自分の足元にいる猫というミクロの世界が交差して、自分がこの場所に立っていることが不思議に思えてきます。これは、人間にとって、マクロの視点とミクロの視点が表裏一体だからです。のんびりと日向ぼっこをしている猫、自分の体を舐めて毛づくろいをしている猫、何も考えていないように見えるたくさんの猫たちが、実は人間よりも遥かに達観していて、ジタバタせずに今生を謳歌しているように見えてきます。そして、「猫とたはむる」と思っているのは人間だけで、猫のほうが人間にたわむれさせてくれているようにも感じられてきます。

俳句が17音という世界最短の詩形でありながら、他の詩形に負けないほどのポテンシャルを持っているのは、ミクロを詠むことでマクロを感じさせ、その対比から深い世界へと読み手を誘っていくことができるからです。すべてを言わず、全体のほんの一部だけを言うことで、逆に全体以上のものを感じさせることができるからです。今回のチャット句会で、あたしが特選にいただいたすべての句が、俳句的な素晴らしいミクロの視点を持っていました。


     【きっこ入選 19句】

  春隣子らの寝息を見に戻り 撫子

  春近し猫の足跡浅くなる 眠兎

  杣をゆく空に音なし春隣 灌木

  透きとほる鰈の腹子春近し 昭太郎

  春隣鎌倉ハムを厚切りに りん子

  それぞれの木にそれぞれの春隣 猫髭

  江ノ電の木を掠めたる春隣 和子

  春隣一歩踏み出す一歳児 春生

  文楽座ほぼ満席や春近し はづき

  鳥居より転がる石や春近し 句念庵

  ほめる子はのびるのびると春隣 ぴのこ

  鉄筆の軽ろき音あり春隣 河童

  門川に毬のうらうら春隣 登美子

  ゆるゆると水輪広ごる春隣 てまり

  春近しGのコードを押さへつつ 廣島屋

  迷ひ道はぐれ道ゆく春隣 真知貝

  春近し城を訪ねてゆく歴女 竹笛

  通販で高いもの買ふ春隣 一作

  歯を見せる笑顔が増えて春近し 狐福


     【アドバイス】

これが今回のチャット句会での最後のアドバイスになりますので、個々の句に対してのアドバイスではなく、参加者全員の役に立つように、作句する上での実践的なアドバイスをしたいと思います。そのため、今回は登美子さんに生贄(笑)になっていただきます。次の句は、「年男」のお題で登美子さんが詠んだ句です。

  無器用に襁褓を変える年男 登美子

「襁褓(むつき)」とは「おむつ」のことですから、この場合の「かえる」の表記は「換える」であり、歴史的仮名遣いなら「換へる」になります。漢字の変換ミス、仮名遣いの間違いはチャット句会なので仕方ありませんが、投句の前に1~2秒だけでも確認するようにしましょう。

さて、ここからが実践的なアドバイスになりますが、一句の基本になっているのは、その句の句材です。花であれ、虫であれ、山であれ、人であれ、自分が見つけた句材が一句の基本になります。しかし、吟行会などで同じ句材を10人で見て詠んでも、他の人たちと同じような句しか詠めない人もいれば、主宰の特選をいただいてしまう人もいます。つまり、どれほど良い句材に出会えても、それを生かすか殺すかは俳人次第なのです。自分の見つけた句材を「一句の見どころ」へと昇華させられなければ、せっかくの句材も死んでしまうのです。

この登美子さんの句の見どころは、「男性である年男が赤ちゃんのおむつを換えていた」という「コト」であり、この句材には何も問題はありません。しかし、「不器用に」と詠んでしまったため、この句材は死んでしまいました。男性なのですから、器用におむつを換えられなくて当たり前なのです。それも「年男」なのですから、普通に読めば「24歳の若いパパ」であり、この赤ちゃんが初めての子どもなのです。こうした背景までを想定すると、この「不器用」は月並みであり、一句の見どころにはなりません。

では、「器用におむつを換えた」と詠めば見どころになるのでしょうか。残念ながら、それでも見どころにはなりません。「女性が得意なことを男性が不器用にやった」という内容が月並みであるように、「本来は男性が苦手なことをこの男性は器用にやってのけた」という内容でも、ひと捻りしかないため、俳句ではやはり月並みなのです。

それならば、この「年男が赤ちゃんのおむつを換えていた」という句材をどのように読めば成功するのか。それは、まず、この「器用か不器用か」という月並みな二択の視点を捨てて、もっとミクロの視点で観察することから始めるのです。この句はチャット句会での句ですから、登美子さんは実際におむつを換えている年男を見ていたわけではありません。でも、頭の中に思い浮かべた景をミクロの視点で観察すれば、「器用か不器用か」ということ以外に見えてくるものがあるはずです。それは、若いパパが不器用ながらも「丁寧におむつを換えていた」ということなのです。

  丁寧に襁褓を換へる年男

画数の多い漢字が多いので、赤ちゃんのイメージから離れていますね。

  ていねいに襁褓をかへる年男

中七が終止形で切れているのか、中七は連体形で下五が名詞切れになっているか分からないので、中七に切れを用いましょう。

  ていねいに襁褓をかへて年男
  ていねいに襁褓かへるや年男

「ていねい」に対しては「を」を省略しない形のほうが適している上に、「や」の切れでは強すぎるので、ここは上の形にしましょう。

  ていねいに襁褓をかへて年男

「ていねい」と言いながらも丁寧さがあまり伝わって来ないので、「ていねい」だけは漢字に戻してみましょう。

  丁寧に襁褓をかへて年男

これで完成です。このように詠めば、読み手は「若いパパだから、きっと、あまり器用ではないのかもしれない」ということも感じながら、その上で「初めての我が子に対する愛情」も感じられるのです。「不器用でも丁寧」ということは、プロの保育士の女性が仕事でやっている「器用だが雑」の対極にあるもので、親子ならではの深い愛情が感じられるからです。

このように、対象が「花」であれば「美しいか美しくないか」、対象が「食べ物」であれば「美味しいか美味しくないか」というような「どちらでも月並みになってしまう視点」ではなく、もっと人と違った視点、もっと別の角度からの視点を身につけるようにしましょう。これが、俳句的なミクロの視点への第一歩になるのです。そのためには、具体的にどうすればよいか。それは、「上手い句を詠んでやろう」とか「人に感心される句を詠んでやろう」という考えを捨てて、純粋に俳句を楽しむことです。

純粋に俳句を楽しめるようになれば、対象への視点も、自然と子どものころの純粋な感覚を取り戻していきます。何を見てもキラキラと輝いていた子どものころの純粋な感覚が蘇れば、大人になる過程で身についてしまった「これはこうでなければならない」という常識の鎖から解放されますので、日常の何でもないことも新鮮に感じられるようになり、路傍の草花にも感動できるようになります。つまり、「先入観からの脱却」ということです。ここまで、便宜上、「視点」という言葉を使ってきましたが、これはもちろん視覚だけの話ではなく、聴覚も、味覚も、嗅覚も、触覚も、すべての感覚についての話です。

俳句は学問ではありませんので、いやいや勉強をしたり、無理して暗記をしたりする必要はまったくありません。夢中になって楽しんでいるうちに、知らず知らずのうちに上達していた。楽しく遊んでいるうちに、ふと気づくと、いくつかの句を暗唱できるようになっていた。これでよいのです。このチャット句会も、自分では気づかなかった潜在的な感性を引き出すための遊びであり、子どものころの感性を蘇らせるための遊びなのです。ですから、何よりも大切なことは「楽しむ」ということなのです。俳句は、楽しめば楽しんだだけ上達する遊びなのですから。

今回の8つのお題は、すべてチャット句会をひらいた日である1月11日の「当季」の季語ですが、最初の「去年今年」は年が明けた時、次の「初雀」はお元日の朝、次の「淑気」は新年の年頭、次の「二日」から「七日」は松の内、次の「年男」は新年でも幅のある季語、次の「鏡開」は松の明け、というように、新年の季語であっても時系列に並べてありました。そして、次の「風花」は、冬を代表する「雪」に関する季語の中でも、「晴天に降る雪」であることや「積もらない雪」であることから、どちらかというと「春の雪」に近い印象を持った晩冬の季語でした。つまり、「雪」の中でも「春が近づいてきていることを予感させる雪」ということで、このお題をステップにして、最後のお題である「春近し」へとジャンプしてもらおう、という趣旨でした。

でも、こんなことは何も考えずに、お酒でも飲みながら楽しめばよいのです。難しいことはあたしに任せて、皆さんはただチャット句会に参加して、思いつくままに自由に投句していればよいのです。それが、上達への最短の近道ですし、皆さんが何も考えずに自由に投句してくれると、何よりもあたしが楽しいからです。今回も、参加者の多くが、大なり小なり何らかの発見があったと思いますし、あたしもたくさんの発見がありました。これが、俳句の階段を一段上った、俳句が上達した、という証なのです。

最後になりますが、今回の「新春チャット句会」に参加してくださった皆さん、どうもありがとうございました。今のあたしの状況では、以前のように毎月の句会は無理ですし、こうしたチャット句会も新年と夏の年2回くらいしか開催できませんが、それでも匙を投げずにお付き合いしてくださる皆さんに、心より感謝しています。これからも皆さんと俳句を楽しんでいきたいと思っていますので、今後とも、ハイヒール句会をよろしくお願いいたします。
 

ハイヒール新春チャット句会八「春近しの巻」個人別

 投稿者:四季守猫之介  投稿日:2013年 3月19日(火)07時46分23秒
返信・引用
  ぴのこ 30句
春近し調律をまつバイオリン ぴのこ (1/11 23:32:30)
塀越しの猫の呼ぶ声春隣 ぴのこ (1/11 23:32:59)
春近し消しゴムの数一つ増え ぴのこ (1/11 23:34:10)
さかあがりできなかったよ春近し ぴのこ (1/11 23:34:41)
トランプのキングウインク春隣 ぴのこ (1/11 23:35:32)
肉球のぷにぷに加減春近し ぴのこ (1/11 23:36:09)
春近し野菜ジュースの一気飲み ぴのこ (1/11 23:37:03)
連載の気になる漫画春隣 ぴのこ (1/11 23:38:10)
アカデミー賞の行方や春隣 ぴのこ (1/11 23:38:42)
深夜バス早割りなのよ春隣 ぴのこ (1/11 23:39:22)
隣から鎌倉カスター春隣 ぴのこ (1/11 23:40:36)
ほめられぬ嫁のままにて春隣 ぴのこ (1/11 23:42:00)
水族館イルカのポスター春隣 (1/11 23:42:46)
ほめる子はのびるのびると春隣 ぴのこ (1/11 23:43:20) ○きっこ♪
ランドセルアフガンに送り春隣 ぴのこ (1/11 23:44:16)
ぬいぐるみ少し日に当て春隣 ぴのこ (1/11 23:45:06)
魚河岸のバイクの背中春近し ぴのこ (1/11 23:45:49)
らじるらじるかけっぱなしや春隣 ぴのこ (1/11 23:46:48)
ブラインド薄埃拭く春隣 ぴのこ (1/11 23:48:11)
春近し動物園の高き塀 ぴのこ (1/11 23:48:35)
鈍行の旅計画や春隣 ぴのこ (1/11 23:49:06)
職安はハローワークや春隣 ぴのこ (1/11 23:50:11)
あえもののレシピさがして春隣 ぴのこ (1/11 23:51:55)
探鳥会水筒詰めて春隣 ぴのこ (1/11 23:54:01)
マーガリンのびるトースト春隣 ぴのこ (1/11 23:55:27)
マギカなる一面広告春隣 ぴのこ (1/11 23:57:22)
なにもかも業務用なり春隣 ぴのこ (1/11 23:57:48)
今晩の星見忘れて春隣 ぴのこ  (1/11 23:59:07)
春隣猫さんからの便り待つ ぴのこ (1/11 23:59:36)
チャット句会終えてしばしの春を待つ ぴのこ (1/11 23:59:59)

