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(6月6日の読売新聞 石川県版 原文)
CATV加入など新たな負担も
県内の山間部などで共同受信アンテナを使っているテレビの難視聴地域327か所のうち9割以上で、2011年7月の地上デジタル放送(地デジ)への移行のめどが立ったことがわかった。ただ、地デジ対応で発生する費用は基本的に住民持ちで、ケーブルテレビ(CATV)に加入したり、共同受信アンテナを建て替えたりするなど、新たな負担が必要になるケースもあるという。
総務省によると、3月末現在、県内の難視聴地域327か所のうち、アンテナ建て替えやCATVへの移行などで、77か所で対応済み。今後もほとんどの地域で対応が進み、めどが立たないのは11か所にとどまるという。
北陸総合通信局の試算では、完全移行までに地デジを見る環境が整わないのは最大で10世帯に抑えられ、これらの世帯については衛星を使った受信への切り替えを検討中だという。
県内の難視聴地域のデジタル化移行が比較的順調な理由について、同局は「県内全世帯の98・68%というCATVのサービス提供可能エリアの広さ」と分析する。
サービス提供可能エリアなら、CATVに加入することで地デジの視聴は可能だが、新たに月々の利用料がかかる。
小松市のCATV「テレビ小松」では、最も安いプランでも月額2100円かかる。総務省は昨年12月、各ケーブルテレビ会社に「多チャンネルを省いた安価なプランを用意してほしい」と要請する文書を送ったが、テレビ小松は「採算面から難しい」と回答したという。
CATV加入以外にも、デジタル対応の共同受信アンテナに建て替えれば視聴可能だが、アンテナ1か所につき200〜300万円かかり、世帯数にもよるが、20〜30世帯なら、1世帯あたりの負担は10万円以上になることもあるという。
小松市は難視聴地域の約450世帯分について、市の光ケーブルを使う案と、CATVのエリア拡大の2案を検討しているが、光ケーブルは、各家庭までの延伸料で数万円の自己負担が必要になる。
同市は「早めに結論を出したい」とする一方、「光ケーブルもCATVのエリア拡大も、市の財政負担が大きい。地デジ移行は国の施策なのに……」とこぼしている。
テレビ小松:http://www.tvk.ne.jp/p01_cable02.html
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