春生 28句
春隣明るい色を着たくなり 春生 (1/11 23:32:02)
切り株の年輪いびつ春隣 春生 (1/11 23:32:26)
山寺の鐘打つ音や春隣 春生 (1/11 23:32:52)
春隣一歩踏み出す一歳児 春生 (1/11 23:33:26) ○きっこ♪
春隣旅行計画着々と 春生 (1/11 23:34:01)
鐘を撞く山寺の僧春隣 春生 (1/11 23:34:21)
式場の下見ふたりで春隣  春生(1/11 23:35:05)
引き継ぎの書類の整理春隣 春生 (1/11 23:35:46)
春近き川に魚を放流す 春生 (1/11 23:38:19)
春近し山に子犬の遊びたる 春生 (1/11 23:40:03)
江の電の大きく曲る春近し 春生 (1/11 23:41:12)
春近き運動場に兎飛び 春生 (1/11 23:43:13)
植木鉢明日は芽を出せ春隣 春生 (1/11 23:44:13)
春近き山寄りの風薫りたる 春生 (1/11 23:45:02)
春近き畑に煙りの立ち上る 春生 (1/11 23:45:56)
万物の息をひそめて春隣 春生 (1/11 23:46:29)
春隣昔の友に遇ふ予定 春生 (1/11 23:47:38)
自転車を磨いてゐる子春隣 春生 (1/11 23:48:29)
春隣少し光れる牛魂碑 春生 (1/11 23:49:53)
春隣手作り詩集発刊す 春生 (1/11 23:50:49)
予定帳次々埋まる春隣 春生 (1/11 23:51:44)
春隣牧に子犬を走りたる 春生 (1/11 23:53:34)
春隣リュックサックに荷物詰め 春生 (1/11 23:54:32)
春隣かかとの高き靴を履く 春生 (1/11 23:55:20)
春隣夕日に染まる富士の雪 春生 (1/11 23:56:39)
駅に友待つ時間春隣  春生(1/11 23:59:14)
春隣駅に待つ友来たりけり 春生 (1/12 00:00:50)
春隣啄木の歌口ずさみ 春生 (1/12 00:01:49)

猫髭 22句
春近し枯葉の下の黒き土 猫髭 (1/11 23:31:00)
春近しペダルを踏んで坂下り 猫髭 (1/11 23:32:08)
春近しジプシーギター聴きをれば 猫髭 (1/11 23:32:50)
春近き猫の香箱座りかな 猫髭 (1/11 23:34:30) ☆きっこ♪
春隣猫の肉球ぷにぷにと 猫髭 (1/11 23:35:24)
春まぢか納豆とマヨネーズ和へ 猫髭 (1/11 23:38:14)
明日の春母とどこかへ行きたしと 猫髭 (1/11 23:39:08)
春急ぐ犬に曳かれてよたよたと 猫髭 (1/11 23:40:36)
春隣る雑草の根のふくらんで 猫髭 (1/11 23:41:37)
春まぢか障子に映る木々の影 猫髭 (1/11 23:42:31)
春隣る昼の花火の煙かな 猫髭 (1/11 23:44:29)
春まぢかちりめんじやこの塩加減 猫髭 (1/11 23:45:39)
シェリーメイ抱きし写真や明日の春 猫髭 (1/11 23:46:34)
肩揉んでほぐれてきたる春隣 猫髭 (1/11 23:49:27)
叱られて母は空耳春隣 猫髭 (1/11 23:50:20)
三枚に下ろす白身や春近し 猫髭 (1/11 23:51:27)
酒煮きり柚子胡椒溶く春隣 猫髭 (1/11 23:52:16)
春急ぐ調べアダージョト短調 猫髭 (1/11 23:54:48)
水道の水のうまさや春隣 猫髭 (1/11 23:57:29)
それぞれの木にそれぞれの春隣 猫髭 (1/11 23:58:49) ○きっこ♪
春隣寒さのなかに懐かしさ 猫髭 (1/11 23:59:44)
春隣お疲れ様と声かけて 猫髭 (1/12 00:00:36)

撫子 22句
春近し炭酸水を飲み干して 撫子 (1/11 23:31:41)
春近しメモリの薄き哺乳瓶 撫子 (1/11 23:33:39)
膝の子の打つキーボード春近し 撫子 (1/11 23:36:27)
最後まで名乗らぬあなた春まぢか 撫子 (1/11 23:37:02)
春まぢかマジかあいつがマジなんて 撫子 (1/11 23:37:47)
春隣お母様には負けますわ 撫子 (1/11 23:38:49)
春隣る義母のレシピを盗みけり 撫子 (1/11 23:40:29)
春近しまだ一年生でゐていいよ 撫子 (1/11 23:41:52)
とりあへず自分でほめる春隣 撫子 (1/11 23:42:30)
春近し穴をゆるめるランドセル 撫子 (1/11 23:45:05)
ダッフィーとシェリーメイと春まぢかかな 撫子 (1/11 23:45:50)
靴下の穴からのぞく春となり 撫子 (1/11 23:46:36)
春まぢからじるらじられらじるとき 撫子 (1/11 23:47:32)
春ちかし母屋の井戸の薄濁り 撫子 (1/11 23:50:32)
春となりキッスでぬぐふ鼻の海苔 撫子 (1/11 23:51:54)
親方に背を押されたる春隣 撫子 (1/11 23:54:51)
ごはんつぶつくディスプレイ春となり 撫子 (1/11 23:57:10)
定位置のカフェテラスへと春まぢか 撫子 (1/11 23:58:31)
下の歯の二本ちよろつと春近し 撫子 (1/11 23:59:32)
春となりとなりにトトロ越してきて 撫子 (1/12 00:00:04)
春隣ジャスミンティーにテキーラを 撫子 (1/12 00:00:39)
春隣子らの寝息を見に戻り 撫子 (1/12 00:01:31) ○きっこ♪

眠兎 22句
春近し猫の足跡浅くなる 眠兎 (1/11 23:33:12) ○きっこ♪
露天湯に足湯ながなが春近し 眠兎 (1/11 23:34:30)
春隣ちよつぴり派手な訪問着 眠兎 (1/11 23:36:14)
母の指細くて柔く春隣 眠兎 (1/11 23:37:48)
春まぢか航空券を早割で 眠兎 (1/11 23:38:53)
春近しリフォーム終へし子供部屋 眠兎 (1/11 23:40:30)
春となり義母にたまには褒められよう 眠兎 (1/11 23:41:35)
駅近の学校近し春近し 眠兎 (1/11 23:42:36)
口笛や陶土もゆるむ春隣 眠兎 (1/11 23:43:40)
夫婦してラヂオ見直す春隣 眠兎 (1/11 23:45:49)
ミッキーのキャップが自慢春近し 眠兎 (1/11 23:46:53)
象の鼻まつすぐのびて春隣 眠兎 (1/11 23:47:40) ☆きっこ♪
新しき納豆レシピ春隣 眠兎 (1/11 23:49:26)
茅葺きに小鳥集まる春近し 眠兎 (1/11 23:51:33)
大漁の知らせ飛び交ふ春隣 眠兎 (1/11 23:52:38)
柚胡椒使い切りたる春隣 眠兎 (1/11 23:53:39)
ブータンへ寝袋もつて春隣 眠兎 (1/11 23:54:39)
春隣アロマエステに眠りけり 眠兎 (1/11 23:56:06)
三歳の髪が肩まで春まぢか 眠兎 (1/11 23:57:23)
声たかく業務連絡春まぢか 眠兎 (1/11 23:58:30)
二杯目はジャスミンティーに春隣 眠兎 (1/12 00:00:02)
もう終はり春はそこまでチャットかな 眠兎 (1/12 00:01:13)

きっこ 20句
春近しランドセルからリコーダー きっこ (1/11 23:31:41)
野良猫が我が物顔で春隣 きっこ (1/11 23:32:32)
本馬場へ馬ぞくぞくと春隣 きっこ (1/11 23:33:31)
スキップのできない子ゐて春近し きっこ (1/11 23:34:08)
春近し千鳥格子のブラウスも きっこ (1/11 23:34:54)
親指で愛を告白春隣 きっこ (1/11 23:35:53)
ブラウスのシフォンふはりと明日の春 きっこ (1/11 23:39:31)
春近し兎あふるる兎島 きっこ (1/11 23:40:33)
雲海を泳ぐイルカや春まぢか きっこ (1/11 23:41:55)
魚河岸のターレー春を急ぎけり きっこ (1/11 23:45:01)
踝にまつはる風も春近し きっこ (1/11 23:46:33)
ひらひらと干物の泳ぐ春隣 きっこ (1/11 23:47:40)
ピンヒールかつかつ春を急ぎけり きっこ (1/11 23:48:49)
体温を風に奪はれ明日の春 きっこ (1/11 23:52:50)
スカートの裾ふんづけて春隣 きっこ (1/11 23:53:57)
端末に指すべらせて春近し きっこ (1/11 23:54:48)
「魔法少女まどかマギカ」や春まぢか きっこ (1/11 23:55:50)
春近しキャットフードは業務用 きっこ (1/11 23:57:11)
消しゴムで消せない恋も春隣 きっこ (1/11 23:57:55)
春近し新春チャット句会果つ きっこ (1/11 23:59:51)

竹笛 19句
物干しに乾く雑巾春近し 竹笛 (1/11 23:34:50)
春近しとんがり屋根の風見鶏 竹笛 (1/11 23:36:00)
春近し城を訪ねてゆく歴女 竹笛 (1/11 23:38:06) ○きっこ♪
春近し味噌に混ぜたるマヨネーズ 竹笛 (1/11 23:39:03)
鎌倉に山と海あり春近し 竹笛 (1/11 23:39:39)
江ノ島の猫とたはむる春隣 竹笛 (1/11 23:41:28) ☆きっこ♪
水族館帰りのふたり春隣 竹笛 (1/11 23:41:59)
春隣屋根裏部屋に 竹笛 (1/11 23:42:42)
春を待つ屋根裏部屋にうたたねし 竹笛 (1/11 23:43:08)
ダッフィーを小脇に抱へ春隣 竹笛 (1/11 23:44:46)
同期会女子会のあり春近し 竹笛 (1/11 23:46:38)
春を待つ徹子の部屋を見てゐたる 竹笛 (1/11 23:48:14)
みづいろの車を買つて春近し 竹笛 (1/11 23:52:06)
とろとろとお粥を炊いて春隣 竹笛 (1/11 23:53:10)
明治屋のジャムをたつぷり春を待つ 竹笛 (1/11 23:54:25)
カフェに読む経済新聞春まぢか 竹笛 (1/11 23:56:11)
やつとでるシャープペンシル春近し 竹笛 (1/11 23:58:30)
春近し最終回のドラマ見て 竹笛 (1/12 00:00:06)
挨拶のことばそれぞれ春まぢか 竹笛 (1/12 00:01:45)

句念庵 16句
鯉がばと跳ねて岸辺の春近し 句念庵 (1/11 23:32:25)
禁漁池にルアーの音や春近し 句念庵 (1/11 23:33:26)
鳥居より転がる石や春近し 春近し (1/11 23:34:56) ○きっこ♪
やはらかな土に鍬いる春隣 句念庵  (1/11 23:37:17)
三%を目指す名目春近し 句念庵 (1/11 23:38:30)
野に立てば風もやさしき春隣 句念庵 (1/11 23:40:09)
庭に撒く牛糞骨糞春近し 句念庵 (1/11 23:41:06)
室見川踊る銀鱗春近し 句念庵 (1/11 23:43:12)
出船の水脈きらめいて春近し 句念庵 (1/11 23:45:17)
分団の男きびきび春近し 句念庵 (1/11 23:46:42)
壁泉の枝の滴や春近し 句念庵 (1/11 23:49:07)
素通りし行く故郷や春浅し 句念庵 (1/11 23:51:22)
隠れ屋に灯る明かりや春隣 句念庵 (1/11 23:52:30)
呆け封の観音様や春近し 句念庵 (1/11 23:54:18)
あらかぶの根がかる磯や春近し 句念庵 (1/11 23:55:39) ☆きっこ♪
干潟には蠢くものや春隣 句念庵 (1/11 23:59:53)

真知貝 15句
春近し杯重ね迷ふうち 真知貝 (1/11 23:31:11)
春近し訪ぬる日数指折りて 真知貝  (1/11 23:33:38)
盆梅のふふめる蕾春隣 真知貝 (1/11 23:34:56)
居眠りの誘惑勝てず春隣 真知貝 (1/11 23:36:39)
春隣君の隣にゐる明日 真知貝 (1/11 23:37:54) ☆きっこ♪
春近き芽を数えつつ待つ日かな 真知貝 (1/11 23:39:57)
迷ひ道はぐれ道ゆく春隣 真知貝 (1/11 23:41:35) ○きっこ♪
人ありて踊る心や春まじか 真知貝 (1/11 23:43:05)
春待ちて急ぐ支度に手の震え 真知貝 (1/11 23:46:34)
君の待つ花の知らせの春隣 真知貝 (1/11 23:48:21)
花無きも背伸びしてみる春隣 真知貝 (1/11 23:49:41)
春近し眠りにはいる人もゐて 真知貝 (1/11 23:54:21)
弁天に祈るや春の近付きぬ 真知貝 (1/11 23:55:48)
それぞれに老いの迎ゆる春隣 真知貝 (1/11 23:59:41)
春隣句会の果の別れ霜 真知貝 (1/12 00:00:50)

和子 15句
空き箱で作る小物や春近し 和子 (1/11 23:32:16)
耶蘇墓に供花いきいきと春隣 和子 (1/11 23:33:48)
けんけんの上手にできて春隣 和子 (1/11 23:35:08)
引っ越しの荷物を纏め春隣 和子 (1/11 23:36:40)
渓流に魚透き通る春隣 和子 (1/11 23:39:28)
江ノ電の木を掠めたる春隣 和子 (1/11 23:42:24) ○きっこ♪
ランドセル何度も背負ひ春隣 和子 (1/11 23:43:52)
指笛を大きく鳴らす春隣 和子 (1/11 23:45:31)
根の赤き菜を束ねゐる春隣 和子 (1/11 23:46:55)
滑りある魚の皮剥ぐ春隣 和子 (1/11 23:47:45)
スパイクを磨く少年春隣 和子 (1/11 23:49:05)
新しき家族の増えて春隣 和子 (1/11 23:50:03)
湖に鳥の集まる春隣 和子 (1/11 23:52:45)
銀色の魚炊き上ぐる春隣 和子 (1/11 23:54:53)
海に向き深き祈りや春隣 和子 (1/11 23:57:24)

灌木 13句
赤き実のなほも鮮やか春近し 灌木 (1/11 23:33:45)
春近しいつもの残念宝くじ 灌木 (1/11 23:35:21)
春隣春は軽くて胃にやさし 灌木 (1/11 23:37:51)
亡き友の啓示ぽとりと春隣 灌木 (1/11 23:39:39)
手枕でテレビに見入る春隣 灌木 (1/11 23:40:57)
立ち退きの屋台の跡に春近し 灌木 (1/11 23:42:07)
杣をゆく空に音なし春隣 灌木 (1/11 23:43:14) ○きっこ♪
最終の方向幕や春近し 灌木 (1/11 23:46:20)
春近しパズルを少し解ひてみる 灌木 (1/11 23:49:22)
圏外の詩人が来ない春隣 灌木 (1/11 23:52:06)
どこからが圏外春の隣にて 灌木 (1/11 23:53:01)
親方を圏外におく春隣 灌木 (1/11 23:56:29)
消しゴムで消せないチャット春近し 灌木 (1/11 23:59:08)

てまり 11句
点滴に明日のいのちや春を待つ てまり (1/11 23:38:18)
点滴に祈るこころや春を待つ てまり (1/11 23:43:52)
介護士の笑顔あふるる春隣 てまり (1/11 23:45:26)
ひと声に明日と言ふ日や春近し てまり (1/11 23:46:30)
明日にはあしたの風や春近し てまい (1/11 23:48:14)
クレーン車の腕よく伸びる春隣 てまり (1/11 23:50:05)
少年に戻る笑顔や春近し てまり (1/11 23:51:59)
下校子の笑顔あふるる春隣 てまり (1/11 23:53:07)
ゆるゆると水輪広ごる春隣 てまり (1/11 23:55:15) ○きっこ♪
ランドセル背負う女の子や春を待つ てまり (1/11 23:57:32)
チャット句会終わるひと日や春隣 てまり (1/12 00:02:07)

昭太郎 11句
抓みたるティッシュ羽ばたく春隣 (1/11 23:34:04)
春近し糊の利いたるエプロンも 昭太郎 (1/11 23:36:00)
乳飲子に乳の匂ひや春近し 昭太郎 (1/11 23:37:51)
魔法瓶指で押したる春隣 昭太郎 (1/11 23:39:14)
透きとほる鰈の腹子春近し 昭太郎 (1/11 23:40:54) ○きっこ♪
脱水機がうがう唸る春どなり 昭太郎 (1/11 23:43:08)
嬉しいと腹だす子犬春隣 昭太郎 (1/11 23:48:02)
春近し植物園の長き塀 昭太郎 (1/11 23:49:45)
釘箱の中の鉛筆春近し 昭太郎 (1/11 23:54:18)
春近し巻きあげて開くコンビーフ 昭太郎 (1/11 23:57:11)
消しゴムの真ん中に穴春隣 昭太郎 (1/11 23:58:54)

一作 10句
助産所の二羽の雀や春近し 一作 (1/11 23:39:24)
混み合へる郵便局や春近し 一作 (1/11 23:41:53)
石塀を積み上げてゆく春隣 一作 (1/11 23:45:06)
脱走の犬が犬追ふ春隣 一作 (1/11 23:46:52)
春近し巫女のアルバイトが好きと 一作 (1/11 23:48:16)
春近し路上駐車で良いですか 一作 (1/11 23:51:09)
自転車で大きなリュック春近し 一作  (1/11 23:53:22)
春近し発芽玄米スープなど 一作 (1/11 23:54:05)
通販で高いもの買ふ春隣 一作 (1/11 23:58:02) ○きっこ♪
春近し車のCDMP3 一作 (1/12 00:00:22)

登美子 10句
残照の波音しずか春隣 登美子 (1/11 23:33:01)
地下街の花屋色づく春隣 登美子 (1/11 23:35:47)
ライバルは嫁のマニキュア春隣 登美子 (1/11 23:38:24)
喝采はクリスマスローズ春近し 登美子 (1/11 23:42:46)
夫でなく他所に褒められ春隣 登美子 (1/11 23:46:19)
踝にレース閃く春隣 登美子 (1/11 23:48:53)
春近し女子大生のピンヒール 登美子 (1/11 23:51:12)
門川に毬のうらうら春隣 登美子 (1/11 23:53:31) ○きっこ♪
エクレアのクリームの色春まぢか 登美子 (1/11 23:58:43)
一家族それぞれ旅へ明日の春 登美子 (1/12 00:00:10)

はづき 9句
春近しおとなりさんは元気かな (1/11 23:32:20)
万歩計新しくして春近しはづき (1/11 23:34:41)
なんとなくスキップしてる春隣 はづき (1/11 23:38:49)
頬紅をすこし濃く刷き春隣 はづき (1/11 23:41:21) ☆きっこ♪
かるがもの二羽よりそつて春隣 はづき (1/11 23:47:28)
カーテンを新しくして春隣 はづき (1/11 23:53:10)
文楽座ほぼ満席や春近しはづき (1/11 23:55:17) ○きっこ♪
住大夫語りに力春近し はづき (1/11 23:59:27)
日本の隅から隅まで春隣 はづき (1/12 00:02:48)

りん子 9句
春近しむかし子供は風の子と りん子 (1/11 23:34:31)
春近しとなりの垣根をこえてきて りん子 (1/11 23:40:31)
造成地更地になりて春隣 りん子 (1/11 23:41:18)
春隣鎌倉ハムを厚切りに りん子 (1/11 23:43:32) ○きっこ♪
口笛を吹いて遊んで春近し りん子 (1/11 23:49:49)
春隣犬の首輪の外れゐて りん子 (1/11 23:50:26)
レシピ帳ひらき新妻春隣 りん子 (1/11 23:54:55)
春近し消ゴム付のボールペン りん子 (1/11 23:57:15)
春隣色は虹色恋心 りん子 (1/12 00:00:08)

河童 9句
海老天の髭をもつてる春隣 河童 (1/11 23:50:46)
鉄筆の軽ろき音あり春隣 河童 (1/11 23:50:57) ○きっこ♪
点字読む指走り出す春隣 河童 (1/11 23:51:07)
おむすびの海苔鼻につく春隣 河童 (1/11 23:51:16)
春隣けんちん汁を吹き建てり 河童 (1/11 23:51:33)
麦飯に卵ぶつかけ春隣 (1/11 23:53:08)
春近し銀座の裏の溝鼠 河童 (1/11 23:53:19)
春隣孔雀おおきな羽ひらく 河童 (1/11 23:53:31)
カンガルーぴよんぴよん跳ねる春近し 河童 (1/11 23:54:11)

廣島屋 6句
春近し月謝袋に赤い判 廣島屋 (1/11 23:33:03)
春隣部屋にゴミ箱多過ぎる 廣島屋 (1/11 23:34:45)
春近し工事現場に声はなく 廣島屋 (1/11 23:36:44)
充電のコード増えゆく春隣 廣島屋 (1/11 23:37:50)
春近しイントネーション褒められる 廣島屋 (1/11 23:39:03)
春近しGのコードを押さへつつ 廣島 (1/11 23:41:24) ○きっこ♪

狐福 3句
窓の陽をこの身に受けて春近し 狐福 (1/11 23:54:45)
春近しこの目を突きし反射光 狐福 (1/11 23:57:49)
歯を見せる笑顔が増えて春近し 狐福 (1/11 23:58:46) ○きっこ♪
 

ハイヒール新春チャット句会八「春近しの巻」時系列②

 投稿者:四季守猫之介  投稿日:2013年 3月19日(火)06時10分58秒
返信・引用 編集済
  昭太郎> 透きとほる鰈の腹子春近し 昭太郎 (1/11 23:40:54) ○きっこ♪
行司註:行司の田舎の那珂湊には「魚徳」と「角屋」という地物のいい魚や自家製のうまい干物を売る店があるのですが、彼らと死ぬ前に最後に何を食いたいかという話になると、赤次(きんきのことを那珂湊ではそう呼ぶ。和名は喜知次としても知られる、金目鯛など足元にも及ばない脂の乗りが最高で、昔は一匹百円の下魚でしたが、今は一匹一万円以上するものもあるほどの高級魚。「角屋」のおかみの干物が絶品で値段もリーズナブル)の一夜干しか柳鰈(腹子が透き通ったやつね♪)の一夜干しかで侃侃諤諤となるほどこの二匹は干物の女王様と王様で、行司の冷蔵庫にもいま「魚徳」のおやじが干した柳鰈があります♪しっとりとして腹子が橙色にうっすらと透けています。これを焦がさずに骨に火が通ったかというところで炙るのを止めると、皮はしっとりねっとりとして、めくるとはらはらと身が剥がれて、そのまま醤油をかけずに、上品な白身の旨さを味わいながら食べるのです。ああ、春近しという絶品の味ですなあ。し・あ・わ・せ♪

灌木> 手枕でテレビに見入る春隣 灌木 (1/11 23:40:57)
句念庵> 庭に撒く牛糞骨糞春近し 句念庵 (1/11 23:41:06)
りん子> 造成地更地になりて春隣 りん子 (1/11 23:41:18)

はづき> 頬紅をすこし濃く刷き春隣 はづき (1/11 23:41:21) ☆きっこ♪
行司註:「やや」は一生に一度使えばいいときっこさんが言っていましたが、主観が出過ぎて強いとのことで、ではどう言えばいいのかというと「少し」と言えばよいとのことでしたが、その教えに従った春を待つ心。お、いただきました、☆きっこ♪です。と言っても化粧は行司は不得手ですので、おあとはきっこにおまかせ♪

廣島屋> 春近しGのコードを押さへつつ 廣島 (1/11 23:41:24) ○きっこ♪
行司註:廣島屋さんはウクレレ・コンテストに出るくらいですから、これはウクレレのGのコード。ギターやマンドリンだとGマイナーは特に憂いを帯びて響きますが、ウクレレだとすこし明るい感じでしょうか。それにしても、似顔絵に紙芝居に役者にウクレレに俳句にと、まあ、多芸♪

真知貝> 迷ひ道はぐれ道ゆく春隣 真知貝 (1/11 23:41:35) ○きっこ♪
行司註:渡辺真知子の「迷い道」という素晴らしい自作曲をひさびさに思い出してしまいました。「はぐれ道」という歌もありますが、こちらはど演歌で杉良太郎の男歌(笑)ですので、この道を歩くのは久保田早紀の「異邦人」でしょうか。

眠兎> 春となり義母にたまには褒められよう 眠兎 (1/11 23:41:35)
行司註:あ、前半戦の登美子さんと撫子さんの義母シリーズの続きですね。うむ、殊勝な心がけ♪わたくしの伯母が死んだときに、日記を残していて、その最後に息子の嫁に、いろいろ尽してくれて本当にありがとうと書いてあって、彼女がそれを読んで号泣していたことを思い出します。残念ながら彼女はわたくしと同じヘビースモーカーで肺癌で十年前に亡くなりましたが、亭主は酒も煙草もやらないので未だにわたくしが煙を出すと、カミサンを持ち出してやめろよと、なんでおめえが生きててカミサンが亡くなったんだという顔をして言いますが、昨日はそのお墓の前でやめよと言われてもねえと煙草をふかしながら、彼らの娘とお参りをしてきました。
ぴのこ> ほめられぬ嫁のままにて春隣 ぴのこ (1/11 23:42:00)
行司註:ぴのこさんもまだまだ先は長い。元気なうちは元気なままでよいのです。これが年入ってかっくり来たときがあなたの出番です。介護をしていると、とんでもなく頑迷な御老人たちに出会いますが、笑顔と親切な心で接していれば必ず心を開いてくれますから。なんかホームヘルパーの仕事を行司はしているので、介護の心得みたいな話になっちゃうねえ(笑)。
撫子> とりあへず自分でほめる春隣 撫子 (1/11 23:42:30)
行司註:そうそう、その心意気。ふさぎこまない笑顔が介護の基本ですねん。老人には老人の生きてきた長い人生があります。そのことの尊厳を忘れないようにね。

猫髭> 春隣る雑草の根のふくらんで 猫髭 (1/11 23:41:37)

撫子> 春近しまだ一年生でゐていいよ 撫子 (1/11 23:41:52)
行司註:ああ、この気持はわかりますねえ。ずうっと小学生のままでいいよと思いますよ。大きくなるとだんだんカミサンに似て来て、いいんだよああいうのはひとりでも多いくらいなんだからと男は思いますから。

一作> 混み合へる郵便局や春近し 一作 (1/11 23:41:53)

きっこ> 雲海を泳ぐイルカや春まぢか きっこ (1/11 23:41:55)
竹笛> 水族館帰りのふたり春隣 竹笛 (1/11 23:41:59)
ぴのこ> 水族館イルカのポスター春隣 (1/11 23:42:46)
行司註:きっこ句はイルカの形をした雲を詠んでいるのかと思うと、「雲海」は夏の季語、「海豚」は冬の季語なので、きっこ句には夏・冬・春(晩冬の春の兆し)がてんこ盛りに見えますが、この「雲海」は山頂から見下ろした雲ではなく、雲がはるかに見える果てしない海原ととれば、イルカと「春まぢか」と季ぶくれているけど「や」で切れるから、ぎりぎりセーフという句でしょうか。ぴのこさんのは全部名詞なのでいわゆる三段切れの三名(みな) 切れの観音開きのてんこ盛り(笑)。「水族館のイルカのポスター春隣」と初五字余りとするか、「イルカのポスター」だけで水族館というのはわかるから「春隣るイルカのポスター」として座五を推敲するかですが、中七も字余り感がありますから推敲した方がいいかもね。

灌木> 立ち退きの屋台の跡に春近し 灌木 (1/11 23:42:07)
猫髭> 春まぢか障子に映る木々の影 猫髭 (1/11 23:42:31)

眠兎> 駅近の学校近し春近し 眠兎 (1/11 23:42:36)
行司註:撫子さんを真似て駄洒落句に挑戦した眠兎姐御。やはり大阪のおかんと違って下手だねえ駄洒落が。やっぱり裏部屋の怪盗裏盗りの方が上手のようで(笑)。
竹笛> 春隣屋根裏部屋に 竹笛 (1/11 23:42:42)
竹笛> 春を待つ屋根裏部屋にうたたねし 竹笛 (1/11 23:43:08)
行司註:裏部屋に竹笛さんも出没!?、と思ったらタイポでした。

登美子> 喝采はクリスマスローズ春近し 登美子 (1/11 23:42:46)
行司註:「クリスマスローズ」というのはクリスマス近くに咲く薔薇に似た花という命名だそうですが、和名は「雪起し」という優雅なもの。寒さに強く雪を起こして咲くところから。学名は「ヘレボラス(地獄)」といい、荒れた地に咲くからだそうですが、凄い学名。

真知貝> 人ありて踊る心や春まじか 真知貝 (1/11 23:43:05)
昭太郎> 脱水機がうがう唸る春どなり 昭太郎 (1/11 23:43:08)
句念庵> 室見川踊る銀鱗春近し 句念庵 (1/11 23:43:12)
春生> 春近き運動場に兎飛び (1/11 23:43:13)
灌木> 杣をゆく空に音なし春隣 灌木 (1/11 23:43:14) ○きっこ♪

ぴのこ> ほめる子はのびるのびると春隣 ぴのこ (1/11 23:43:20) ○きっこ♪
登美子> 夫でなく他所に褒められ春隣 登美子 (1/11 23:46:19)

りん子> 春隣鎌倉ハムを厚切りに りん子 (1/11 23:43:32) ○きっこ♪
行司註:前半の鎌倉シリーズの続き。鎌倉ハムは高級なのでおいしいのですが高いのでそれを厚切りにとは、りん子さん豪儀♪

眠兎> 口笛や陶土もゆるむ春隣 眠兎 (1/11 23:43:40)

てまり> 点滴に祈るこころや春を待つ てまり (1/11 23:43:52)
行司註:前半の「点滴に明日のいのちや春を待つ」を推敲しての「祈るこころ」。祈りというのは人間がとる姿勢の中で最も美しい姿のひとつですから、それは「こころ」も表わすので「こころ」を消すともっと静かな佳い句になると思います。点滴を受けることは、てまりさんにとって祈ることにひとしいのだという事実は多くの読者の心を打つでしょう。「点滴」と「祈り」と「春を待つ」がまるごと俳句になるとしたら、それらはすべててまりさんの心と体を通して生きられた事実として、てまりさんにしか詠めない生きることだけが人生の疲れを癒してくれるという真実にほかなりませんから。

和子> ランドセル何度も背負ひ春隣 和子 (1/11 23:43:52)
ぴのこ> ランドセルアフガンに送り春隣 ぴのこ (1/11 23:44:16)
撫子> 春近し穴をゆるめるランドセル 撫子 (1/11 23:45:05)
行司註:ランドセルを背負いなおす子どもにそそがれる眼差し、アフガンの子どもたちへの思い、親が子の体に合わせてランドセルの止め穴を止めやすく広げてやる、そう、この世に人間としてのルールがひとつあるとすれば、それは神とか仏とか上から偉そうに来るんじゃなくて(おいおい)、ただの親切だけでいいんじゃないかと思うんですよ。

春生> 植木鉢明日は芽を出せ春隣 (1/11 23:44:13)

猫髭> 春隣る昼の花火の煙かな 猫髭 (1/11 23:44:29)
春生> 春近き畑に煙りの立ち上る (1/11 23:45:56)

竹笛> ダッフィーを小脇ひ抱へ春隣 竹笛 (1/11 23:44:36)
竹笛> ダッフィーを小脇に抱へ春隣 竹笛 (1/11 23:44:46)
ぴのこ> ぬいぐるみ少し日に当て春隣 ぴのこ (1/11 23:45:06)
撫子> ダッフィーとシェリーメイと春まぢかかな 撫子 (1/11 23:45:50)
猫髭> シェリーメイ抱きし写真や明日の春 猫髭 (1/11 23:46:34)
眠兎> ミッキーのキャップが自慢春近し 眠兎 (1/11 23:46:53)
行司註:何でもシェリーメイという雌の熊さんの縫い包みはディズニーシーでしか売っていないとのことで人気とか。行司の知り合いの宝石商の女性は凄い特技があって、ゲームセンターに置いてあるディズニーランドでしか売っていないでっかい縫い包みをあっと言う間に獲ってくる名人で、彼女が現れるとゲーム屋が露骨に厭な顔をするというくらい根こそぎ獲ってしまう、というわけで行司も一体孫のために落としてもらいましたとさ。おや珍しく撫子おかんが字余り句詠んでるよ。

きっこ> 魚河岸のターレー春を急ぎけり きっこ (1/11 23:45:01)
行司註:「ターレー」というのは「ターレット・トラック」の略でTurretは旋回するという意味ですから正しくは「ターレ」と伸ばさない、というか英語的には伸びようがないのですが、これ朝霞製作所の登録商標で、和製英語なので「ターレー」とか「ぱたぱた」とか市場では呼ばれます。エンジンが円筒形でくるくる旋回するので小回りが効くのですが、行司も運転したことがありますが、実に難しい。アメリカの牧場で活躍する三輪のホンダのバギーと同じで、どこ行くか車に聞いてくれ(笑)。魚河岸のターレーですから、これはもうどけどけ、邪魔だ邪魔だ、活きの悪い魚みてえな目玉してとろとろしてんじゃねえよ、どきゃあがれ!と活きがいいので「春を急ぎけり」と実にうまく合いますね。技ありの一句。
猫髭> 春まぢかちりめんじやこの塩加減 猫髭 (1/11 23:45:39)
行司註:那珂湊ではちりめんじゃこがいよいよ佳境に入ります。関西だと鮊子の釘煮ですね。生姜と山椒を利かせて甘辛く煮付けた釘煮は播磨灘の初春の風物詩。関西の句友から那珂湊まで毎年送ってきます。今年もおいしい釘煮が届きました。関東と関西の風物詩です。
ぴのこ> 魚河岸のバイクの背中春近し ぴのこ (1/11 23:45:49)

春生> 春近き山寄りの風薫りたる (1/11 23:45:02)
一作> 石塀を積み上げてゆく春隣 一作 (1/11 23:45:06)
句念庵> 出船の水脈きらめいて春近し 句念庵 (1/11 23:45:17)
てまり> 介護士の笑顔あふるる春隣 てまり (1/11 23:45:26)
和子> 指笛を大きく鳴らす春隣 和子 (1/11 23:45:31)
眠兎> 夫婦してラヂオ見直す春隣 眠兎 (1/11 23:45:49)
灌木> 最終の方向幕や春近し 灌木 (1/11 23:46:20)
春生> 万物の息をひそめて春隣 (1/11 23:46:29)

てまり> ひと声に明日と言ふ日や春近し てまり (1/11 23:46:30)
てまり> 明日にはあしたの風や春近し てまい (1/11 23:48:14)
行司註:「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラの有名な最後のセリフ「After all, tomorrow is another day.」ですね♪

きっこ> 踝にまつはる風も春近し きっこ (1/11 23:46:33)
登美子> 踝にレース閃く春隣 登美子 (1/11 23:48:53)

真知貝> 春待ちて急ぐ支度に手の震え 真知貝 (1/11 23:46:34)
撫子> 靴下の穴からのぞく春となり 撫子 (1/11 23:46:36)
竹笛> 同期会女子会のあり春近し 竹笛 (1/11 23:46:38)
句念庵> 分団の男きびきび春近し 句念庵 (1/11 23:46:42)

ぴのこ> らじるらじるかけっぱなしや春隣 ぴのこ (1/11 23:46:48)
撫子> 春まぢからじるらじられらじるとき 撫子 (1/11 23:47:32)
行司註:おかんは赤ん坊をあやしているからでしょうか、今回はれろれろ言葉の語呂合わせ句が多いですね。れろれろ。

一作> 脱走の犬が犬追ふ春隣 一作 (1/11 23:46:52)
昭太郎> 嬉しいと腹だす子犬春隣 昭太郎 (1/11 23:48:02)

和子> 根の赤き菜を束ねゐる春隣 和子 (1/11 23:46:55)
はづき> かるがもの二羽よりそつて春隣 はづき (1/11 23:47:28)
春生> 春隣昔の友に遇ふ予定 (1/11 23:47:38)

きっこ> ひらひらと干物の泳ぐ春隣 きっこ (1/11 23:47:40)
和子> 滑りある魚の皮剥ぐ春隣 和子 (1/11 23:47:45)

眠兎> 象の鼻まつすぐのびて春隣 眠兎 (1/11 23:47:40) ☆きっこ♪
ぴのこ> 春近し動物園の高き塀 ぴのこ (1/11 23:48:35)

ぴのこ> ブラインド薄埃拭く春隣 ぴのこ (1/11 23:48:11)
行司註:ぴのこさんは今度は三句切れの観音開き。三句を入れ替えてゆさぶることを覚えた方がいいかもしれませんね。「薄埃拭くブラインド春隣」と初五中七を入れ替えて句跨りにすると、この句の場合は解消出来ます。

竹笛> 春を待つ徹子の部屋を見てゐたる 竹笛 (1/11 23:48:14)
一作> 春近し巫女のアルバイトが好きと 一作 (1/11 23:48:16)
真知貝> 君の待つ花の知らせの春隣 真知貝 (1/11 23:48:21)

春生> 自転車を磨いてゐる子春隣 (1/11 23:48:29)
和子> スパイクを磨く少年春隣 和子 (1/11 23:49:05)

きっこ> ピンヒールかつかつ春を急ぎけり きっこ (1/11 23:48:49)
登美子> 春近し女子大生のピンヒール 登美子 (1/11 23:51:12)

ぴのこ> 鈍行の旅計画や春隣 ぴのこ (1/11 23:49:06)
句念庵> 壁泉の枝の滴や春近し 句念庵 (1/11 23:49:07)

灌木> 春近しパズルを少し解ひてみる 灌木 (1/11 23:49:22)
行司註:いちいち旧仮名の表記間違いは指摘しませんが、「解ひて」は入歯を外した猫髭どんのようで笑えるので訂正して置きましょう。ふがふが。「解いて」はカ行五段活用の動詞「解く」の連用形である「解き」のイ音便形に、接続助詞「て」が付いた形ですので、イ音便にしなければ「解きて」になります。そのイ音便なので「解いて」というわけです。

眠兎> 新しき納豆レシピ春隣 眠兎 (1/11 23:49:26)
ぴのこ> あえもののレシピさがして春隣 ぴのこ (1/11 23:51:55)
りん子> レシピ帳ひらき新妻春隣 りん子 (1/11 23:54:55)
行司註:芭蕉は「季節の一つも探り出したらんは後世によき賜と也」(『去来抄』)と述べて新しい季語の開拓を奨励していますが、人の作ったレシピではなく、我が家のレシピを創造するのも主婦の務めですぞ。と言ってもカミサンの妹がおいしいと言った納豆とアボガドの和え物は夫婦ともども別々で食べた方がおいしいという結論に達しましたので、余り突飛なレシピは舌が吃驚します。納豆とキムチを一緒に食べると最強の健康食と言うので混ぜたら面倒臭くないとやったことがありますが、これも別々に食べないと恐ろしい味になりましたなあ。

猫髭> 肩揉んでほぐれてきたる春隣 猫髭 (1/11 23:49:27)
真知貝> 花無きも背伸びしてみる春隣 真知貝 (1/11 23:49:41)
昭太郎> 春近し植物園の長き塀 昭太郎 (1/11 23:49:45)
りん子> 口笛を吹いて遊んで春近し りん子 (1/11 23:49:49)

春生> 春隣少し光れる牛魂碑 (1/11 23:49:53)
行司註:「牛魂碑」とは牛のお墓で酪農家が供養のために建てます。口蹄疫対策で大量の牛を屠殺せざるを得なかった長岡では、牛魂碑に「おじ(牛の愛称)おじ 皆んないい牛だった。生れ変わって今一度 山古志に元気をください。ご冥福をお祈りします」と刻まれているそうですが、牛にしてみればまた食われるために殺されるのですから生まれたくないでしょうね。屠殺するのは可哀相で食うために殺すのはそうではないというのも変なの。

和子> 新しき家族の増えて春隣 和子 (1/11 23:50:03)
てまり> クレーン車の腕よく伸びる春隣 てまり (1/11 23:50:05)
ぴのこ> 職安はハローワークや春隣 ぴのこ (1/11 23:50:11)

猫髭> 叱られて母は空耳春隣 猫髭 (1/11 23:50:20)
行司註:「叱られて目をつぶる猫春隣 久保田万太郎」を踏まえた句。

りん子> 春隣犬の首輪の外れゐて りん子 (1/11 23:50:26)
撫子> 春ちかし母屋の井戸の薄濁り 撫子 (1/11 23:50:32)
河童> 海老天の髭をもつてる春隣 河童 (1/11 23:50:46)

春生> 春隣手作り詩集発刊す (1/11 23:50:49)
河童> 鉄筆の軽ろき音あり春隣 河童 (1/11 23:50:57) ○きっこ♪
行司註:懐かしいですね、謄写版。昔はみんな謄写版で手作り詩集や句集や歌集を出したものでした。いまじゃ猫も杓子も十年やったから記念にと気軽に出版しますね。芭蕉・蕪村・一茶の神様仏様地蔵様トリオは生前句集を出すことは恥で句集とは弟子たちが編むものだという志を持ち死ぬまで推敲したのと比べると隔世の感があります。猫も杓子もと言いますが、猫髭どんは猫髭句集を出すの?と聞けば出さないとの事、おお、先人に倣ってと感心すると、いや、先人はいるが先立つ物が無い。

河童> 点字読む指走り出す春隣 河童 (1/11 23:51:07)
行司註:これも河童さんにしか詠めない句ですね。わたくしも駅の手すりなどにある点字を目を瞑って触ってみましたが、全くわからない。五感というのは手で読むことが出来るほどに高められると感心します。

一作> 春近し路上駐車で良いですか 一作 (1/11 23:51:09)
行司註:行司は日産のマーチですが、路上駐車は田舎は広いから構いませんが、都会ではきちんと駐車場に停めます。街中で高価な外車のベンツとかBMWとかアルファが路上駐車してると貧乏臭いので、硬貨のぎざぎざでボディーにギーッと引っ掻き傷を作って差し上げております。やくざの車は怖いので小便を引っ掛けます(笑)。一作さんは尋ねるくらいですから国民的国産車の年期物ですな。少しならよろしいですよ。

河童> おむすびの海苔鼻につく春隣 河童 (1/11 23:51:16)
撫子> 春となりキッスでぬぐふ鼻の海苔 撫子 (1/11 23:51:54)
行司註:海苔は春の季語ですが、一年中ある缶詰の海苔だということはわかりますので、そこまでやいのやいの言うことはないでしょう。ましてや撫子句のキッスのお相手は可愛い我が子、着ぶくれだと騒ぐほうが野暮というもの。

句念庵> 素通りし行く故郷や春浅し 句念庵 (1/11 23:51:22)
猫髭> 三枚に下ろす白身や春近し 猫髭 (1/11 23:51:27)
眠兎> 茅葺きに小鳥集まる春近し 眠兎 (1/11 23:51:33)

河童> 春隣けんちん汁を吹き建てり 河童 (1/11 23:51:33)
行司註:これは「吹き立てり」のタイポでしょうね。音声は同じだから目が御不自由だとこれは是非ない。

春生> 予定帳次々埋まる春隣 (1/11 23:51:44)
てまり> 少年に戻る笑顔や春近し てまり (1/11 23:51:59)
竹笛> みづいろの車を買つて春近し 竹笛 (1/11 23:52:06)

灌木> 圏外の詩人が来ない春隣 灌木 (1/11 23:52:06)
行司註:「圏外の詩人」とは携帯電話俳句の先駆者鈴木親方に対する挨拶句。用事があって来られなかったのでしょう、行司も残念です。
灌木> どこからが圏外春の隣にて 灌木 (1/11 23:53:01)
撫子> 親方に背を押されたる春隣 撫子 (1/11 23:54:51)
行司註:はい、親方が出て来ましたね、やっぱり♪
灌木> 親方を圏外におく春隣 灌木 (1/11 23:56:29)

猫髭> 酒煮きり柚子胡椒溶く春隣 猫髭 (1/11 23:52:16)
眠兎> 柚胡椒使い切りたる春隣 眠兎 (1/11 23:53:39)
行司註:柚子胡椒は酒で煮切って冷まして白身魚に山葵醤油の代わりに使うとオツな味になりますよ♪また鍋なんかもチャンコ鍋も含めていつもポン酢ばかりじゃなくて柚子胡椒を溶いて食べるとおいしいですよ♪

句念庵> 隠れ屋に灯る明かりや春隣 句念庵 (1/11 23:52:30)
眠兎> 大漁の知らせ飛び交ふ春隣 眠兎 (1/11 23:52:38)
和子> 湖に鳥の集まる春隣 和子 (1/11 23:52:45)
きっこ> 体温を風に奪はれ明日の春 きっこ (1/11 23:52:50)
てまり> 下校子の笑顔あふるる春隣 てまり (1/11 23:53:07)

河童> 麦飯に卵ぶつかけ春隣 (1/11 23:53:08)
竹笛> とろとろとお粥を炊いて春隣 竹笛 (1/11 23:53:10)
行司註:どちらも日本人の琴線に触れる基本食ですね。日本人の胃袋はパンや肉やミルクを消化出来る仕組じゃないので生活習慣病や癌になりやすい。一汁一菜に干物や梅干や納豆や生卵に豆腐で養われるのよ島国根性は。
一作> 春近し発芽玄米スープなど 一作 (1/11 23:54:05)
行司註:お、命のスープですね。玄米をからからに鍋で炒るのが手間はかかりますが、これを梅干と煮出したスープはなかなか。

はづき> カーテンを新しくして春隣 はづき (1/11 23:53:10)

和子> 単線の (1/11 23:53:14)

河童> 春近し銀座の裏の溝鼠 河童 (1/11 23:53:19)
一作> 自転車で大きなリュック春近し 一作  (1/11 23:53:22)
河童> 春隣孔雀おおきな羽ひらく 河童 (1/11 23:53:31)
登美子> 門川に毬のうらうら春隣 登美子 (1/11 23:53:31) ○きっこ♪

春生> 春隣牧に子犬を走りたる (1/11 23:53:34)
行司註:なんか助詞が変ですね。「子犬の」でしょうね。「子犬を」だと座五を「放したる」としないとおかしいので。

きっこ> スカートの裾ふんづけて春隣 きっこ (1/11 23:53:57)
ぴのこ> 探鳥会水筒詰めて春隣 ぴのこ (1/11 23:54:01)
河童> カンガルーぴよんぴよん跳ねる春近し 河童 (1/11 23:54:11)
昭太郎> 釘箱の中の鉛筆春近し 昭太郎 (1/11 23:54:18)

句念庵> 呆け封の観音様や春近し 句念庵 (1/11 23:54:18)
行司註:「呆け封の観音様」とはお参りすると呆け防止の御利益があるという観音様で、最近は癌封とかもあるらしい。粗忽封じの観音様はないのかな?

真知貝> 春近し眠りにはいる人もゐて 真知貝 (1/11 23:54:21)
竹笛> 明治屋のジャムをたつぷり春を待つ 竹笛 (1/11 23:54:25)
春生> 春隣リュックサックに荷物詰め (1/11 23:54:32)
眠兎> ブータンへ寝袋もつて春隣 眠兎 (1/11 23:54:39)
狐福> 窓の陽をこの身に受けて春近し 狐福 (1/11 23:54:45)
猫髭> 春急ぐ調べアダージョト短調 猫髭 (1/11 23:54:48)

きっこ> 端末に指すべらせて春近し きっこ (1/11 23:54:48)
行司註:「端末(terminal)」とはコンピュータ用語で「端末機器」の略称であり、パソコンの出現以前は、センターにある(ホストと言います)のコンピュータとネットワークでつながる末端のテレビ(ディスプレイと言います)とキーボードとプリンターのセットを言いました。パソコンのようにワープロやインターネットは昔は出来なかったので、ただ表示するだけでしたのでダム端(dumb terminal)と言いました。ダムは無口なとかのろまとかいう意味です。電話注文なんかでキーボード叩いてお客さんの注文を打ち込んでいる、あの装置が端末です。きっこ句の場合は端末=キーボードという感じですね。きっこさんも端末叩いてアルバイトしたことがあるんでしょう。
撫子> ごはんつぶつくディスプレイ春となり 撫子 (1/11 23:57:10)
行司註:ナディちゃんもDisplayを知っているとはオフィスレディで叩いた口ですなあ。

和子> 銀色の魚炊き上ぐる春隣 和子 (1/11 23:54:53)
てまり> ゆるゆると水輪広ごる春隣 てまり (1/11 23:55:15) ○きっこ♪
はづき> 文楽座ほぼ満席や春近しはづき (1/11 23:55:17) ○きっこ♪

春生> 春隣かかとの高き靴を履く (1/11 23:55:20)
行司註:きっこさんだったらハイヒールですが、春生さんは♂だから、なんでしょうね、野口五郎が履いてた足を長く見せるためのせこい靴(笑)。ロンドンブーツって言うのかな。

ぴのこ> マーガリンのびるトースト春隣 ぴのこ (1/11 23:55:27)

句念庵> あらかぶの根がかる磯や春近し 句念庵 (1/11 23:55:39) ☆きっこ♪
行司註:行司も釣部の部長をサラリーマン時代長いことやらされていたので釣は詳しい方ですが、「根がかる」というのは釣語では「地球を釣る」と言うように魚以外の磯や海草などに針が引っかかることを言います。竿を立てて引っ張らないと抜けません。これはあらかぶ(長崎・熊本・鹿児島ではカサゴをこう言います)を釣っていたら魚が釣れずに地球を釣っちゃたよという句になります。カサゴはでかい口でばくりと落ちてきた瞬間を狙う錘を一番下に付ける仕掛けで向う合せのガツンと来る引き味の釣が楽しめますが、底まで落すので、付いたら付きっぱなしにしておくと地球を釣りやすいのです。「根がかり」とは違い、魚が掛かったはいいが竿を立ててリールを巻くのが遅れて、魚が上らずに磯に潜ってしまって(「根に潜る」と釣語では言います)びくともしない(根に潜られたらハリスを切るしかありません)景の場合は、「あらかぶの根もぐる磯や」が釣的には正しい言い方になります。いずれにしてもカサゴではなくあらかぶという地方名の魚の名前が効いている秀句です。お、☆きっこ♪

真知貝> 弁天に祈るや春の近付きぬ 真知貝 (1/11 23:55:48)

きっこ> 「魔法少女まどかマギカ」や春まぢか きっこ (1/11 23:55:50)
ぴのこ> マギカなる一面広告春隣 ぴのこ (1/11 23:57:22)
行司註:日本テレビのアニメで、歴代三位の売上と人気を誇って数々の賞を受賞したらしいですが、行司は見たことがありませんのでパス(笑)。「ワンピース」とか「フェアリーテール」とか出版社の40%の売上をたたき出しているこの手の魔法冒険アクション漫画は、行司などは「ドラゴンボール」や「ジョジョの奇妙な冒険」を愛読した方なので(どちらも長過ぎて途中で脱落しましたが)、絵が下手で見てらんねえよ、ってなもんや三度笠(笑)。「エヴァゲリオン」はストーリーが斬新で絵もうまいしキャラクターも胸にじいんと来るので痺れますが。お子ちゃま向けの漫画はもう行司はついてゆけません。とほほ。

眠兎> 春隣アロマエステに眠りけり 眠兎 (1/11 23:56:06)

竹笛> カフェに読む経済新聞春まぢか 竹笛 (1/11 23:56:11)
行司註:竹笛さん、日経読むなんて、オジサン化してますよお。

春生> 春隣夕日に染まる富士の雪 (1/11 23:56:39)

きっこ> 春近しキャットフードは業務用 きっこ (1/11 23:57:11)
ぴのこ> なにもかも業務用なり春隣 ぴのこ (1/11 23:57:48)
眠兎> 声たかく業務連絡春まぢか 眠兎 (1/11 23:58:30)

昭太郎> 春近し巻きあげて開くコンビーフ 昭太郎 (1/11 23:57:11)

りん子> 春近し消ゴム付のボールペン りん子 (1/11 23:57:15)
きっこ> 消しゴムで消せない恋も春隣 きっこ (1/11 23:57:55)
昭太郎> 消しゴムの真ん中に穴春隣 昭太郎 (1/11 23:58:54)
灌木> 消しゴムで消せないチャット春近し 灌木 (1/11 23:59:08)
行司註:消しゴム俳句シリーズ♪

眠兎> 三歳の髪が肩まで春まぢか 眠兎 (1/11 23:57:23)

和子> 海に向き深き祈りや春隣 和子 (1/11 23:57:24)
行司註:3・11ですね。あれから二年。当事者には忘れようとしても忘れられない出来事でした。当事者ではない第三者は、その現場を生きていないので、生きていないことを忘れるも忘れないもないから、何かしてあげたいと思っても祈ることしか出来ないのは当然で、それだけでも当事者にはありがたい親切の心です。

猫髭> 水道の水のうまさや春隣 猫髭 (1/11 23:57:29)

てまり> ランドセル背負う女の子や春を待つ てまり (1/11 23:57:32)
行司註:ランドセルで子どもは見えるので言わない。女の子を詠みたいのであれば「女の子」とわかる特徴を探せばいいので「おさげ」といった男の子ではない特徴を詠めばわかります。

狐福> 春近しこの目を突きし反射光 狐福 (1/11 23:57:49)
一作> 通販で高いもの買ふ春隣 一作 (1/11 23:58:02) ○きっこ♪
竹笛> やつとでるシャープペンシル春近し 竹笛 (1/11 23:58:30)
撫子> 定位置のカフェテラスへと春まぢか 撫子 (1/11 23:58:31)
登美子> エクレアのクリームの色春まぢか 登美子 (1/11 23:58:43)
狐福> 歯を見せる笑顔が増えて春近し 狐福 (1/11 23:58:46) ○きっこ♪

猫髭> それぞれの木にそれぞれの春隣 猫髭 (1/11 23:58:49) ○きっこ♪
真知貝> それぞれに老いの迎ゆる春隣 真知貝 (1/11 23:59:41)

ぴのこ> 今晩の星見忘れて春隣 ぴのこ  (1/11 23:59:07)

春生> 駅に友待つ時間春隣 (1/11 23:59:14)
春生> 春隣駅に待つ友来たりけり (1/12 00:00:50)

はづき> 住大夫語りに力春近し はづき (1/11 23:59:27)
撫子> 下の歯の二本ちよろつと春近し 撫子 (1/11 23:59:32)

ぴのこ> 春隣猫さんからの便り待つ ぴのこ (1/11 23:59:36)
行司註:この「猫さん」はかねこねこさんのことでしょうね。金原まさ子。102歳の貴腐人で第四句集『カルナヴァル』を上木。客観写生とか有季定型とかいう俳句とは全く違う脳内俳句ですが、いやそのイマジネーションの絢爛豪華で楽しいこと、言葉のカーニヴァルです♪年齢とかこれが俳句かとか、そういうことは忘れて本当に森茉莉が生きていたら喜んでくれたろうと思わせる素晴らしい書物でした♪

猫髭> 春隣寒さのなかに懐かしさ 猫髭 (1/11 23:59:44)

きっこ> 春近し新春チャット句会果つ きっこ (1/11 23:59:51)
ぴのこ> チャット句会終えてしばしの春を待つ ぴのこ (1/11 23:59:59)
竹笛> 春近し最終回のドラマ見て 竹笛 (1/12 00:00:06)
猫髭> 春隣お疲れ様と声かけて 猫髭 (1/12 00:00:36)
真知貝> 春隣句会の果の別れ霜 真知貝 (1/12 00:00:50)
眠兎> もう終はり春はそこまでチャットかな 眠兎 (1/12 00:01:13)
撫子> 春隣子らの寝息を見に戻り 撫子 (1/12 00:01:31) ○きっこ♪
竹笛> 挨拶のことばそれぞれ春まぢか 竹笛 (1/12 00:01:45)
てまり> チャット句会終わるひと日や春隣 てまり (1/12 00:02:07)

句念庵> 干潟には蠢くものや春隣 句念庵 (1/11 23:59:53)

眠兎> 二杯目はジャスミンティーに春隣 眠兎 (1/12 00:00:02)
撫子> 春隣ジャスミンティーにテキーラを 撫子 (1/12 00:00:39)

撫子> 春となりとなりにトトロ越してきて 撫子 (1/12 00:00:04)
りん子> 春隣色は虹色恋心 りん子 (1/12 00:00:08)

きっこ> 皆さん、お疲れ様でした♪ (1/12 00:00:10)

登美子> 一家族それぞれ旅へ明日の春 登美子 (1/12 00:00:10)

一作> 春近し車のCDMP3 一作 (1/12 00:00:22)
行司註:MP3とはデジタル技術による音声データの圧縮技術で、昔はCDをレコード屋に買いに行きましたが、いまはインターネットでこのMP3形式でダウンロードして買えるので、それをパソコンでCDにコピーしたりすると車の中のCDプレイヤーで自分の好きな曲が楽しめるという仕掛けです。ために、世界中のレコード屋は倒産してしまうという凄い時代になりました。インターネットで音楽や映像が買える時代が来るとは感無量。老人ホームにもパソコンでインターネットが出来るという、いや、ほんとの話。

きっこ> 今日の句会の投句は、猫髭さんにまとめていただき、あたしが選評をして後日発表しますので、お楽しみに♪ (1/12 00:00:29)

春生> 春隣啄木の歌口ずさみ (1/12 00:01:49)

はづき> 日本の隅から隅まで春隣 はづき (1/12 00:02:48)
行司註:大団円にふさわしいはづきさんの挙句でした♪
 

ハイヒール新春チャット句会八「春近しの巻」時系列①

 投稿者:四季守猫之介  投稿日:2013年 3月18日(月)11時53分42秒
返信・引用 編集済
  きっこ> 最後のお題は「春近し」です。深夜0分まで、どんどん投句してくださいね♪ (1/11 23:30:03)
行司註:「春近し」は虚子編『新歳時記』では竪題ではなく横題(傍題)になります。「梅や椿は蕾に紅を見せ、将に動かんとする大きな美しい春垣一重に隣り合せになった、その季節なり感じなりをいうのである。春近し。」。その前には「春待つ」の季題を立て、こちらは「陰気な冬も終りに近くなって、華やかなのびのびとした楽しい春の来るのを待つ心持をいうのである。冬の終には冬を惜む情はなくて春を待つ心ばかりである。」とあり、先ず「春を待つ心ばかりである」状態で周りを見ていると「蕾が紅を見せ」ているのに気付いて、「大きな美しい春が垣一重に隣り合せになった」という季節の実際の感じを、心情と実景とで時系列に見ている立て方をしているが、他の歳時記は一緒にしている場合がある。山本健吉編『季寄せ』は「春近し」「春を待つ」「春遠し」と季語を並べて待つ心の動きとして見る。「春遠し」は「ホトトギス」系の富安風生の歳時記には載っていませんが、『新歳時記』で、虚子がキーツの詩「西風に」の有名な一節「冬来たりなば春遠からじ」を踏まえて「椿咲きその外春の遠からじ」とぬけぬけと詠んだので採用されたのでしょう。虚子だけは季語の説明てんこ盛りのような句を詠んでも許されるという役得でしょうか。

猫髭> 春近し枯葉の下の黒き土 猫髭 (1/11 23:31:00)
真知貝> 春近し杯重ね迷ふうち 真知貝 (1/11 23:31:11)
撫子> 春近し炭酸水を飲み干して 撫子 (1/11 23:31:41)

きっこ> 春近しランドセルからリコーダー きっこ (1/11 23:31:41)
行司註:この句は即興にしては余りにも見事すぎるので手帳句(事前に作っておいた句)かも。リコーダーは基本的には木製ですが、子どもたちの学習用は大量生産のプラスチック製ですね。春の歌の合奏が聞こえてくるような秀句です♪
ぴのこ> 春近し調律をまつバイオリン ぴのこ (1/11 23:32:30)
行司註:きっこさんの音楽に誘われての「調律」は見事。能く演奏する前に楽器の各音の高さや音色を正しくととのえるためにやるあれです。わたくしはクラシックが長過ぎるので苦手なのですが、その最初の調律は大好きです。あれが一番かっこいいと思うほど(笑)。弦楽器の場合は調弦と言いますので、バイオリンは調律を待って調弦するというところでしょうか。皆一緒にぎょえぎょえごーごぼーぼーやってるように見えますが、何せ交響曲をやるクラシックのコンサートというのは未だに行った事がないので順番がわからず、もしピアノや管楽器が先に調律したあとで弦楽器が調弦するというのであれば、これは佳句だと思います。能く句集には序文が付きますが、詩集では序と書くのは無粋なので「調律」と書きます。もし句集を出すなどと無謀なことを考えている人があれば(笑)、序文を乞うなら「調律」と題するとお洒落ですよ。
猫髭> 春近しジプシーギター聴きをれば 猫髭 (1/11 23:32:50)

春生> 春隣明るい色を着たくなり (1/11 23:32:02)
猫髭> 春近しペダルを踏んで坂下り 猫髭 (1/11 23:32:08)
和子> 空き箱で作る小物や春近し 和子 (1/11 23:32:16)
はづき> 春近しおとなりさんは元気かな (1/11 23:32:20)
句念庵> 鯉がばと跳ねて岸辺の春近し 句念庵 (1/11 23:32:25)
春生> 切り株の年輪いびつ春隣 (1/11 23:32:26)

きっこ> 野良猫が我が物顔で春隣 きっこ (1/11 23:32:32)
行司註:「風花」の儚さと美しさが「母」と響き合うように「春隣」とぬくいところを探しまくる「猫」がまた響き合うのです。行司が最高傑作と思う取り合わせの一句は「叱られて目をつぶる猫春隣 久保田万太郎」。初五・中七・座五で切れているので三句切れ(名詞で切れるのを三段切れ、物の名で切れるのを三名切れ:ミナギレと言います)と言う向きもありますが、そんなことはどうでもいいほど魅力的な一句だと思います。
ぴのこ> 塀越しの猫の呼ぶ声春隣 ぴのこ (1/11 23:32:59)
眠兎> 春近し猫の足跡浅くなる 眠兎 (1/11 23:33:12) ○きっこ♪
猫髭> 春近き猫の香箱座りかな 猫髭 (1/11 23:34:30) ☆きっこ♪
行司註:「香箱座り」というのは猫が猫であるための基本的な座法で、前脚を胸毛の内側へ折り曲げて、あたかも香を入れる蓋が丸く盛り上がった香箱のように腹ばいに座ります。「香箱」という言葉にすぐ反応できるかできないかで、人間の猫好き度がわかるというバロメータ的猫語です。「肉球(にくきゅう)」もそうですが、これは犬にもあるので、犬は香箱座りをすると骨折してしまいますから、猫固有の猫語としてはこちらの方が最右翼でしょう。猫の集会があると大体みな香箱座りをしています。小説にも「猫が香箱を作る」という形で能く出て来ます。と思ったら、☆きっこ♪ですね。香箱座り=猫しか出来ないので猫は蛇足なので☆は大甘ですが、最後なので行司御褒美でしょう。おありがとうございます。
猫髭> 春隣猫の肉球ぷにぷにと 猫髭 (1/11 23:35:24)
ぴのこ> 肉球のぷにぷに加減春近し ぴのこ (1/11 23:36:09)

春生> 山寺の鐘打つ音や春隣 (1/11 23:32:52)
春生> 鐘を撞く山寺の僧春隣 (1/11 23:34:21)
春生> 山寺の鐘打つ音や春隣 (1/11 23:36:21)
行司註:ごんごんがんがん鐘を突きまくる春生さんです。

登美子> 残照の波音しずか春隣 登美子 (1/11 23:33:01)
廣島屋> 春近し月謝袋に赤い判 廣島屋 (1/11 23:33:03)
句念庵> 禁漁池にルアーの音や春近し 句念庵 (1/11 23:33:26)
春生> 春隣一歩踏み出す一歳児 (1/11 23:33:26) ○きっこ♪

きっこ> 本馬場へ馬ぞくぞくと春隣 きっこ (1/11 23:33:31)
行司註:きっこさんのお題の出し方は「子どもの楽器」→「猫」→「馬」→「子ども」→「服」→「恋愛」→「服の生地」→「兎」→「イルカ」→「魚河岸」というように続いて、季語と取り合わせの組み合わせを変えて行きますので、お題の出し方も勉強になります。ただ歳時記あてずっぽうに捲ってお題を出すほどつまらないものはない。主宰とか代表とか言われるには、こういう指導力がないと教え方がヘボということです。教え方がヘボでもいい句を詠めば問題ありませんが、教え方が下手で俳句も下手だと、どれだけ年季を積んでも外野席でございます。

真知貝> 春近し訪ぬる日数指折りて 真知貝  (1/11 23:33:38)

撫子> 春近しメモリの薄き哺乳瓶 撫子 (1/11 23:33:39)
行司註:メモリが目盛という漢字表記であれば実に物に語らせる俳句らしい佳句です。

灌木> 赤き実のなほも鮮やか春近し 灌木 (1/11 23:33:45)
和子> 耶蘇墓に供花いきいきと春隣 和子 (1/11 23:33:48)
春生> 春隣旅行計画着々と (1/11 23:34:01)
昭太郎> 抓みたるティッシュ羽ばたく春隣 (1/11 23:34:04)

きっこ> スキップのできない子ゐて春近し きっこ (1/11 23:34:08)
りん子> 春近しむかし子供は風の子と りん子 (1/11 23:34:31)
ぴのこ> さかあがりできなかったよ春近し ぴのこ (1/11 23:34:41)
はづき> なんとなくスキップしてる春隣 はづき (1/11 23:38:49)
行司註:「春よ来い」と歩きはじめたミヨちゃんがおんもに出たいと待っているせいか、「春近し」と「子ども」は即き過ぎて予定調和になり平凡な句になりますが、そこを「スキップのできない子」で春にはスキップができるようになるよという優しい見守りのまなざしを匂わせて「春近し」を活かしています。りん子さんの句もぴのこさんの句も読者には共感と郷愁を誘います。

ぴのこ> 春近し消しゴムの数一つ増え ぴのこ (1/11 23:34:10)
行司註:「春近し」と「消しゴム」は子どもが使いますが子どもが出ない分、面白い取り合わせで、終了間際に消しゴム俳句の応酬があります♪

眠兎> 露天湯に足湯」ながなが春近し 眠兎 (1/11 23:34:30)
はづき> 万歩計新しくして春近しはづき (1/11 23:34:41)
廣島屋> 春隣部屋にゴミ箱多過ぎる 廣島屋 (1/11 23:34:45)
竹笛> 物干しに乾く雑巾春近し 竹笛 (1/11 23:34:50)

きっこ> 春近し千鳥格子のブラウスも きっこ (1/11 23:34:54)
昭太郎> 春近し糊の利いたるエプロンも 昭太郎 (1/11 23:36:00)
行司註:俳句では「も」は最も焦点が合わなくなる腐助詞として敬遠されますが(笑)、きっこさんが意識的に使う「も」は許容される「も」ですから、昭太郎さんのように「真似し漫才田舎の乞食」(京都の囃し言葉です)でも構わないのです。そこからインスピレーションを受けて自分の句を詠むことを練習問題のようにトライすればいいのですから。「に」とすれば焦点はブラウスやエプロンに当たりますが「春近し」という「冬の終には冬を惜む情はなくて春を待つ心ばかりである」という心組とは悖るというように、助詞の勉強にもなります。

句念庵> 鳥居より転がる石や春近し 春近し (1/11 23:34:56) ○きっこ♪
行司註:参道の砂利の中に少し大きな石が足に触れたのでしょうか、石の姿ばかりでなく「音」にも春の気配を感じたという軽やかな一句で、参拝の晴れやかな心持と、飛梅もほころびかけて来たかという景まで見えるような佳句です。

真知貝> 盆梅のふふめる蕾春隣 真知貝 (1/11 23:34:56)
行司註:「春隣」には「梅や椿は蕾に紅を見せ」という季節の感じが含まれていますので、こういう句を季語の説明をしている句と言います。そうだ、全くその通りだと読者も納得するしかない句で、でもよお、それ歳時記に書いてあっぺと、歳時記丸写しにしたらアカマムシって言われておしまい。虚子は季語を解説した張本人のせいか例外扱いですが、真知貝さんが詠むと生贄扱い(笑)。歳時記は季節の標本のようなもので、それを標本ではなく活き活きとした姿にするのが俳句を詠むという行為です。これはどんなベテランにも言えることで「季語の説明になっていないかどうか」は有季定型俳句の原則ですね。俳人はランボーが揶揄した「季節の上に死滅する人々」ですから、てやんでえべらぼうめと見返してやらないとね。初学の頃「この句は説明ですね」と言われて何のことかわかりませんでしたが、「これは季語の説明ですね」という意味だったわけです。で、一生懸命見て詠むと「これは観察ですね」と言われる。「観察」と「写生」の違いとは?それは行司にも詠んでみないとわからないことですが、「説明」や「観察」を抜けるやり方だけはわかります。それは季節を生きてみることです。頭ではなく体で「季語」を経験すると、俳句の上手下手は脇へ置いておいて「季語」が動きません。「歳時記」、特に虚子が編んだ『新歳時記』は「季語」が動かない俳句のオンパレードです。自分の身の回りの季節は刻々変わりますので、散歩していて目に付いた季節の兆しを自分用の身の回りの歳時記として作ることも良いでしょう。これからは桜の季節ですが、桜の種類も季語も一杯ありますから、その中から自分の好きな種類や咲きぶりや季語を見つけて心において歩く。例えば、行司は「桜狩」という季語が好きなので、それを心において歩きます。そうしますと、するりと「桜狩」という季語が自分で抜け出て来るようにぴたりと座る景と出会う。これはその日に出会うかどうかはわからない。吟行の現場ではなくトイレに座っていたら出るかもしんない(笑)。何年もかかることもあります。でも、必ずいつかどこかで出会います。昔舟木一夫に「まだ見ぬ君を恋うる歌」というのがありましたが(古~)、「説明」や「観察」を抜けるやり方は恋人のような自分だけの好きな季語を作ることなんですよ。で、この恋人は何人作っても誰も怒りません。ああた、あたしという「侘助」があるというのに「木瓜」に浮気したでしょ!なんてえカミサンに詰め寄られることもない。別れても好きな季語でも、別れたら次の季語でもよろしいんですが、季節に恋をすることが「写生」を学び、「写生」を超える一番のやり方だと行司は思うのですよ。え、この季語はいい姿をしているねえ、どうでえ、この「落花生」という季語の胸の辺りの肉付きといい腰のくびれ具合といいよお、なんてえ言えるようになったらしめたもので、そのうち、何でえこの「炭団」てえ季語は、真っ黒けでどっちが表か裏かわかりゃしねえ、ちょっと火でもつけてやるか、あ、こっちが煙が出たから表だ、なんてえ煙草吸ってるんじゃんねえんだから、とここまで深情けになれば一人前。かどうかは、神のみぞ知る。

春生> 式場の下見ふたりで春隣 (1/11 23:35:05)
和子> けんけんの上手にできて春隣 和子 (1/11 23:35:08)

灌木> 春近しいつもの残念宝くじ 灌木 (1/11 23:35:21)
行司註:「いつもの」はいけません。春子でなくてもいいことになります。こういうのを浮気俳句と言いますな。夏子でも秋子でも冬子でもいいことになっちゃう。この浮気者、つねっちゃうよ。

ぴのこ> トランプのキングウインク春隣 ぴのこ (1/11 23:35:32)

春生> 引き継ぎの書類の整理春隣 (1/11 23:35:46)
撫子> 最後まで名乗らぬあなた春まぢか 撫子 (1/11 23:37:02)

登美子> 地下街の花屋色づく春隣 登美子 (1/11 23:35:47)
きっこ> 親指で愛を告白春隣 きっこ (1/11 23:35:53)
竹笛> 春近しとんがり屋根の風見鶏 竹笛 (1/11 23:36:00)
眠兎> 春隣ちよつぴり派手な訪問着 眠兎 (1/11 23:36:14)
撫子> 膝の子の打つキーボード春近し 撫子 (1/11 23:36:27)
真知貝> 居眠りの誘惑勝てず春隣 真知貝 (1/11 23:36:39)
和子> 引っ越しの荷物を纏め春隣 和子 (1/11 23:36:40)
廣島屋> 春近し工事現場に声はなく 廣島屋 (1/11 23:36:44)
ぴのこ> 春近し野菜ジュースの一気飲み ぴのこ (1/11 23:37:03)
句念庵> やはらかな土に鍬いる春隣 句念庵  (1/11 23:37:17)

撫子> 春まぢかマジかあいつがマジなんて 撫子 (1/11 23:37:47)
行司註:最後の御題のせいか、「春近し」が詠み易いのか、皆さん順調に「姿のよろしい」句を御詠みになっており、なかなか行司が突っ込める隙がない句が少のうございますが、大阪のおかんが語呂合わせ句を、へっへっ。あほ。

眠兎> 母の指細くて柔く春隣 眠兎 (1/11 23:37:48)

廣島屋> 充電のコード増えゆく春隣 廣島屋 (1/11 23:37:50)
行司註:俳人はコードとか紐とかホースとか縄とか長いものを詠むのが好きで、針の穴やボタンの穴やポケットの穴やドーナッツの穴と並んで行司には不思議でしょうがないのですが(どこが面白いんだか)、この「充電のコード」は現代的で面白いですね。携帯電話とか、最近はやたらと携帯用の機器が増えて充電機器が増えまくっていますから。

灌木> 春隣春は軽くて胃にやさし 灌木 (1/11 23:37:51)
行司註:じゃあ何かい、おまえさんは夏や秋や冬は胃にもたれるって言いなさるのかい、って突込みが出そう(出してるじゃねえか)。

昭太郎> 乳飲子に乳の匂ひや春近し 昭太郎 (1/11 23:37:51)

真知貝> 春隣君の隣にゐる明日 真知貝 (1/11 23:37:54) ☆きっこ♪
行司註:「魚は氷に上りて君とゐる不思議 遠藤千鶴羽」を思い出しました。「不思議」にしても「明日」にしても幸せにしてくれますが、それは「君」と呼べる相手がいればこそ。その相手が恋人であれ糟糠の何とかであれ(笑)、かすがいの子どもであれ、大切な人であることには変わらない。読む人が心に思い浮かべれば良いので、「春隣」という春のきざしの季題なればこそ。見事に☆きっこ♪。

竹笛> 春近し城を訪ねてゆく歴女 竹笛 (1/11 23:38:06) ○きっこ♪
行司註:歴女(れきじょ)とは戦国時代の武将などに関心をもち、時代小説や史跡めぐりを好む女性のこと。出会ったことはありませんが、まさか辞書に載るほど(大辞泉)有名になっているとは。

ぴのこ> 連載の気になる漫画春隣 ぴのこ (1/11 23:38:10)
行司註:連載の漫画は春あたりに大団円を迎えることが多そうという気になる句ですね。漫画はわたくしも子どもの頃から未だに読んでおりますが、世の中知るには漫画が一番。テレビやニュースを見るより一番ビビットに時代を感じさせます。

猫髭> 春まぢか納豆とマヨネーズ和へ 猫髭 (1/11 23:38:14)
竹笛> 春近し味噌に混ぜたるマヨネーズ 竹笛 (1/11 23:39:03)
行司註:猫どんの句は千葉の料理で、菜の花はこの季節の千葉の名産ですが、普通はさっと茹でた奴を鰹節をかけて醤油で食べますが、千葉では碾き割り納豆とマヨネーズを混ぜて練り辛子を醤油で溶いて食べます。これが菜の花のほのかな苦みとよく合うのです。これに反応したのが千葉産の竹笛さん、って千葉産かどうかはわかりませんが千葉にお住まいなので御存知なのでしょうが、味噌とマヨネーズは知りませんでした。しかし、これはいろいろと楽しめる和洋折衷の和え物を楽しめそう♪

てまり> 点滴に明日のいのちや春を待つ てまり (1/11 23:38:18)
行司註:いわゆる療養俳句とか境涯俳句と言われるものですが、どっちが自宅かわからないほど病院と長年行き来しているてまりさんが詠むとぎょっとするので、やはり「明日のいのちや」はナマ過ぎますね。「点滴」だけで尋常ではないことは充分わかるので、中七はさらっと詠んだ方が読者の負担が減ります。医療は治療として治すことも痛みを和らげることも出来ますが、俳句はそういう力はありませんが、ささやかですがいつも癒すことは出来ます。「いのち」という言葉を使わずに「いのち」を詠むのがてまりさんにしか詠めない俳句になると思いますよ。

春生> 春近き川に魚を放流す (1/11 23:38:19)

登美子> ライバルは嫁のマニキュア春隣 登美子 (1/11 23:38:24)
撫子> 春隣お母様には負けますわ 撫子 (1/11 23:38:49)
撫子> 春隣る義母のレシピを盗みけり 撫子 (1/11 23:40:29)

句念庵> 三%を目指す名目春近し 句念庵 (1/11 23:38:30)
行司註:なんでしょうね、この「三%」?GDPという時事俳句でしょうか?

ぴのこ> アカデミー賞の行方や春隣 ぴのこ (1/11 23:38:42)
行司註:「アルゴ」が受賞しましたね。アカデミー賞は外国アカデミー賞は面白いけどアメリカのはなんだかなあと疑問符がつくものが多かったのですが、どうでしょうか、行司はあのど駄作「パール・ハーバー」の監督だから映画館では見る気がしませんが(笑)。

眠兎> 春まぢか航空券を早割で 眠兎 (1/11 23:38:53)
ぴのこ> 深夜バス早割りなのよ春隣 ぴのこ (1/11 23:39:22)

廣島屋> 春近しイントネーション褒められる 廣島屋 (1/11 23:39:03)
猫髭> 明日の春母とどこかへ行きたしと 猫髭 (1/11 23:39:08)
昭太郎> 魔法瓶指で押したる春隣 昭太郎 (1/11 23:39:14)
一作> 助産所の二羽の雀や春近し 一作 (1/11 23:39:24)
和子> 渓流に魚透き通る春隣 和子 (1/11 23:39:28)
きっこ> ブラウスのシフォンふはりと明日の春 きっこ (1/11 23:39:31)
灌木> 亡き友の啓示ぽとりと春隣 灌木 (1/11 23:39:39)

竹笛> 鎌倉に山と海あり春近し 竹笛 (1/11 23:39:39)
ぴのこ> 隣から鎌倉カスター春隣 ぴのこ (1/11 23:40:36)
春生> 江の電の大きく曲る春近し (1/11 23:41:12)
竹笛> 江ノ島の猫とたはむる春隣 竹笛 (1/11 23:41:28) ☆きっこ♪
和子> 江ノ電の木を掠めたる春隣 和子 (1/11 23:42:24) ○きっこ♪
行司註:「江の電」と「江ノ島」と「江ノ電」といろいろな表記があり、辞書によっては「大辞林」が「江ノ島」表記で「大辞泉」が「江の島」表記と違いがあり、一体どっちが正しいのか迷うところです。これは昭和44年に藤沢市が「江の島」地名に統一するよう指導してから島は「江の島」表記、電車の方は長い歴史があるので、そのまま「江ノ電」表記となっています。江の島に行くと「江ノ島」表記の古い記念碑が建っているので間違いではないのですが、表記統一という流れの中では「江の島」ですね。春生句は「江ノ電」に、竹笛句は「江の島」に表記を変えた方がいいでしょう。ヨットハーバーのそばの公園には沢山の猫がおり、名物になっています。人なっつこいので野良とは思えませんが皆捨て猫です。

真知貝> 春近き芽を数えつつ待つ日かな 真知貝 (1/11 23:39:57)

春生> 春近し山に子犬の遊びたる (1/11 23:40:03)
猫髭> 春急ぐ犬に曳かれてよたよたと 猫髭 (1/11 23:40:36)

句念庵> 野に立てば風もやさしき春隣 句念庵 (1/11 23:40:09)
眠兎> 春近しリフォーム終へし子供部屋 眠兎 (1/11 23:40:30)
りん子> 春近しとなりの垣根をこえてきて りん子 (1/11 23:40:31)

きっこ> 春近し兎あふるる兎島 きっこ (1/11 23:40:33)
行司註:検索したところ、「兎島」とは広島県の沖、瀬戸内に浮かぶ周囲4km程の小島、大久野島のこと。第二次大戦中、この島には日本軍の毒ガス工場があった。島全体が今は国民休暇村になっていてアナウサギたちが繁殖していることで有名とのこと。恐ろしい毒ガスという背景を知るとまた句の兎が平和の象徴のようにも見えてきます。
 

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